国内ロードレースの賞金額は少ない! 賞金王で億万長者はむりだ?

前に興味本位で自転車競技の賞金額を調べました。最高はツールドフランスの3億円です。1日開催のワンデーレースの最高はKEIRINグランプリの1億円です。

 

で、この二つはぱっぱて出て来ますが、そのほかのレースの賞金額の詳細が霧の中です。全日本自転車競技連盟のページをくまなく見ても、それらしい記述を発見できません。

 

すこし気合を入れて、国内レースにしぼって、賞金額を調べます。このマイナープロスポーツのお金事情の実態はどんなものでしょうか?

 

ロードレースのお金事情

 

ところで、自転車競技は慢性的に不景気です。18のワールドチームの顔触れは毎年のようにころころ様変わりしますし、チーム名はかんむりスポンサーの都合で二転三転します。

 

2017年の黄信号はキャノンデールドラパック、2018年の黄信号はBMCレーシングでしたが、ぎりぎりでスポンサーを見つけて、首の皮をつなぎました。

 

プロチームの年間予算は20億

 

SKYをスポンサーに持つTEAM SKYの安定力が目立ちます。チームの強さ=マネーの多さです。プロスポーツは銭ですよ、銭。

 

SKYの年間予算は40憶ちょいで、横浜Fマリノスとかの国内メジャープロスポーツの予算とどっこいです。プロチームの平均はざっと20億ですね。

 

アメリカ4大スポーツのアメフト、ベースボール、バスケ、ホッケーの平均よりぜんぜん下です。ヨーロッパのサッカーチームよりもぜんぜん下です。

 

もっとも金を食いそうなF1のトップチームの予算が500-600億円です。つまり、F1のメルセデスやフェラーリの年間予算でロードの一軍18チームをまるっと召し抱えられます。

 

F1の観戦者数とロードレースの観戦者数はにたりよったりだてはなしがあります。だのに、金は十倍です。格差がきわだちます。

 

プロロードレーサーの給料

 

プロのロードレーサーの給料は世界の自転車競技を統括するUCIの規定で決まります。ワールドチームの所属選手が最低36300ユーロ、プロコンチームが3万250ユーロです。

 

日本円換算でざっと500万、400万てところです。これがベースの給料です。月30-40万円です。サラリーマンや公務員みたいな額です。

 

クリフル、サガンクラスのトップのスター選手の年収は5-7億円です。クリフルはツール3連覇、サガンは世界選手権3連覇です。歴史的偉人だ。

 

でも、ほかのスポーツと比べると、格差を感じずにいられません。F1のトップ選手のルイス・ハミルトンの年収は50億円ほどです。10倍。

 

とりあえず、ロードレースにはマネーはじゃぶじゃぶ流れて来ません。自転車チームの運営はほんとに自転車操業です。

 

国内の有名選手の給料は?

 

国内トッププロ選手の給料はさだかではありません。が、かんたんな算出法があります。海外トップの年収/10=国内トップの年収です。5000万くらいだあ?

 

世界各国に転戦して、ばけものみたいな外国人選手とやりあって、5000万ぽっちしかもらえません。国内で見知った相手とやりあいながら競輪で1億を稼ぐ方が得策です。

 

セミプロのような実業団のような

 

ところで、国内のロードレースにはプロがあります。JPT、ジャパンプロツアーです。宇都宮ブリッツェンとかTEAM UKYOとかです。これが20チームちょいです。

 

セカンドのPが10チーム、以下アマチュアの草チームがカテゴリE3まであります。いわゆる実業団選手はJFT登録になります。

 

で、ざっとプロアマ含めた登録選手は3000名ぐらいです。す、すくない~。多分、高校大学の自転車部を含めても、選手は4000人を超えません。ザ・マイナースポーツです。

 

国内のサッカーの登録選手が90万、高校球児が15万です。自転車競技者のすくなさの理由は明快です。機材に金がかかる。準備がたいへんだ。

 

人が集まらないところには金が集まりません。不人気 is 不景気。おかげで国内ロードのプロの実態は会社勤めのセミプロみたいなものです。兼業レーサーですか。

 

そもそも国内の所属のトッププロの顔と名前がとっさに出てきません。Youtuberのけんたさん、Twitterのつむり、ブログのFJTの方がぜんぜん有名です。

 

頭の中にとっさに出てくる有名選手は中野、長塚、橋本聖子・・・以上です。やはり、なにがしかの色付きのメダルが出ないと、知名度ははかどりません。

 

国内レースの賞金

 

神さまに天下無敵のスタミナと豪脚を与えられたとしましょう。ロードレースで荒稼ぎするぞ! て意気込んで、なんぼのマネーを稼げましょうか?

 

で、主要な大会の概要をあれこれ見ますけど、賞金の項目をなかなか見つけられません。ふるいやつから新しいやつまで手当たり次第にかきあつめて、ようやく特集できます。

 

それから、シクロワイヤードの検索で「賞金」ていれると、そこそこの表彰台写真をおがめます。10-20万前後が相場のようです。

 

  • Ready Go JAPANトロフィー・ウィメンズロードレース2015:10万円
  • 2013 TOJ:300万円→900万円!? 1ステージ20万くらい
  • ツールドいくちじま:TT15万、ロード30万
  • ツールドおきなわ2014:100万
  • 東京マラソン2018:1100万

 

ロードレースにフル参戦して、総なめにしても、せいぜい1000万しか稼げません。競輪かマラソンでがんばりましょう・・・てことになります。

 

国内自転車協会のトップは例のみんな大好き橋本聖子さまです。競輪畑、トラック畑だ。競輪の存在が国内ではでかすぎる。

 

競輪選手は議員になれます。競輪は公営競技です。おかみとの距離は密です。はて、ロードレーサーはどうでしょうか? 議員になれる? 競輪選手のが優先的でしょう。

 

とどのつまり、ロードレーサーはつぶしがきかない。

 

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