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ボントレガー MOST ROVAL 自転車ブランドの純正パーツシリーズ

別の記事で自転車販売店のオリジナルブランド、PB商品をずらずらっと紹介しました。イオンバイクのmomemntum、あさひのプレスポなんかは日常的におなじみです。

イオンバイク
イオンバイク

イギリスのRibbleやMerlinのような海外通販ストアは競技用ロードやMTB、TTバイクまでがっちり取り扱います。WiggleのウェアdhdやCRCのホイールPrimeも好評です。

PBやハウスブランド、オリジナルシリーズはショップの専売特許じゃありません。大手自転車企業、有名人気バイクブランドなどが独自のシリーズや別名義字アイテムを展開します。

ここではその自転車ブランドのオリジナルブランドをざざっとリストアップしましょう。

Shimano PRO YUMEYA

摂津国より南に十里、堺国のシマノは世界的チャリンコ屋さんです。

このシマノの自転車パーツのPBがシマノPROシリーズです。シートポスト、ステム、ハンドルバー、サドルみたいな小物が中心です。

でっかい『PRO』のアルファベッツがアイコンです。

このPROのポジションはすこしあいまいです。ハイエンドの高級モデルからエントリーな安価アイテムまでグレードがまちまちです。

本家のモデルはXTRとかDeoreとかDura-AceとかTiagraとか分かりやすく格付けされます。グレード外のシリーズ=PROでもない。補完オプション系のRSシリーズがありますし。

一方のYUMEYA、夢屋はシマノの高級軽量純正パーツです。チタン、カーボンを豪勢に使って、金持ち釣りダーの心をぐっと捉えます。

ええ、釣具の夢屋シリーズのはなしです。グラム単位の軽量がゲキアツだぜ! てのはチャリ界隈だけのはなしじゃありません。

酔狂な釣り師もネジ一個変えちゃあ、計りに乗っけて、カタログ値があーだこーだ、当たりだ外れだと一喜一憂します。

釣具の夢屋は健在ですが、自転車のシリーズはもう虫の息です。市場に出て来るのは豪華な化粧箱入りのケーブルセットです。ザ・デッドストック!

ぼくは2015年のウエパー本店の青空市でこの夢屋のMTBケーブルセットを買いましたね。

YUMEYAケーブル
YUMEYAケーブル

まあ、ふつうのアウターとインナーケーブルですよ。ちがいは外箱です、ははは。

SRAM Zipp Truvativ Quarq RockShox

アメリカのSRAMは日本のシマノ、イタリアのカンパニョーロと並ぶ三大変速機メーカーのひとつです。MTBやオールロード系のドライブは完全にシマノからSRAMに移行しましたね。

SRAMは変速メーカーのなかでは最年少です。グリップシフトで世に出て、フロントシングルの1xで覇を唱えます。

めっちゃ使いやすいSRAM グリップシフト
めっちゃ使いやすいSRAM グリップシフト

12速のEagle、無線電動変速のeTapとアメリカらしいダイナミックなフロンティアスピリッツで旧態依然のチャリ業界に風穴を空けます。

で、SRAMの本家は変速屋さん、フロントシングル屋さんです。ほかの部門は自社開発でなく、買収や企業合併の成果です。アイテムのカテゴリごとに傘下の企業があります。

  • ホイールのZipp
  • コンポーネントのTruvativ
  • パワーメーターのQuarq
  • サスペンションのRockshox

この四つはSRAMグループの構成ブランドです。RockshoxやZippは昔から有名です。

最後の大物はROCKSHOX
最後の大物はROCKSHOX

Campagnolo Fulcrumホイール

Campagnolo、カンパニョーロはイタリアの総合自転車ブランドです。チャリギョーカイで「カンパ、カンパ」てのは有志の募金でなく、このカンパニョーロの略称です。

Fulcrumをカンパの純正品と見なすのはやや強引ですが、もともとここはカンパのホイール部門に過ぎません。

カンパとシマノは昔からライバルです。旧世代のカンパ派、シマノ派は相手を同じチャリンコ乗りとは見なしません。釣具のダイワ派とシマノ派みたいなもんです。

カンパニョーロのフリーとシマノのフリーは別個です。互換性はありません。スプロケットの形状が違います。

「このシャマル、安いな!」→「カンパフリーの在庫やんけ!」

これは海外通販の通過儀礼です。

その昔、カンパニョーロがシマノのシェアを奪うために別名義のホイールブランドをスケープゴート的に用意します。

おおっぴらにライバル企業の仕様のホイールを出せません。しにせ企業の面子は大事です。偉大なローマ帝国の子孫がファッキンジャップに擦り寄れるかよ! てなとこですか。

で、その別名義のブランドがFulcrumです。カンパニョーロはこの看板でシマノフリーのモデルやオフロードのホイールを売り出します、すこし設計やデザインを変えて。

結果は大金星です。Fulcrumホイールはすっかり一人前に成長して、本家のカンパに劣らぬ人気ホイールブランドになりました、めでたしめでたし。

むしろ、オンロードパーツ屋のカンパニョーロがしないMTBホイールやディスクブレーキホイールを率先的にします。ジャンルの幅広さは本家をとうに超えましたね。

いよいよカンパニョーロがオンロード用のディスクブレーキコンポネントを投入します。Fulcrumホイールの経験値やノウハウが大いに役立ちます。

Specialized ROVALホイール

アメリカ自転車御三家の雄がSpecializedです。その人気はTREK、キャノンデールを抑えて、アメリカブランドナンバーワンに輝きます。

ここが出す高級ホイールブランドがROVALです。

ROVALカーボンホイール
ROVALカーボンホイール

こちらはレース機材、ハイエンド商品、決勝用最終兵器です。20万オーバー、ヒョヘー!

