2020年4月8日に楽天UN-LIMITのSIMカードが手元に来ました。データ通信は繋がりましたが、なぜかパートナー回線になります。
電話番号は未表示でしたが、三日後に反映されました。
ちなみにAPNはこうです。
※初代iPhone SEやその他の旧式のiPhoneでやる方法が出ました!→楽天アンリミットをiPhone SE(第一世代)で使うための設定方法
また、appストアに楽天LINKのアプリが登場しました。もう簡単にiPhoneでポイントを貰えます。
今回、メイン回線のサポートとして、乗り換えまでの繋ぎとして、この楽天UN-LIMITの先着300万人一年間無料キャンペーンに申し込みしみました。
ぼくはWIMAX的な使い方を予定します。結果的には失敗しましたが・・・
おりよく2020年のソフマップの初売りでシムフリーのOPPO RENO R17 NEOを1万で入手しましたし。
このOPPO R17 NEOは楽天モバイルの推奨機種ではありません。上位互換のOPPO R17 PROは対応スマホです。さあ、行けるか?
RAKUTEN UN-LIMITの基本
まずはRauten UN-LIMITのおさらいです。これは楽天が2020年4月8日から開始するデータ使い放題系の格安プランのことです。
“UNLIMITED”の語呂の方が何となく耳と印象に残りますが、正式名称は”UN-LIMIT”です。※”Unlimited“はアマゾンの定額サービスでしたね!
楽天アンリミットのポイントです。※はバージョン2.0以降のアプデ
- 月額2980円、キャンペーンで一年間無料
- 楽天回線エリアなら使い放題(ローンチでは都市圏のみ)
- 通話がかけ放題
- 海外で月2GBまで使える
- 楽天ポイントが1倍増量
- iPhoneは推奨機種でない
- エリア外では月2GB制限 ※5GBまで緩和
- ※5GB後は最大1Mbpsで使い放題
- 一人一回線
無料キャンペーンはまだ継続中です。
事務手数料の3300円が還元されますし、ウェブ申し込みでおまけの3000ポイントが付きます。金銭面のデメリットは一年目にはありません。
問題の大部分は後述のサービスエリアと対象機種です。iPhoneで使うには一工夫が必要だ。
さらにキャンペーン端末の配送遅延で評価が分かれます。Rakuten miniが1円だったときには一ヶ月待ちが普通でした。
サービスエリアは主要都市のみ
2020年9月の現時点で楽天モバイルのサービスエリアは主要都市部に限られます。公式ページの地図を開いて、地元の関西周辺の状況を見ましょう。
濃いピンクが楽天回線エリア、薄いピンクがパートナーエリアです。大阪では楽天回線のエリアは大阪市内とその周辺区域に限られます。
うちは大阪市内からやや北にありますから、ぎりぎり濃いピンクに入ります。
※しかし、なぜか通信タイプがパートナーエリアになりました楽天モバイルから通知のメールが来ます。
うちの郵便番号は濃いピンクに入るのに! 詐欺や! エリア詐欺や!
