フラットペダルでビンディングみたいな引き足をできるか?


自転車のペダルの大半はフラットペダルです。世間一般的にはペダル=フラットペダルです。

 

左クランクとペダル

 

これはワイドタイプの樹脂製のフラペダです。べた足の幅広のぼくの足にはこんなワイドタイプがジャストです。

 

MTBのやつは滑り止めのピン付きです。

 

ペダル取り外し

 

これはVPのアルミ製のフラッペです。ペア500gからします。おそらく下り系のレース用です。街乗りには強度と重量がややオーバーテクノロジーです。

 

これはマグネシウムとチタンスピンドルのA-ESTの軽量フラペです。

 

ペダル取り付け

 

踏み面は小ぶりです。スニーカーのソールのさきの方で乗ります。ピンはしっかりです。これをフローリングに持ち込むと、もれなくピンで床をがりっちゃいます、とほほ。

 

さらにこいつはWellgoのQRD、クイックリリースペダルです。

 

Wellgo QRD M111 クイックリリースペダル

 

シャフトがワンタッチで右側のソケットから外れます。用途から折り畳み自転車やミニベロにベストマッチします。

 

じゃあ、フラットペダル=スケートボードです。そうイメージしましょう。

 

他方の固定ペダル、ビンディングペダル、クリップレスペダルはこんなです。

 

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踏み面の中央にビンディングがあります。これを世に広めたフランスのLOOK社はもともとスノースポーツのメーカーでした。スキー板のバインディングからヒントを得て、自転車用のビンディングペダルを開発しました。

 

で、このビンディングペダルはスキー、スノボの板にあたります。単体では機能を発揮しません。はい、専用の靴が必要です。ビンディングシューズです。

 

 

この『SPD』はシマノのビンディングシステムです。クロネコヤマトの『宅急便』みたいなものです。他社のものはSPDじゃありませんが、シマノのシェアの高さからごっちゃに混同されます。

 

ロードバイク、高速MTBのジャンルではフラットペダルよりビンディングペダルが重宝されます。足をペダルに固定すれば、クランクの回転効率を上げられます。

 

とくにロードバイクは効率のスポーツです。乗車時間が長引けば、効率の良し悪しがぐんと出ます。効率/1時間x10て計算式です。ロードで10時間はふつうです。

 

固定ペダルのCONSは汎用性の低さと安全の問題です。専用シューズはスニーカーじゃありません。サッカースパイクや野球のスパイクみたいなもんです。アスファルトやコンクリの地面に向きません。

 

ことさらにロードレース用の固定シューズは自転車の上以外ではハイヒール以下の歩きにくさです。ソールはかちかち、金具の停め具がむき出しです。よちよち歩きがすでに一苦労です。

 

これは当たり前のことです。スキーのシューズやスノボのブーツではまともに歩けません。足元はがちがちです。

 

じゃあ、ビンディングペダルとビンディングシューズはニコイチの装備品です。二体のドッキングで本来の機能を発揮します。合体メカです。単体の能力はフラペとスニーカー以下です。

 

もう一つの懸念は安全の問題です。ペダルとシューズはクリートて止め具で擬似的に合体します。足をくりっとひねれば、これを外せます。逆にこの呼び動作をしないと、足をフリーにできません。

 

初心者はこれに慣れませんし、中級者もたまに外し忘れます。熟練者さえも路上のふとしたイレギュラーに気を取られれば、ぱーんと失念します。スマホ、飛び出し、疲れ、慢心などなどです。

 

とくにスマホは現代人に、チャリダーに必須のアイテムです。地図、電話、ナビ、時計、電子マネーがこのコンパクトなデバイスに詰まります。無駄を嫌うロード乗りにはゼッタイ不可欠です。

 

が、ながらスマホや不意打ちの呼び出し音は自動車、自転車、歩行者などなどの路上トラブルの最大要因です。そこにもう一つの要因、飛び出し、赤信号とかが重なると、注意力は半分以下になっちゃいます。

 

で、足くりをにわかに忘れて、足元をフリーにできず、事故や怪我をします。これがぞくに『立ちゴケ』です。ビンディングペダルの愛用者の永遠の課題です。

 

スキーやスノボの立ちゴケ=雪まみれですが、自転車の立ちゴケ=アスファルトにごっつんor自動車にぶりんです。しかも、ロード乗りは軽装です。ぺらぺらのサイクルジャージの防御力はお察しです。

 

