プーリー交換で変速性能は落ちるか?

今日のカスタマイズはプーリーの交換です。はて、プーリー? どのパーツじゃ?

はい、これです。

SRAM EAGLE ナローワイドプーリー
SRAM EAGLE ナローワイドプーリー

リアディレイラーの双子のギザギザツンツンのいかした兄弟です。

pulley=滑車です。このリアメカの小さいこいつもプーリーですし、井戸の上の方でからから回る大きいあいつもひとしくプーリーです。

自転車の変速機では上がガイドプーリー、下がテンションプーリーです。前者はスプロケットにチェーンを送ります。後者は変速に最適なテンションをチェーンに与えます。

変速に命をかけるシマノは独自機構の『センタロンリヤディレイラーガイドプーリー』という特殊なシステムを上位モデルに採用します。

これはプーリーの軸にわざと遊びを残して、変速時のチェーンの横方向のスライドの抵抗をガタで緩和するという機構です。

シマノのセカンドグレード以上のリアメカのプーリーはこれらしいです。うちのXTのはどうでしょう?

シマノ XT M780 プーリー
シマノ XT RD-M780 プーリー

シールドベアリングはシールドベアリングです。センタロンの遊びはあるか? うーん、手ごたえはありません。ノットセンタロンだ?

で、XT 780のPDFマニュアルを見つけました。旧型のマニュアルは貴重です。記載はありません。

アルテグラの6800と6870の標準プーリーはセンタロンじゃなくて、105の5800がセンタロンでである、よそのブログにそんな記事があります。

SRAM NXの標準プーリーはでかごり安プーリー!

上の画像のようにお買い物用のサブチャリのXTのプーリーはシールドべアンリングです。これはもともとメインチャリのディレイラーでしたが、SRAM NXのお買い上げでサブに降格しちゃいました。

SRAM NXは今年デビューの11速の新作ですが、グレード的には入門用です。XTはセカンドグレードです。違いは細かいパーツにでます。

NXのプーリーはやっぼたい質感です。しかし、形状は流行のビッグプーリーです。プーリーのサイズを大きくすると、回転数を少なく、さらにチェーンの曲がりをゆるやかにできる、そんな触れ込みです。

チェーンのS字のカーブの差

でも、この比較はプーリーの質が同様の場合です。安でかプーリーの駆動率が高ちびプーリーに勝る保障はありません。多分、ベアリングなしのビッグプーリーよりベアリングありのスモールプーリーの方がグッドでしょう。

ちなみにぼくの交換の動機は見た目です。NXの標準プーリーのルックスはなんかやぼやぼです。エンドサマー残暑の太陽のまぶしさで不満が限度を越えました。

で、ヤフオクでてきとうなベアリングプーリーを入手しました。AESTのCNCのベアリングプーリーです。

AEST ベアリングプーリー
AEST ベアリングプーリー

超々ジェラルミンのAlloy7075、CNC加工、ベアリング、これが二枚で1000円ちょいです。送料はメール便で164円。大阪市内からのメール便は投函の翌々日に届きます。

海外通販ののんびり到着になれると、国内配送の早さに恐れ入ります。さすがのコンパクトカントリージパングCCJです。

ヤフオクのセラーは豆新です。以前にAESTのシールドベアリングのヘッドパーツを買いました。

AEST ヘッドパーツ
AEST ヘッドパーツ

この豆新はAliExpressの工場セラーの並行輸入品を1円スタートでどっさり出品します。本業はしにせの豆屋だのに。中華系か香港系か台湾系の業者にコネがある? AlibabaのBtoBで大量仕入れ?

新旧プーリーの比較です。

新旧プーリー
新旧プーリー

ギャップはほぼ一回りです。SRAM NXの標準プーリーはノットベアリングです。歯の長さはさすがのMTB用ですう。使用期間4ヶ月でサビやへたりはありません。

でも、質感がぜんぜん違う~。肉抜きのレベが違いすぎる~。素材と加工は大事です。そして、地味に歯数が12Tから11Tになります。

AESTの中身はしっかりベアリングです。

シールドベアリング
シールドベアリング

加工はKCNCとかのものに勝るとも劣りません。うーん、孫請けでしょうか? 同物のロゴ違い?

交換しましょう。まず、プーリーを外します。3mmアーレンキーです。

プーリー
プーリー ケージロックオン

SRAMのリアメカはケージロック付きです。ガイドプーリーの右側にボタンがあります。ワンタッチでこういうメンテナンスモードにできます。楽ちん!

プーリーの取り外し、取り付けは非常にかんたんです。工具はこのアーレンキー1本だけです。ボルトを緩めて、旧プーリーを外して、新プーリーを付けて、ボルトを締める。

はい、ものの5分で完了しました。

AEST 7075 CNC シールドベアリングプーリー 11T
AEST 7075 CNC シールドベアリングプーリー 11T

サードパーティ製のプーリーはだいたい前後フリーです。裏表はありません。シマノやSRAMのものには裏表があります。上のスラムのものにも歯の向きがありますし。

「プーリー交換の手応えはびみょうだぜ?」

てのが多勢の意見のようです。でも、手回しでクランクを高速で回すと、チェーンの流れの滑らかさをきちんと感じられました。標準プーリーがだめだめだった?

で、あとから試走に行って、中速でめっちゃ回します。手回しのような手応えはありませんが、チェーンのスムーズさはあります。変速より回転で効果がありました。

もともとのプーリーがベアリングタイプのものであれば、交換の実感は確かに微妙でしょう。でも、ふつプーリーからベアリングプーリーへの交換はグッドですよ。

回転重視の人はサードパーティのセラミックベアリング系に、変速重視の人はデュラエースのセンタロンにしましょう。