逆に郊外、ベッドタウン、田舎、僻地住みの人は全く恩恵を受けられません。5GB縛りが確定します。
三木谷社長は2021年3月までに全国へのエリア拡大を謳います。これまでの経緯から話半分が妥当です。
地方のユーザーは2022年くらいまで気長に待ちましょう。展開の遅延は常套ですが、前倒しは稀有です。
※さらに対象外のSIMフリーandroidは通信時に弾かれるようになりました。
iPhoneは対象機種でない
楽天モバイルの商品は回線ばかりではありません。国内外のスマホがリストに並びます。
ぼくのOPPOは世界第四位のシェアを誇りますが、日本では超マイナーです。
国内の最大派閥はiPhoneです。これは楽天モバイルの動作保証には含まれません。
が、保証に含まれないものがゴニョゴニョで機能するのはガジェット界の常です。
eSIM機能を備えるiPhone XR及びXS系統は楽天モバイルに条件付きで対応します。
- 対象機種でSIMをアクティベートする
- それをiPhoneに使い回す(eSIMで設定)
一つ目の条件がなかなか難題です。iPhone単体ではSIMのアクティベートは不可能です。結果、使用も不可です。今後のiOSのアップデートが頼りです。
ちなみに最近のシムフリーのandroidスマホはほぼデュアルシムです。
eSIMすら使えない旧モデルのiPhone 6、7、8の動作レポートはほぼありません。つまり、iPhoneで楽天モバイルを使うには二つのものが必要です。
- アクティベートされた楽天モバイルのSIMカード
- XS、XR以降のiPhone
※旧iPhoneで使うハックが開発されました。ついでに楽天LINKのiPhone版アプリも登場しました。取り扱いは時間の問題です。
RAKUTEN UN-LIMIT先着キャンペーン
現時点のRAKUTEN UN-LIMITの最大の魅力はキャンペーンです。これがそのほかの微妙な部分をカモフラージュします。
キャンペーンの内容は下記の通りです。
- 一年間の基本料金2980円が無料
- 事務手数料3300円はポイント還元で相殺
- ウェブ申し込みで3000ポイント付与
手続きの手間を惜しまないなら、120GBの転送量と3000ポイントを貰えます。へんなポイントサイトよりお得ですね。
ポイントの付与の条件は『開通後にRAKUTEN LINKを利用登録すること』です。→条件が変わりました。
- 「Rakuten Link」を用いた発信で10秒以上の通話
- 「Rakuten Link」を用いたメッセージ送信の1回以上の利用
実店舗の店頭で申し込むと、3000ポイントを貰えません。ウェブの公式からやりましょう。
楽天UN-LIMITの申し込み方法
三月上旬に新プランの受付が開始されて、一時的に専用ページがパンクしました。
しかし、キャンペーンは絶賛継続中です。エリアの狭さとiPhone非対応がボトムネックでしょう。
ぼくは受付の数日後にWEBから申し込みをしました。無論、シムの発送は2020年4月8日以降になります。
ちなみに楽天スマホの端末の購入はありません。今回のお買い物はシムカードだけです。しかし、回線の購入には契約が必須です。クレカだけでは買えない。
ウェブでSIMカードを買うときの流れを以下で解説します。
WEBページから申し込む
RAKUTEN UN-LIMITは楽天モバイルの新プランです。楽天モバイルショップの店頭から加入できます。
が、キャンペーンの3000ポイントはWEB申し込みにしか付きません。つまり、実店舗で加入するメリットがとくにない。
ぼくは普通に公式ページから申し込みしました。
必要なものは
- クレジットカード
- 本人確認書類
の二点です。ポイント的には楽天カードがお得でしょう。
登録は内容の確認から始まります。
UN-LIMITプランの基本料金2980円は最初から割引されます。これは請求に乗りません。次の課金は2021年4月です。ちなみに解除料は不要です。
お次が本人確認書類のアップロードです。免許やパスポートをスマホのカメラで撮って、フォームからアップします。
ただし、運転免許証以外の証明書には補助書類が必要です。電気、ガス、水道の請求書、住民票などなど。
手数料は楽天ポイントで払える
初期費用の事務手数料は一律3300円です。これは請求書に乗ります。相殺方式は楽天ポイントの還元です。
まあ、ぼくは楽天ポイントで事務手数料を払いましたけど。アフィリエイトの報酬がちょこちょこありますから。
この3300円の事務手数料のポイントバックは開通後のRakuten Link利用登録後に楽天アカウントに反映されます。時期は4月8日~ですね。
契約者の氏名や住所を指定して、電話番号を選びます。
割り当ては070番です。新規の090、080番台はもうありません。060がそろそろお目見えするかな。
この後の発送日の指定はフェイクです。シムは4月8日から順次に発送されます。
ここから1ヶ月が過ぎて、発送連絡が来ました。業者はクロネコヤマトです。フラゲできるか?
Rakuten UN-LIMITの使用感(予定)
この記事の作成の段階ではRAKUTEN UN-LIMITのシムカードはまだ届きません。追跡番号は依然として”伝票未登録”です。
もしや、律儀に配達日指定オプションだ?! ジャンプみたいにフラゲさせて~。
4月8日以降の予定はこんなところです。
- シムフリーandroidでアクティベートできるか?
