YouTubeの初心者と中級者の線引きは一様ではありませんが、チャンネル登録者1000人は一つの指標です。
これはYouTubeのクリエイターの特典レベルに反しません。公式のランク分けは以下の通りです。
- グラファイト:0~1000人
- オパール:1000~10000人
- ブロンズ:1万~10万人
- シルバー:10万~100万人
- ゴールド:100万~1000万人
- ダイヤモンド:1000万人以上
- ルビー:5000万人以上
YouTube初心者、駆け出しYouTuberはグラファイト=黒鉛です。宝石ですらない。しかし、グラファイトはダイヤモンドの原料です。
グラファイトからオパールに昇格すると、YouTubeとパートナーシップを結べます。
その立場はもう一介の利用者ではありません。パートナーですから、ビジネスの相棒です。
オパールからブロンズに昇格すると、有料メンバーシップ、ストーリー投稿、YouTube Spaceの利用などの恩恵を受けられます。
ここが実質上の中級者レベルでしょう。
で、うちのメインチャンネルがこのブロンズです。2020年2月現在の登録者数は13300人です。ニッチな趣味系ジャンルでは良い位置に食い込みます。
ところで、このサイトの寄稿者の一人がYouTuberです。こちらのチャンネルの登録者数は約300人です。
「底辺ユーチューバーww」
無知な部外者はこういう嫌味をすぐに言います。一人のファンの獲得のコストを知りませんからね。
そもそも趣味の動画を楽しく配信することには登録者や収益化は無関係です。成功のマニュアルは存在しません。時と運も絡みます。
今回、その方にアンケートを頼んで、率直な質問を頂きました。ブロンズの中級YouTuberがQ&A方式で答えます。
初心者YouTuberの10の質問
よろしくお願いします!
こちらが今回の相談者のK.Rさんです。このサイトでは無料編集ソフトやマイクの記事を主に担当します。 彼の十個の質問がこちらです。
- チャンネル運営する上で最重要視していることは?
- プレゼント企画は積極的に打つべきか
- 「これだけはやらない」と決めていることはある?
- 投稿間隔を空けないために工夫してることは?
- 弱いネタはいっそ出さない方が良い?
- ジャンルから逸脱したことはしない方が良い?
- 投稿する曜日、時間は気にすべき?
- 動画を長くするメリットは広告以外にある?
- 評価が悪い動画は非公開にすべき?
- 「底辺YouTuberは決まって○○をやってない」という特徴はある?
マジの質問ですねw
マジです! ブロンズのYouTuberのアドバイスをヒントにして、愚直に収益化を目指します!
その意気込みは強い武器ですが、同時に諸刃の剣ですねえ
え、どういうことでしょうか?
まあ、そう焦らないで。Q&A方式で一つ一つに答えますから
YouTubeチャンネル運営する上で最重要視していることは?
今回のアンケートには順序を設定せず、K.Rさんに一任しました。その結果がこの十個の質問です。
どれも核心的なものですが、上の方がより重要な悩みでしょう。
そうです。率直にB4Cさんのチャンネル運営の最重要事項ってなんでしょう?
ソフトな答えとハードな答えがあります。どちらがお好みですか?
なんか怖い・・・いや、両方を率直に聞かせてください!
ラジャー
ソフトな答えは『動画配信を楽しむこと』です。人間は楽しめないと長続きしません。
そして、YouTubeのチャンネルは長丁場の持久戦です。目先の利益を最優先事項に設定すると、最初の魔の三ヶ月で挫折します。
ハードな答えは『チャンネルの方向性』です。YouTubeでなにを表現するか? そのチャンネルをどんな場にするか? あなたは何者を目指すか?