流通は限られます。スペシャラのフレームとニコイチです。これを単体で買う人は多くありません。

TREK ボントレガー

TREKはアメリカ最大手の自転車屋です。国内のコンセプトストアの数は台湾GIANTの直営店に匹敵します。

奈良のバイシクルカラー、大阪の一条サイクルがTREKストアをします。これはバイシクルカラー東大阪店です。

TREKクロスバイク
TREKクロスバイク

TREKの純正パーツはBONTRAGER、ボントレガー名義です。シマノPROのように多彩です。ボントレガータイヤ、ボントレガーペダル、ボントレガーシューズ、ボントレガーバッグetcetc

自転車屋の店頭や大手の通販ショップではそんなに見かけません。コンセプトストアやネット専門店の販売がメイン入手経路です。

オーダーシステムのプロジェクトワンでチョイスできる高級超軽量カーボンホイールのAeolusやKOVEE XXXは垂涎ものです。

Pinarello MOST

MOSTはイタリア御三家のピナレロの純正シリーズです。ステム、ハンドルバー、ヘッドセット、ライトなどなどの小物が中心です。

ピナレロのロードフレーム DOGMAシリーズの人気はうなぎのぼりMAXですが、このPBのMOSTシリーズの人気はイマイチです。

以前、カーボンシートポストのずり下がりに難儀して、滑り止めのケミカルをネットで探したら、MOSTのパック売りを見つけました。ああ、こんなです。

ほかのパーツはとくにぴんと来ません。

Colnago Artemisホイール

今期2017年のツールドフランスにひさびさに返り咲くコルナゴ。ここの純正品がArtemis、アルテミスシリーズです。弓・・・でなく、ホイールです。

コルナゴの完成車のデフォルトに安価からハイエンドのアルテミスホイールがよく付きます。単品売りは見ません。パッケ品です。

サイクルモード2017のコルナゴブースのColnago ConceptのホイールはフルカーボンのスーパーArtemisでしたね。

colnago concept
colnago concept

ほかのはBORA ULTRAだったり。コルナゴブースの試乗車はめっちゃハイエンドばっかでした。

LOUIS GARNEAU GARNEAU

Louis Garneauをルイガノと一発で読めるのはフランス語かチャリをかじる人です。ごぞんじのルイガノはカナダの自転車ブランドです。

本来のルイガノはサイクルウェア、アクセサリ屋さんです。自転車の製造販売はのちのちのことです。『カナダのケベックのチャリンコアパレル屋さん』が正しいLouis Garneauです。

でも、日本国内の一般知識ではLouis Garneauは『手軽なおしゃれ自転車ブランド』です。イオン、ヨドバシ、アマゾン、あさひでよく見かけます。

この日本国内の大半のルイガノ自転車はカナダ本家のLouis Garneauのものじゃありません。AKIコーポレーションて大阪の代理店の規格販売品=ライセンス販売品です。

分かりやすい例えをしましょう。三陽商会のバーバリーです。国内のバーバリーの99%はロンドンの本家Burberryとは無関係です。日本のバーバリー=三陽の企画商品です。

2015年に両社のライセンスが切れて、三陽商会は『バーバリー』の名前を使えなくなります。現在のBurberryは本家の監修のBurbberyです。

洋服とチャリは似通います。本家は欧州、北米です。欧米人向けの本気のウェアもバイクもアジア人にはJust Large!です。

ですから、日本の代理店の規格設計品はいちがいに悪じゃありません。むしろ、ヒジョーにJust fitです。服は着やすい、チャリは乗りやすい、料理は食べやすい。

本場のイタリアスーツやアメリカチャリやインドカレーは日本人に合わないとかします。あたりまえです。わてはごりごりのモンゴロイドですから! ズボンの裾が余る余る。

が、日本人向け商品のアカデミックなステイタスは本家本場の本物より劣ります。自転車はぜいたく嗜好品です。愛好者の本場志向、排他的傾向は強めです。

てわけで、ルイガノはくろうとやマニアには好まれません。ネットのトピックスではとくにその傾向が顕著になります。

じゃあ、ぼくはルイガノラーですわ。

ルイガノマニュアル
ルイガノマニュアル

で、本家のカナダのLouis Garneauの監修のスポーツバイクはGarneauの名義で出ます。Non Louisです。ただの無印のGarneau、ガノーです。

Garneau Gennix
Garneau Gennix

国内最強のロードチームのTema UKYOがこのGarneauのバイクを使います。代表は元F1レーサーの片山右京っちです。

本家の本業はバイクよりこっちです、アパレル系。