- ぎりぎりエリア内のうちの回線速度はちゃんと出るか?
- USBテザリング検証
- アップロード速度のチェック
アップロードの速度は個人的に重要です。なぜならぼくはYouTuberだから! GBクラスの動画を頻繁にYouTubeへアップロードします。
ADSL回線では上りが激重です。スマホの4G回線の方が明らかに高速だ。
でも、手持ちのイオンモバイルは4GBプランです。動画のアップロードやライブ配信だけには使えません。
Rakuten UN-LIMITのUSBテザリングにぼくの未来が掛かります。いや、そもそもアクティベートの不安がありますけど。
OPPO RENO R17 PROは対象機種ですが、R17 NEOは対象外機種です。うーん、びみょうなところだな~。
シムを受け取ったら、追加レポートをこちらに上げます。アクティベートで詰んだら泣くぞ・・・→泣いたわ
※エリアがなかなか広がりません。毎月の速度制限にしびれを切らして、ついにeo光10ギガコースを契約しました。
SMS未着! アクティベート不可! 繋がらない!
で、楽天UN-LIMITのサービス開始の当日になりました。シムは昼過ぎに届きました。早速、OPPO RENO R17 NEOに差します。
- APN→自動で出る。楽天回線用のAPNは rakuten.jp
- 4G→一瞬出るがすぐ消える。緊急通報のみ
- SMS→来ない
- 電話番号→認識されず
うーむ、当てが外れた。APNは出るが、通信系はぜんぜんダメダメです。音声もデータも繋がらない。
以降、いろいろやってみます。
- データローミングON→変化なし
- APN手動設定→変化なし
- APNを旧式のものにしてみる→変化なし
- SIM番号手動入力→変化なし
- 端末をP9LITEにしてみる→変化なし
- SIMスロットを入れ替えてみる→変化なし
- 再起動連発→変化なし
- LTE ONLY→変化なし
万策は尽きました。で、Twitterの情報では可否が半々くらいです。個人的に気掛かりな文面は「OSアップデートで行けた」ですね。
うちのOPPOのOSはAndroid 9系です。
SNSの繋がった報告を見ると、どうもSIMフリーのAndroid 10が一つの条件のようです。iOSでも行けたって報告もある。OSか?!
ちなみにもっと古いP9LITEのスマホに差すと、APN設定さえが自動で出ません。アクティベート不可の犯人はOSなのか?! →犯人は端末でした。
楽天モバイルUN-LIMIT用のAPN設定
楽天UN-LIMIT回線のAPNは既存のものと違います。SIM挿入後に自動で出てきた設定は以下の通りです。
新しいAPNポイントはrakuten.jpです。これが出ても、電波が来ない・・・ちなみにこのR17 NEOのOSは最新版です。
BAND3説も浮上しましたが、OPPO R17 NEOはFDD-LTE: Bands 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28です。うーむ・・・
一瞬繋がったときの回線速度測定
この設定の数時間後に回線が一時的につながりました。そのときの速度テストの結果はこうです。
はい、ふつうですね。爆速ではない。そして、電話番号は出ない。上り速度はこんなもんでしょうか?
しかし、この後の再起動でまた回線が飛びます。あちゃー! そこから数分放置で回線が繋がります。
アップロード速度は現状のADSLより明らかに上です。
上記のようにパートナーエリアのデータ残量のお知らせが来ましたから、この速度は楽天回線の本気ではなさそう。てか、エリア詐欺だ!
2GB消費後の速度制限は~1Mbpsです。
128Kbpsの魔から逃れられました。でも、うちは濃いピンクの中だけどな・・・
三日後に電話番号認識
解説から三日目の4月11日についに電話番号が認識されました!
でも、4G回線がまた切れました。安定感がないな~。※ここ数日、三本アンテナさえ立たないぞ!
