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ニッセンケーブルSP31と亀田のクリアアウターを購入


自転車整備の基本がタイヤ交換です。タイヤを交換できれば、チューブを交換できますし。で、チューブを交換できれば、クリンチャーの致命的弱点のパンクに対応できます。

パンク修理完了
パンク修理完了

自転車の『ひも』事情

タイヤ・チューブ交換の次が消耗系パーツのケーブル・ワイヤー類のメンテナンスです。自転車界の俗語では『ひも』です。

広い意味では電動パーツのファイバー線、油圧パーツのオイルホースもケーブル・ワイヤー類ですが、それらの整備は中級者向けになります。

ファイバーケーブルの取り回しはまんま電気の配線ですし、油圧ディスクブレーキのメンテはオートバイやクルマのブリーディングとそっくりです。

『でんき』と『あぶら』は初心者には重荷です。これはその『あぶら』のメンテの一場面です。

自作ブリードキット
自作ブリードキット

一方、旧来の鋼線、機械式、『ひも』のメンテは初級者向きです・・・が、実のところ、手間やめんどくささはそんなに変わりません。

補修品をそこらの自転車屋やホムセンで買える、DIY情報をネット上で見つけられる、アナログな鋼線のばくぜんとした安心感、そういう副次的なところがポイントです。

そして、油圧式の方が機械式よりメンテフリーです。

ロードのブレーキはひも式

うちのメインバイクはMTBです。当然のごとくブレーキは油圧ディスクブレーキです。

油圧ディスクブレーキ復活
油圧ディスクブレーキ復活

オイル交換、エア抜き、ホースカット、シリンダーのパッキン新調、ピストンばらしetcetc..とひとしきりにやりまして、取扱いにすっかり慣れました。

このバイクのひも式のケーブルはリア変速機とドロッパーポストのリモコンレバーだけです。

他方、サブのバイクはフラットバーロードです。

ちょい乗り、おかいもの、おでかけ用と割り切って、むだをそぎおとして、シングルスピード化します。おかげで重量は6kgアンダーです。プロのロードより軽量だ!

で、このフラットバーロードのブレーキはトレンディーなディスクブレーキでなく、旧来のリムブレーキです。

しかし、フォーマルなキャリパーブレーキではなく、リムブレーキ界の最終兵器のダイレクトマウントブレーキです。

KCNC CB11 ダイレクトマウントブレーキ
KCNC CB11 ダイレクトマウントブレーキ

かるさと見た目でKCNCのやつを取り寄せました。つくりがきゃしゃで、効きはびみょうです。

まあ、リムブレーキに過度な制動力を求めるのはナンセンスです。これはこうゆうものです。

で、このダイレクトマウントのケーブルはひも、鋼線、機械式です。変速機はありませんから、変速機用のひもはこのバイクにはありません。

ひもはブレーキのみです。

屋外駐輪異常あり

で、このひもの最終メンテが半年前です。リアブレーキに100円均一の超高性能ケーブルをつなぎました。

100円ブレーキケーブルチェック
100円ブレーキケーブルチェック

この低解像度の写真からやすっぽいオーラがひしひし伝わります。ええ、左側の灰色のやつです。右側の黒はJagwireのふつうのアウターケーブルです。

当初、この100円ブレーキケーブルはそこそこの性能を発揮しました。が、ちょい乗り用の宿命でこいつは屋外駐輪のうきめにあいます。

ぼくの体感では野ざらしのチャリの消耗度は室内保管の三倍速です。1年放置=3年室内です。野良チャリ的ドッグイヤーです。

つまり、野良チャリの半年は部屋チャリの1年半に匹敵します。鉄系、ゴム系の劣化が劇的です。消耗系がもう限界だ。

てなわけで、まえにケチった分を埋め合わせるために評判の上等なケーブルを取り寄せました。けっして楽天ポイントの使い道に困ったからではありません。

中身です。

ニッセンケーブル
ニッセンケーブル

最近ぐいぐい評判をあげるニッセンケーブルのブレーキケーブルです。1mのステンレスインナーと、2mmのクリアアウターを一本ずつ買いました。ざっと2300ポイントです。

日泉ケーブルと亀田製作所

ニッセンケーブル、日泉ケーブルは大阪の岸和田のケーブル屋さんです。いまや貴重なMade in Japanの自転車用ケーブル・ワイヤー類を手がけます。

もともとマイナーな供給元でしたが、この1、2年で販路を一気に増やして、多数のユーザーの好評を得て、ケーブル界のアイドルになりました。

看板商品はきれいなクリアコートのアウターとしなやかなインナーです。インナーのエンドの処理はていねいで、日本製の気概を感じさせます。

ニッセンケーブル インナーのエンド処理
ニッセンケーブル インナーのエンド処理

ぼくがこれをはじめて見たのはたしか2015年秋の自転車フリマのシクロジャンブルでした。本格販売前のプレサービスでクリアアウターが600円くらいでした。

ぼくはクリアのきれいさに惹かれて、アウターを何の気なしに買いましたよ。時代はぼくのブログの開設の前夜です。

これが近年のシクロジャンブルでは露店の主軸をつとめます。

いまやメジャーな日泉ケーブル
いまやメジャーな日泉ケーブル

このニッセンのむかいに亀田製作所のブースがありました。

チタンコートケーブル?
軽量アウター

こっちは尼崎のケーブル屋さんです。日泉ケーブルのアウター(クリアー?)は亀田製作所製です。

で、多分、シクロジャンブルのケーブルの売り子の人は亀田製作所の中の人でしょう。亀田さん?

こういう自転車業界の事情をあれこれ推測するのもおつなものです。

ぺらいちの仕様書が品質への自信を表します。

ぺらいちの説明書
ぺらいちの説明書

栄光のMADE IN JAPANです。真のジャパニーズは声高に主張しません。コピーはつねに控えめです。

車体のカラーに合わせて、クリアのアウターを買いました。鋼線のシルバーがすけすけです。

ニッセンケーブルのクリアアウター
ニッセンケーブルのクリアアウター

青、赤あたりの発色もきれいです。

ブレーキインナーです。タイコに”N”の文字が見えます。てことは、やっぱし、インナーが日泉製、アウターが亀田製のようです。

タイコのN印
タイコのN印

最強しなやかインナーSP31

亀田のアウターは二回目ですが、ニッセンのインナーはおはつです。ここの売りはしなやかさです。SP31の名前の通りに31本の鋼線を撚って束ねて『ひも』にします。

ふつうのブレーキインナーの鋼線の数は20本前後です。ニッセンのSP31の一本一本の鋼線はそれより細くなります。

結果、えげつないほどのしなやかさが生まれます。

日泉ケーブルSP31
日泉ケーブルSP31

まあ、ひも愛好家さんは一回試してみてください。亀田のクリアアウターとセットにすれば、スーパーひもの恩恵を最大限に受けられます。

実質的にこの1年2年が本格ロードバイクの『ひも』の最後のはなみちです。『でんき』と『あぶら』と『わいやれす』と『あしすとゆにっと』の猛攻がそこまで来ます。