私のメインチャンネルのテーマは『いい年のおっさんが自転車で自由に遊び散らかす』です。5万人のノーマルなファンと1000人のコアなファンの獲得が当面の目標です。
こんなふうに最初に確実なゴールを決めてしまえば、ときどき脱線や難破をしても、後で軌道修正できます。
逆にそれを決めずにふらふら船出すると、一回のミスで路頭に迷います。場の空気やその日の気分に流されて、時間を空費してしまう。
YouTubeのチャンネルは個人のショップのようなものです。パン屋にするか、肉屋にするか、雑貨屋にするか、お惣菜屋にするか・・・
それを決めずに流行りのものを雑然と並べてもユーザーを呼べません。あなたのチャンネルは『なんの動画屋さん』でしょうか?
テーマか~。たしかにぼくのチャンネルのテーマはブレブレだあ~。一言で説明できない・・・
自分が自分のチャンネルの主旨を簡潔に説明できないなら、他人はさっぱり理解できませんよ。「ここはなんの店だろう?」て戸惑うばかりです
そりゃそうだ! つべ部さんのチャンネルはなんの動画屋さんですか?
クレイジーな自転車の動画屋さんです
シンプルだ!
プレゼント企画は積極的に打つべきか?
プレゼント企画はチャンネル登録者の獲得には非常に効果的です。が、用法と程度で利用規約に抵触しかねません。→YouTubeのプレゼント企画のやり方 規約に違反しない方法や抽選の注意点
実際にペナルティはありましたか?
個人的にはそれらしいものはまだありません。しかし、規約違反の可能性はゼロではない
諸刃の剣ですね
そうです。そして、応募条件を緩くすると、いたずらや不正応募に悩まされます。応募方式を厳しくすると、個人情報の管理に煩わされます
でも、効果はある?
即効性があります
またプレゼントの内容で登録者の客層が変わります。アマゾンギフト券、ゲーム機などはたしかに人気で、表面的なエンゲージメントの獲得には効果的です。
でも、彼らの目当てはギフト券やゲームですから、そのチャンネルの熱心なファンにはなりません。
律儀な応募者は抽選発表後にわざわざチャンネル登録を解除します。
不特定多数の登録者を大量に集めるなら、商品券やゲーム機をばら撒きましょう。
特定のファンを求めるなら、プレゼントの内容をチャンネルのテーマに合わせましょう。
やっぱり、テーマですか
そうです
で、『積極的に打つべきか?』という質問には無条件にYES!とは答えられません。
初期に安易なプレゼント企画を連発すると、『プレゼントを配る動画チャンネル』という微妙な看板を勝手に掛けられてしまいます。
その末路はくれくれ君の巣窟です。金の切れ目が縁の切れ目です。
プレゼント企画をするならば、登録者100人記念、チャンネル開設一周年記念、動画100本投稿記念、リアル誕生日記念等々の大義名分を設けましょう。
「これだけはやらない」と決めていることはある?
やるべきことがあるなら、やるべきでないこともあると思いますが、つべ部さんは「これだけは絶対にしないぞ!」というチャンネル運営のタブーはありますか?
悪事
はははは、冗談ですよね?
半分は冗談ですが、半分は本気です
というと?
YouTubeはグローバルなサービスです。規約は欧米基準で先進的にさくさく切り替わります。最近では子供向け動画に広告が付かなくなりました
あー、ありましたね
アダルト、暴力、ヘイトスピーチ、差別系はダメです。極端に過激なものもだめです。ゆっくり実況、漫画動画も安泰ではありません
縛りがけっこう多いな・・・
数年前までYouTubeは無法地帯でしたが、度々のアップデートや規約の改正のおかげで健全な場所になりました。
上述のようにアダルト、暴力、ヘイトスピーチ、差別、著作権違反は前からダメですし、テキスト、ゆっくり実況、子供向け動画さえが急速に規制されます。
質問2のプレゼント企画も完全なホワイトではありません。縛りはすでに十分ではありませんか。
つまり、私は『YouTubeのポリシーに全面的に反すること』をやりません。それから、キャラクターとセキュリティの観点から本名や住所の公開を避けます。
本名で活動する方、自宅以外の店舗や事務所や仕事場を公開できる人はこの限りではありません
投稿間隔を空けないために工夫してることは?