楽天LINK認識せず
このようにデータ回線と電話番号はアクティベートされました。
でも、2GB消費後にアンテナが立たないけど・・・店舗も休みだけど・・・サポートもチャットもずっと呼び出し中だけど・・・
で、事務手数料ポイントバックとキャンペーンの3000ポイントを貰うためにはRAKUTEN LINKの登録と認証が必要です。
電話番号は自動で出ます。
が、ここから手続きが進みません。エラーが出ます。そろそろローンチから一週間が経つぞー。
楽天LINKをアクティベートしないと、6300ポイントを貰えません。もう少し待って、電凸を試みましょうか。
まあ、楽天モバイルのカスタマーサポートは永久待ちぼうけらしいですが。
大阪市内中心部で楽天モバイル回線テスト
この状況からさらに一週間が経ちました。うちのなんちゃって楽天回線エリアではOPPOさんの機嫌は変わりません。楽天LINKがアクティベートされない。
この体たらくにしびれを切らして、コロナの猛威と自粛警察の網をかいくぐり、大阪市内に出陣しました。
日時は2020年4月20日の午後です。22日からの5GBアップデートの前ですね。
大阪市中央区で楽天回線の測定
大阪市の中央区へチャリで来ました。
もちろん、この一帯は楽天回線のサービスエリアです。ここがだめならほかもだめだ。ブラウザからFAST.COMで回線速度をチェックしました。
ダウンロード60Mbps、アップロード48Mbpsです。ようやく楽天回線の本気速度が出ました。2GBの縛りもなくなります。
楽天LINKアクティベート!
そして、この楽天回線内で楽天LINKを起動すると、ようやくSMSを受け取れて、コードを自動入力できました。
やっとここまで辿り着いた! これで手数料のポイントバックとおまけの3000ポイントを貰えます。
以上の結果から公式のエリアマップが誇張表示でした。濃いピンクの実質の範囲は80%くらいでしょう。
市役所前では8Mbpsまで落ちました。しかし、速度が1Mbps制限ではありません=楽天回線ですね。
うちでこのくらいは出てくれ~。
ヤマダ電器の地下1階で楽天回線テスト
この日、動画のロケで大阪市内をぐるっと巡りますが、USJ、難波、日本橋、大阪城のいずれがガランガランの閑古鳥です。経済は終了しました。
で、商業施設も軒並み臨時休業でしたが、LABIなんばは営業中でした。トイレを借りに地下に降りて、ついでに回線テストをします。
ヤマダ電器の地下はかなり堅牢な作りです。がっつりの地下ですね。そのときの楽天モバイルの回線速度はこうなりました。
4Gアンテナが二本まで落ちて、回線速度が激減します。もしや、これはパートナー回線の1Mbpsに切り替わったか?
とにかく地下では速度が出ません。これは事前の噂の通りです。
※この時点では対象外にOPPO R17 NEOで繋がりましたが、4月末日に繋がらなくなりました。おそらく楽天側のBAN設定です。iPhoneはスルーなのに!
事務手数料キャッシュバックの可否は?
今回の楽天モバイルの事務手数料ポイントバックの反映は翌々月の下旬です。
ぼくは4月に開通して、楽天リンクをアクティベートしました。この翌々月の下旬は6月末です。
で、楽天のアカウントでポイント実績を見てみました。
2020/06/30にキャンペーンの名目で3300のポイントがあります。これが事務手数料のキャンペーンです。
2020/05/26の3300ポイントは期間限定ボーナスの還元ですね。これは6月30日で打ち切られましたが、7月10日に唐突に復活しました。
楽天モバイルの公式発表では2020年6月30日までの契約者数は100万人弱のようです。じゃ、300万人キャンペーンはまだまだ継続ですね。
※2021年春に登録者が300万人に到達しました。これで1年間無料キャンペーンは終了しましたが、3か月無料キャンペーンが新たにスタートしました。
結論・楽天アンリミットはお得!
以上がぼくの楽天アンリミットの一部始終です。
速度制限化の1Mbpsは業界最速です。ほかでこれをするのはUQモバイルくらいだ。
新規のWeb登録で楽天ポイントがあれこれ付きますから、実質的な負担額は0円です。端末もちょくちょく投げ売りされます。
さらに三木谷社長の鶴の一声でデータ1GB以下が無料になりました! ぼくはフードデリバリー専用の回線にしようかと思います。
データ1GBまで無料の楽天モバイル