行動範囲と狭くなり、安全性は低くなります。これがビンディングペダルの弱点です。つまり、気軽じゃありません。フォーマルです。

 

このフォーマルさ、一種の窮屈さ、形式主義、作法をポジティブに捉えられる人にはこうゆう競技用の専門機材は好ましいアイテムです。そんな人は早晩にすね毛をそっちゃいますね、ははは。

 

で、気軽さ、ゆるさ、現実志向、ストイック過ぎやスポーティ過ぎはいやだなあ、スポ根は生理的に受け付けませーん、おしゃれなカフェや良さ気なお店に寄り道しようよ~、派には不要の長物です。

 

案の定、ぼくは完全に後者です。フラットペダル派です。チャリ活、チャリ通のスタイルがビンディングペダルに合いません。上り坂で疲れれば、降りて押して歩きますし。

 

坂は続くよドコまでも

 

ふつうに繁華街にチャリを止めて、目を離して、ふらふらしちゃいますし。
チャリが心配だア? 気にしいです。鍵のごときは甘えだよ! 漢は黙ってロックフリーでパチりに行くのや!

 

OK牧場

 


フラットペダルで引き足を使えるか?

 

で、ぼくの愛機はつねにフラットペダルです。ほんの一時、ビンディングペダルを検討しますが、シューズ選びに難儀しまして、フラットペダルに落ち着きます。

 

そう、ぼくの足のタイプは典型的な幅広甲高です。26cmの4Eがベストです。ランニングシューズはスーパーワイドタイプです。

 

asics New York GT2000

 

スポーツの専用シューズのWidth、幅のバリエーションはふつうのスニーカーや運動靴より少なめです。たいがいDが基本で、3Eが限度です。

 

欧米人の足はアジア系の人種よりだんぜんに細身です。アディダス、ナイキ、コンバースはわが足にはタイトです。ニューバランス、メレル、ビルケンシュトックがせいぜいです。

 

そもそも靴下が昔から苦手です。室内では真夏から真冬まで素足で活動します。石田純一です。

 

ですから、タイトなシューズはNGです。ますますビンディングシューズが遠ざかります。サンダルタイプの固定シューズがいくつか出ますけど。

 


Shimano – SD5 サンダル

定価 12420円
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※2017/06/07 18:50:10のの価格

 

ああ、まさにこれを買おうかとしますが、値段とビジュアルで足踏みしちゃいます。べりべりサンダルはいやだなあ。バックル&ストラップ式にして~。

 

じゃあ、スニーカー+フラットペダルがぼくのチャリンコスタイルです。50km以内ではビルケンのサンダルを併用します。

 

街乗りMTBとミニベロの両方がフラットペダルです。右がMTB用、左がミニベロ用です。金属ピン付きです。

 

新旧ペダルの2ショット

 

ん? 右のAestのピンの方がちょいでかです。踏み面の面積の小ささをピンで補う形でしょうか。げんにグリップはがっちしです。ソールに食いつきます。

 

フラットペダルのペダリングは『踏み』です。基礎の基礎です。自転車に乗れる人はできます。立ちこぎをすると、より強くマッハ踏み踏み感を意識できます。

 

フラットペダル踏み足

 

一方のビンディングペダルのペダルのペダリングは『回し』です。踏みのような上から下の一方向の動きでなく、360度の円周の動きです。

 

ビンディングペダル回し

 

いずれの角度で回転のパワーを加えられます。一点勝負のフラッペの踏み足より効率重視です。とくに下から上への引き足がキモです。

 

かりにフラッペの踏み足ペダリングだけでビンディングの全周分の出力を出すなら、引き足分のロストパワーを一気に掛けなきゃなりません。一発の負荷が増えます。ヒザや間接によろしくありません。

 

これが何時間、何万回転と続くと、出力の総計が段違いになります。長時間で大きな差が出る。そう、自転車のペダリングはランニングのフォームのようなものです。

 

ランニングにもフォアフットとかべた足とかかかと接地とかのフットワークのタイプがあります。フォアフットがエルゴノミックだ、べた足のが日本人に合う、かかと接地て習ったからかかと走りで永遠に行くわ、とかの論争は尽きません。

 

フラットペダルはスケボーです。下から上のペダリングで足を引いても、ペダルを引き上げられません。過度の引き足は逆効果です。シューズのソールがペダルから離れちゃいます。

 

