能勢町は大阪府の最北端のエリアです。北のはては兵庫県の篠山や京都府の南丹に接します。いなかっぷりは府の南のはての金剛山のふもとの千早赤阪村と良い勝負です。
うちから野間行きのコースはシンプルです。猪名川サイクルロード、173号線、477号線が最短です。このルートはオールOKです。めあてはご神木とパンです。
能勢ポタ、野間の大けやきへGO
で、猪名川サイクルロードをすっとばして、池田と川西のあいだの呉服橋まで一気にファストトラベルします。びゅーん!
五月山のきわきわを北上して、ジャパンの分岐で左折します。
![ジャパン前を左折](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/e835fc947a7aa1cfec8624d9d179943d.jpg)
まあ、どちらへ行っても山の上で合流できますけど。ジャパン直進コースは途中で止々呂美の新名神のインターチェンジにぶつかります。
ここがヒトクセです。下道の通り方がよく分からない。
ジャンクションとインターチェンジはチャリンコ泣かせです。いつのまにか高速道路の料金所にまよいこむのは自転車乗りあるあるです。
てなわけで、能勢電鉄と並走して、一の鳥居駅前の交差点まで北上します。NISSANの店がめじるしです。ここは右です。
このあたりから景色が山ぽくなります。能勢カントリー倶楽部のわきはタイトです。路肩がきゅうくつで、車がブンブンです。季節柄、枯れ枝と小石がたくさんです。
能勢町はほんとにいなかです。
![ド田舎能勢町](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/6c30f1361568c920f4ea3553db000d96.jpg)
道のりはずーっとゆるいのぼりです。上下のめりはりはありません。展望はありません。店はありません。うーん、おなじ府内とは思えない。
ゆるーいながーい上りの末にしゃーっとすこし下ると、野間稲地の交差点につきます。
府内は府内ですが、距離はすでに30km弱です。神戸行き、八幡のさくらであい館行きとどっこいです。往復50kmオーバーはポタ限界を越えますねえ。
でかいぞ! 野間の大けやき
この野間のシンボルが大けやきです。むしろ、ほかにはランドマークがぜんぜんありません。ポタ、サイクリング、ランニングの目標はこればかりです。
大けやきの近影です。しめなわが巻かれて、神格化がなされます。なんせ樹齢1000年、千才の古参です。千年前の1018年は平安時代です。
ゴッドツリーの全容です。
![野間の大けやきさん1000歳](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/691142467202939410d9ed92258d7b2a.jpg)
でけえ! マナの樹だ! 世界樹だ!
が、このそうだいな枝葉のすべては末節にすぎません。まんなかの主幹メインステムは枯れて切られちゃいました。
この大木のまわりはいこいのスポットです。自販機、トイレ、ベンチ、バイクラックがあります。そして、この数年、フクロウとアオバヅクのつがいが毎年のように来て、たまごを生みます。
そして、このゴッドツリーのマナの力と猛禽のベビーにひきつけられる自転車乗りやカメラ使いの訪問をみこむ飲食店がちょこちょこオープンします。
けやきのまんまえのたんぼのはたにそれらしき建物が見えます。
はい、薪パン日々です。バイクラック、木目調、ミニマル系シックカラー、レトロライトが天然酵母のこだわりクラフト系パンをほうふつさせます。
あいにくと訪問時間が4時過ぎです。品物はバゲットとオレンジピールのパンだけでした。それとコーラでけやきのベンチでおやつタイムします。チャリラックは竹製です。
![薪パン日々のオレンジピールパンでおやつタイム](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/8589708af41f2eecb634c69825b00374.jpg)
で、木の前の開放的なゆったりベンチです。
なんてチャリダーほいほいのスポットでしょう! はれの土日の混雑は必須です。
帰りはずっとゆるい下りです。池田までほとんど漕がずに戻れます。行きとおなじルートでうちまで帰ります。