毎日配信はチャンネルの育成には効果的でしょうが、シンプルに動画投稿が続きません!
別に構いませんよ。動画のクオリティで更新頻度を補えるなら
クオリティはもっとむりです!
じゃあ、更新頻度を増やしましょう。一日一本!
うう・・・一週間に一本がせいぜいです
チャンネルの大まかなパワーは動画の質と量で決まります。でも、初心者は最初から高品質なものを作れません。必然的に量が手掛かりです。
しかしながら、毎日投稿はタイトなものです。しかも、それが初期のころには実を結ばない。苗は一日で木になりません。
結果的にYouTuberの90%が収益化の前に挫折します。つまり、1000人未満が正常で、1000人以上のチャンネルが異常です。
オパール以上のYouTuberは異常者ですか?
10人に1人の変人です
つべ部さんは変人ですか?
昨日組み立てた自転車に乗りながら明日組み立てる自転車ことを考える平凡な人間です。え、K.Rさんもそうでしょう?
それは平凡じゃない・・・
50km圏内の移動には自転車ですよね?
5kmでしょう?!
はははは
うちのメインチャンネルはほぼ日刊です。2019年の投稿本数は約300本です。自転車ネタが99%を占めます。
個人的な経験から動画を投稿できない理由をリストアップしてみましょうか。
- 体調不良
- ネタ不足
- 資金不足
- モチベ不足
- 時間不足
この五つが思い浮かびました。で、最強の大敵は・・・モチベ不足ですね。やる気がたまにふと抜けて、更新が億劫になります。
企画、撮影、編集、投稿、コメント返しのどれがモチベーションを殺すか? 個人的に企画や原案は苦ではありません。壮大な計画をあれこれ想像するのは楽しいものです。
撮影は屋外ロケ、室内撮り、固定カメラ、アクションカメラの混成です。これも苦ではありません。
編集は地味な長時間の事務作業です。ここに苦痛を覚える人は少なくありません。でも、私は自分の動画で爆笑できる人です。特段の苦痛を感じません。
個人的にはその先がややストレスな工程です。アップロード、サムネイル作成、説明文の記載です。
私の環境ではアップロードが激重です。1GBのデータがアップが1時間ですよ。これが地味にストレスフルだ。
そして、コメントです。99%は応援ですが、1%はスパムです。その内の一部がアンチや荒らしです。不快な一文は本当にモチベーションキラーです。
実際、私はコメント返しのために稀に動画アップをサボります。無論、これは意図的なガス抜きです。実質的なチャンネルの休日ですね。
その他の対策はこんなところです。
- 素材を多めに収録する
- ネタを早めに調達する
- 他人と絡む
- 同ジャンルの動画を見る
動画や音声を多めに収録するのはおすすめです。素材からネタやモチベが生じることは珍しくありません。
そのために保存用のストレージやSDカードの最適化は必須です。カードからパソコンへのデータのコピーが三十分も四十分も掛かるのは不毛ですから。
このバーにはやる気を消す効果があります。遅いアップロードの待ち時間も然りだ。
こんな些細な物事がモチベーションをじわじわ削ります。
「時間がない!」
「予算がない!」
この二つはチャンネル運営のサボりの主犯格によく祭り上げられますが、私の経験では「やる気がない!」というシンプルな理由のスケープゴートでしかありません。無気力な自分への言い訳ですね
うっ! 胸が痛む!
むしろ、「モチベーションアップになけなしの時間と予算を注ぎ込む!」くらいの気持ちで行くのがおすすめです
弱いネタはいっそ出さない方が良い?
たまに自分で「このネタ、弱いな~」と思いながら動画を投稿してしまいます
ネタの強い弱い、動画のクオリティをどう判断します?
過去ネタの動向から総合的に
その予想は当たりますか?
