自転車乗りが年末におおそうじをすると、高確率でジャンクチューブをあちこちから発掘できます。
ぼくはチューブレスレディをメインに、チューブラーをサブに使います。お買い物用ののフラットバーロードはフロントチューブラー、リアチューブレスです。
こんなふうにタイヤのシステムを統一しないと、それぞれのトラブル対策のツールを出先に持参せねばなりません。じつにめんどうです。
で、とにかく、ぼくの自転車運用では空気入りチューブ及びクリンチャーシステムはチューブレスのサポートです。メインではない。
最近のチューブの出番です。ただのチューブ交換の写真がなぜかホラーチックです、ははは。
おどろおどろしさを放つ白い血はパンク防止剤のラテックスシーラントです。これがチューブレスレディのかなめです。
パンク直す直す詐欺が蔓延
屋外のパンク修理やタイヤ交換はたいへんです。野外メンテはホーム戦でなく、アウェー戦です。
リカバリーがおそくなれば、モチベがごっそり削られます。ぼくのリミットは10分です。パンク修理は20分コースです。却下。
で、正味10分以内のチューブ交換が旅先出先の最善策となります。外でいちいちやすり掛けやパッチの圧着をできません。アウェーでは100%の修理はぜったいにむりですし。
大方のクリンチャー派も出先でパンクすると、チューブ交換で対応します。
「家ではなんぼでもやるけど、ここではできんな~。あとでやろ」
はい、十中八九、あとでやりません。帰宅後のパンクチューブの行く先はジャンクボックスか靴箱か棚の中です。
結果、おふるのチューブがちょっとくたびれたTシャツのごとくひそかに増殖します。ジャンク以上レギュラー未満です。治せば使えます。が、なぜか手が動かない。
ロードレーサー用の軽量チューブにパッチを貼ると、バランスをそこねてしまいます。パッチの厚みがチューブの厚みをうわまわる。いびつです。
もっとも、いちばんの理由は「めんどうだから」です。オトナは「その手間であたらしいチューブを買えるな・・・」て思います。課金ですよ、課金!
かように全国各地でパンク直す直す詐欺が猛威をふるいます。エコの精神はどこへいったか?
パンク修理にうんざりした自転車乗りさんに反課金派のB4Cがジャンクチューブの実用的な再利用法を伝授しましょう。
自転車チューブの再利用法
以前に別の記事でチューブの再利用法を紹介しました。ストレッチ器具、固定バンドなんかがレギュラーなリサイクルです。
チューブからチューブレスバルブをDIY
イレギュラーの定番の再利用法がチューブレスバルブの自作です。ハサミでチューブからバルブの付近を切り出します。
バルブの根元のゴムをてきとうにチョキチョキして、土台を成形します。四角が安定です。
はい、できあがり。
5分のおてがるDIYです。
自作バルブでチューブレス化
これをホイールにふつうにセットして、リムナットで留めて、指+ペンチで増し締めします。
このとき、市販のチューブレスバルブのおまけのOリングを噛ませると、根元をうまく密封できません。この自作バルブを使うなら、リムナットをじかに締めましょう。
インスト後の自作バルブです。市販品とどっこいです。
空気漏れチェックで多少の抜けを感じたので、すこしペンチで増し締めしました。
再チェックではシーラントなしでビード上げから気圧UPまで出来ました。密封度は完全です。
ぼくは何度かこの自作バルブをしますが、ぜんぜん失敗しません。市販のチューブレスバルブがかたなしです。
シーラントはSTANS一択です。