ピン付きのものはソールに食いつきますから、真下の6時方向からやや斜め上の7時方向まで自然に持って来れます。

 

が、8時、9時、10時、11時は完全に休憩時間です。再出勤は12時以降です。なかなかの重役出勤です、フラペダさん、ははは。

 

もしくは、フラペダ商店はふつうの町の店屋です。8時~11時は準備中です。ビンディングは24時間営業のコンビニエンスストアです。深夜帯の客足を取りこぼしません。売り上げは店屋より安定です。

 

フラペダ=スケボー、店屋

ビンディングペダル=スノボ、コンビニ

 

です。

 

自転車操業、て言葉のイメージはあきらかにビンディングペダルの印象です。休みなしにぐるぐる回す。二十四時間、戦えますか?

 

ノー、うちは戦えません。じゃあ、フラペダです。やっぱし、ペダルは『踏む』もの、そして、『削る』ものですわ。

 

とにかく、『引く』ものじゃありません。『引く』を意識しすぎると、『踏み』をおろそかにしちゃいます。回転の全体の自然さが失せます。

 

スキップを意識しすぎると軽やかにスキップできなくなります。ペダリングも同様です。『引く』→『踏む』動作のスキは数分の一秒です。意識がおっつきません。ちぐはぐになる。

 

意識過剰の引き足はただの踏みペダリングより劣ります。練習にはけっこうですが、実用にはNGですわ。

 

「踏む、引く、踏む、引く、踏む、引く、踏む、引く・・・」

 

で念頭がぐるぐる一杯一杯になります。楽しいもんじゃありません。5分とか10分とか1kmとか2kmとか制限を決めましょう。

 

動作の一部分を切り出してピックアップするより、全体の滑らかさをふわっとイメージして、フットワークしましょう。ぼく的にはそっちのが好印象です。クランクの回転がいつもより軽やかだあ? て気がすこしします、すこしね。

 

筋肉の力みはなめらかな動作の大敵ですが、意識の力みも動きのスムーズさを邪魔します。スキップですよ、スキップ。

 

まあ、引き足とか神経質にせんでも、体重かけてがしがし漕げば、ぼちぼちゴールに付きますわ。

 

ほんまのずぼらチャリダーはいちいち距離とか速度とか細かく計測しません。効率もへちまもありまへんわ。スポーツじゃないんやし。ざっくりで構いませんねん。

 

琵琶湖のほとりで朝飯だ

 

FREEDOOOOOOM!

 

で、結論は

 

「できるけど、できたところで、続かねえ。ああ、引き足や、引き足や」

 

です。

 

ぼくはビワイチのときにソフトソールのフットサルシューズで300km走りますが、土踏まずが疲れるとか、かかとが痛むとかはまったくしません。紐が甲にあたって、うっ血はしましたけど。

 

しょせん、自転車のペダリングは強度的には中負荷です。バスケやフットサルのようにターン&ダッシュの連続みたいな強負荷の時間はありません。ぜんぜんマイルドです。

 

ぼくは室内では踏み込みの内圧で親指の爪をよくやっちゃいます。もっとも熱心だったころには足の甲の内側のアーチを疲労骨折しちゃいましたし。こんな固ったい骨にヒビが行くかあ?

 

このころの鍛錬のおかげで足首から下はほとんど疲れません。これは過去の運動経験によりますが。てか、サイクリングと並行的にランニングを地味に続けますしね。

 

運動未経験者、やわい足の人、女子は柔らかいソールで長チャリすると、そんな足先づかれを起こします。そんな人たちにはサイクルスニーカーが一助になります。

 

 

アマゾンのamazon販売の靴は返品可能です。実店舗より気軽に買えます。タグ外しと外履きはNGですけど。

 

ふつうのスニーカーのものより足裏のソールがハードです。ぼくのニューバランスから新作のサイクリングスニーカーが出ます。Cシリーズてやつです。気になる~。

 

メレル、キーンとかも注目です。アウトドア系のビブラムのやつですか。アイ・ラブ・ビブラム! やっぱし、靴はイタリアだなあ!

 

ぼくはビンディングペダルをするなら、ぼろいスニーカーに金具をくっつけてDIYしてみましょうか。それか、もっと原始的に片足をビニール紐でペダルに括り付けるか。

 

はたまた、ママチャリのスタンドをたてて、両足を括り付けて、ぐるぐるの練習しますけ? ブレーキで負荷を調整します。引き足の感覚はばっちり分かりますわ、ははは。