まあまあ当たります
つまり、まあまあ分析できる。それを踏まえて、弱いネタを収録する。なにか矛盾しません?
登録者とYouTubeに忘れ去られてしまう?
そうです。YouTubeのアルゴリズムでは毎日更新のチャンネルが有利ですから!
でも、K.Rさんのスタイルは毎日投稿じゃありませんよね?
う・・・不定期更新です
ネタの強い弱いを感じ取れるということは動画の傾向を分析できるということです。なのに、初心者は弱いネタを作るか出そうとします。
理由はこんなところです。
- 更新頻度を保つため
- 登録者への近況報告
- 万が一の大ヒット!
更新頻度を保つための更新は手段の目的化です。登録者への近況報告には簡易なコミュニティ機能があります。
万が一の大ヒットは運頼みです。このような亜流の目的だけで単発の弱いネタを出すのはおすすめではありません。
私はたまに弱いネタを出しますが、ほかの動画の補完に使うとか、二つ三つ合わせて強化するとか、投稿の目的をはっきりさせます。
ジャンルから逸脱したことはしない方が良い?
ネタに困るとジャンル外のものに手を出してしまいます
それは趣味系のYouTubeチャンネルのあるあるです
B4Cさんもですか?
ええ。私は何を思ったか、昨年の夏頃に研磨動画をシリーズ化しました
け、研磨?
コインや古道具をぴかぴかにする動画です。これは世界的に人気ですよ
あー、包丁の人は凄い人気ですね。で、結果は?
大コケです。去年の夏は酷暑だったなあ。脳が茹で上がってしまった
ニッチな趣味系ジャンルではネタは恒久的に枯渇します。と、他所のジャンルが異常な輝きを放ち出します。隣の芝生は青く見える。
が、中小規模のマイナーチャンネルのファンはその部門の濃い内容を見に来ます。畑違いのトレンディーな動画は彼らの眼中にありません。
~10000人の個人チャンネルはピュアです。ジャンルを越えません。ファン層は画一的です。畑違いの動画には無視か反発で応じます。
チャンネルのテーマに準じるもの、配信者のキャラクターに準じるもの、メインテーマに近いジャンルのもの以外の安易な投稿は危険です。
雑多なバラエティチャンネルや即効的なトレンドチャンネルはこれに当て嵌まりません。配信者のキャラクターや動画の話題性がチャンネルのテーマを上回りますから。
投稿する曜日、時間は気にすべき?
動画の投稿に有利な曜日や時間はありますか?
朝夕、土日
おー、即答ですね
これは統計的に明らかです。一般常識が通用しますね。みんながスマホで動画を見れる時間が正解です
朝夕の隙間時間と週末の自由時間ですね
はい。でも、強いネタは勝手に跳ねますよ
ダメな時間はありますか?
深夜
普通ですね
日時の設定には特別なノウハウはありません。あ、私はライブを少し遅めにしますね
なぜ?
収録公開の通りの18:00から始めたら、「塾で見れない!」てコメントをけっこう頂きまして。若いファンの意見は非常に貴重です
趣味系のチャンネルの視聴者の平均年齢は高めですよねw
高めですw そして、男子ばかりですww
動画の公開スケジュールには常識が通じます。夜6-7時がゴールデンタイムです。朝7-8時も悪くありません。
土日は平日より活況です。不定期更新には週末の配信がおすすめです。夏休みも好調に推移します。逆に五月の連休、お盆、年末年始は振るいません。
それから、冬物は夏には再生されませんし、夏物は冬には再生されません。スポーツ、アウトドア系は天気に左右されます。
また広告単価的には歳末の12月や年度末の3月が絶好機です。→YouTubeの収入 1再生=0.1円はもう古い? 広告単価が高くなる時期と正しいCPM計算方法
動画を長くするメリットは広告以外にある?
