安いドロッパーシートポスト 1万円以下で買えるもの

最近のマウンバイクの必須アイテムがドロッパーシートポストです。サドルの高さをリモートで調整できる優れものです。

THOMSONドロッパーのサドル側のワイヤー取り回し
THOMSONドロッパーのサドル側のワイヤー取り回し

ドロッパーシートポストって?

ドロッパーシートポストの可変機構は事務イスの上げ下げ調整みたいなシステムです。

実際、このアイテムの発明者である台湾KINDSHOCK社長の許榮裕氏は事務イスにヒントを得て、プロトタイプを作りました。

当初の用途はレンタサイクルです。利用者の体格に合わせてサドル高を調整する手間を省くために設計されました。

これが巡りに巡って、レンタサイクルと対極のマウンテンバイクの現代的標準装備となりました。

高級なものは無段階トラベルで、低級のものは固定トラベル。油圧、エア、スプリングコイル、コーティング等々で重量と耐久と値段が変わります。

シートポストメーカー系とショックメーカー系のものに大別されます。

走行時に高ポジ、停車時に低ポジに切り替えれば、ストップ&ゴーの足つきの悪さを解消できます。

一番人気はThomsonのモデルです。確かに機能的にもデザイン的にもパーフェクトです。薄いゴールドのカシマコートが見栄えします。

Thomson Elite ドロッパーポスト
Thomson Elite ドロッパーポスト

しかし、値段が脅威の40000円! ちょっと手が出ません。さいわいぼくはワイズロードのセールで安くゲットしました。

価格的にロックショックスのリバーブくらいがベストです。でも、こっちには27.2mmのラインナップがありません。FOXのもそうです。

ドロッパーはもともとMTB用ですから、30.9mm 31.6mmがメインで、27.2mmはマイナーです。

ほかにはX-fusion HILOとかGIANTのドロッパーポストとかがちらほら出ます。でも、27.2mmがなかったり、在庫がなかったり。

ebayで買える10000円前後の安ドロッパー

例のごとくこの手のキワモノパーツは海外サイト頼みになります。AliExpressよりebayが活況です。『27.2 dropper seatpost』とかの検索で一番に来るのがこいつです。

8000円~10000円です。なぜかイスラエルからの出品が目立ちますが、TMARSは台湾メーカーです。国内アマゾンでは平行輸入品20000円~のぼったくり価格です。

トムソンやFOXの高級モデルみたいな無段階調節は無理ですが、3段階調節で重量は軽めです。ネックは蛇腹のカバーですか。これは第一候補です。

次がKind ShockのEXAです。

うちのメインチャリのリアショックはKS Exaで、なじみがあります。デザインがちょっと地味です。

そして、なぜかこれは意外にもヨドバシカメラで取り扱いがあります。値段は10000円ちょい。受け取りの楽さとポイント還元を考えると、ヨドバシ梅田で取り寄せするのはありです。

ただし、こいつは基本的にサスペンションポストです。リモート機構がありません。

待望のTMARS ドロッパーポスト!

で、これが安ドロッパーポストの王者、TMARSのドロッパーポストです。

TMARSドロッパー 27.2mm
TMARSドロッパー 27.2mm

実測をしましょう。

TMARS ドロッパーシートポスト重量
TMARS ドロッパーシートポスト重量

540g! ふつうのシートポストの重量の倍ですが、ドロッパーは基本的にこんなものです。

でも、機能と便利さは倍増の比じゃありません。もはや、ふつうのシートポストはただの棒切れ、ただの筒です。

ポストの全長は425mmです。うちのチャリにはちょいロングです。でも、クランプ27.2mmのものはこのサイズしかありません。

ミニベロに取り付け

リアショックのぎりぎりまで下げて固定します。

TMARS ドロッパーシートポスト クランプ
TMARS ドロッパーシートポスト クランプ

リモートのレバーをハンドルバー左に付けます。

TMARS ドロッパーポスト リモートレバー
TMARS ドロッパーポスト リモートレバー

操作は簡単です。リモートのレバーを押しながらサドルに加重すると、ポスト高を3段階にポジションチェンジできます。トラベルは0mm(下限)、40mm(中間)、90mm(上限)の固定です。

ぼくは90mmを走行ポジション、0mmを信号待ちポジションにしますので、無段階調節をとくに必要としません。

蛇腹のカバーは保護にはベストですが、見た目的にはNGです。ここからサドル&レバー解放でポジションがデフォルトの上限まで戻ります。

安価なポストのスプリングは金属コイルです。機構はシンプルで、メンテが楽です。ただ、バネの戻りがエアーのものより強めです。股間の強打に注意しましょう。

分解してみる

蛇腹のゴムカバーをぐいぐい引っこ抜くと、可動部のポストのありのままを拝めます。グリスでねっちょねちょです。

この蛇腹ゴムカバーは防塵・防水用で、ポストの下打ち防止用じゃありません。ダートや雨の日には走らないので、カバーを外すことにします。

TMARS ドロッパーポスト可動部のホール
TMARS ドロッパーポスト可動部のホール

見た目がすっきりしました。ポストの三箇所のホールが三段階の固定の高さになります。

この穴にリモートワイヤーのエンドのタイコみたいなストッパーが入ると、ポストがロックされます。

TMARS リモートワイヤーのストッパー
TMARS リモートワイヤーのストッパー

手元のレバーを引くと、この銀色のでっぱりが引っ込んで、ポストの穴から外れて、ロックが解除され、内部スプリングの力でポストがトップまで跳ね上げられます。

はい、非常にシンプルなシステムです。ドリルでポストに穴を開ければ、トラベル段数を増やせる?