京都の嵐山は府内の人気スポットです。平日、休日を問わず、観光客がわんさか押し寄せます。春秋には超級の混雑が必須です。
京阪奈の自転車乗りにはここは重要なスポットです。なぜなら、嵐山のランドマークの渡月橋のかいわいがサイクリングロードの起点ですから
奈良の起点の木津、大阪の起点の毛馬からの距離が片道50km弱です。+うちからの自走で往復100kmライドが可能です。
大阪側からでは途上のルートが滋賀行きとも被ります。自走ビワイチへの序曲がこの淀川サイクリングロードですね。
ただ、この黄金ルートは川に沿います。これはまっすぐではない。信号なしの快速コースではありますが、最短コースじゃありません。
最短距離は一般道経由です。クルマと一緒に走る。真の最短はJR東海道本線及び東海道新幹線沿いです。
今回、体をいたわって、淀川CRを使わず、その最短車道コースで嵐山まで行きます。距離の差は10km弱です。
嵐山へ最短コースで
今回のスタート地点は大阪府吹田市の江坂公園です。ここにはCannondale Japanの本社があります。
淀川サイクリングロードにはここから神崎川に出て、大阪市内に入りますが、一般道ではふつうに京都方面に北上します。
産業道路に出ると、すぐにでっかいアサヒビールの工場を発見します。
この道がぞくに『産業道路』です。ほんとの名前は府道14号線です。これをまーっすぐに行っても、京都市内や嵐山へたどり着けます。
が、自転車レーンはありますけど、交通量は激高です。車圧のプレッシャーがタイトです。でっかいトラックもビュンビュン通る。
この道路状況は初見さんにはちとハードでしょう。ぼくは慣れましたし、歩道、裏道を使い分けます。まあ、急ぎませんし。
とはいえ、サイクリングロードをびゅんびゅん飛ばすと、歩行者のひんしゅくを買います。スピード派はどこを走りましょう?
茨木で西国街道に
この14号線は東海道本線に並走します。車道の真の最短コースはここです。しかし、くだんのように交通量がファンタジーです。
てことで、茨木のあたりで旧街道に入ります。西国街道です。
ここは江戸時代に整備されまして、参勤交代などに使われました。下関から京都までの往時の大街道です。ごらんのように街並みが何気に歴史チックです。
北側の名神高速と南側の東海道本線の間をずっと京都まで進みます。てか、線路と高速の元ネタがこれでしょう。こっちが最短オリジナルだ、きっと。
道幅はせいぜい1-2車線です。しかし、これより広い府道14号線、国道171号線より自転車の自由度は高ポイントです。なによりでっかいトラックが来ませんし。
狭いところがこうです。
生活道路と主要幹線の中間てふんいきです。プレッシャーはあきらかに国道より下です。
ためにロード乗りの姿はちらほらあります。ガチ系の方がよく通る。多分、あちらは亀岡方面からの帰りでしょう。淀川CRを経由すると、大阪まで+10kmを食らいますから。
山崎のかぎ卯でうどんランチ
府境の山崎でスーパーへ立ち寄って、おやつタイムを取ります。と、その直後に道端にうどん屋さんを発見します。
『かぎ卯』て店です。ぼくは何度かこの道を行きますが、この店には気づきません。時刻は11時半、おなかはそこそこです。
のれんのコピーは『水無瀬のお水を使います!』てものです。このへんは水の名所です。
実際、山崎にはサントリーのウィスキー工場があります。また、水無瀬神宮の湧き水は大阪府内で唯一の日本名水百選です。
う、うまそう・・・みそ味のうどんはレアですね。
にもかかわらず、しらす丼せっとでぶっかけ冷! うどんはのどごしやで!
細身のキレのあるうどんでした。まいうーです。ゆるポタ派さんは寄ってください。バイクラックはないけど。
渡月橋へ
京都府内以降、道はずっと北向きになります。冬場の北風の逆風がこたえる!
阪急電車と沿うように長岡、桂、嵐山と来まして、駅の裏手から渡月橋へ。
人多し、カップル多し。この日はバレンタインデーだった・・・
ロードバイクお断り?!
サイクリングロードの終点の目と鼻の先には日帰り温泉があります。前に来たときにも立ち寄って、汗を流して、湯冷めして、帰りに風邪をひきました。
リベンジしましょう。アゲイン日帰り温泉! て、店先のバイクラックにフラットバーロードを置こうとしますが、奇妙な但し書きに気づきます。
はい、『クロスバイク置台』です。なぜに車種が指定だあ?! ロードバイク置台やMTB置台がほかにあるぅ?!
作成者のイメージがスポーツ自転車=クロスバイクでしょうか? まあ、ふつうにここに停めたけど。
帰りも同ルートです。往復20kmの節約大阪-嵐山サイクリングでした。