8分以上の長い動画にはミッドロール広告を手動で追加できます。広告の消費の機会を増やして収益を増やせます。これが8分以上の動画の最大の利点です。
それ以外の効果はありますか?
ユーザーをチャンネルに長く留められます
長い動画は可処分時間の搾取を助長しません? 短い動画の方が視聴者には親切ではありませんか?
それは視聴者に寄ります。そもそも動画の長さは内容に寄ります。20分の説明を5分に短縮するのは不親切ですし、3分のネタを15分に引き延ばすのも同様です
短い動画の方が登録者に好まれるとどこかで聞きました
そうですか? うちのチャンネルの一時間オーバーの動画のチャンネル登録者数は好調ですよ
ほんとだ
人は長話や長居をすると、その人物やその場所に親近感を感じます。結果、チャンネル登録のハードルが下がります
単純だなー
仮に視聴者が長いと感じても、自由にスキップ、早送り、離脱できます。大昔のニコニコ動画じゃあるまいし
はい。また長い動画はYouTubeのアルゴリズムに好まれます
おすすめや関連動画に乗りやすい?
と言われますね
うちのチャンネルでは30分以上の動画の成績は10分前後のミドル動画、10分以下のショート動画より全般的に上です。そして、いずれがトーク動画ですね。
評価が悪い動画は非公開にすべき?
先に聞きましょう。K.Pさんは動画の評価の良し悪しをどう判断しますか?
高評価と低評価の割合です
低評価が高評価を上回る=悪い動画?
そうです。低評価の動画はYouTubeに嫌われるという情報をどこかで読みました
それは実体験ではない?
ええ。でたらめですか?
いいえ、その考えは一理です。でも、本当に悪い動画は低評価も高評価もコメントもなんの波風も立てないものです。コンテンツの死は反発や炎上ではありません。無視と忘却です
ネタの強弱と同じく動画の良し悪しの判断は一概ではありません。個人的には弱いネタ=悪い動画です。低評価は悪ではない。
低評価は高評価の裏返しです。ユーザーの強い負の感情、悪意や反発の表れです。立派なアクションです。無反応、無関心とは一線を画します。
また何かの拍子で動画のリーチが増えて、普段の視聴者層以外のユーザーが訪れると、低評価が一時的に増えます。
極論、アンチや荒らしのコメントは意味を持ちますが、低評価は数値でしかありません。
枯れ木も山の賑わいですか?
まさにそのとおりです! 低評価は良ではありませんが、悪でもありません。そして、それはアクションでエンゲージメントです。真の悪は無反応と無関心です
でも、炎上しません?
低評価を非公開にすれば炎上を防げるか? NOです。0.1%の荒らしのコメントで場は乱れます。またチャンネル運営を長く続けると、炎上風の騒動には一度ならず巻き込まれますよ
怖ぇー
個人的な換算方では低評価のポイントは0.3です。高評価は1、コメントは3、登録は10ですね。無反応と無関心が0です。
明確なマイナスは荒らしコメントのみです。
「底辺YouTuberは決まって○○をやってない」という特徴はある?
いよいよ最後の質問です。「底辺YouTuberは決まって○○をやってない」という特徴はありますか?
この質問の表現に私は関与しません。「底辺YouTuber」というワードはK.Pさんの発言です
あ、ずるい!
私はこのような表現を好みません。チャンネル運営やファンの獲得の苦労を思えば、そんな言葉を気軽に言えない! 全てのYouTuberが尊い存在で、オンリーワンですよ!!
最後の最後で良い人アピール?!
はははは。K.Rさんはこの質問にどう自答しますか?
動画の更新、トレンドの分析、チャンネルの独自性、撮影や編集の技術・・・あー、どれもこれも足りない! て、あれ、今、自答って言いました?
逆算です
えっ?
逆算
底辺YouTuberを初心者ユーチューバー=グラファイトのクリエイターに変換して、最後の質問に答えしましょう。
私の最終回答は『逆算』です。これは一つ目の質問の答えに通じます。
結局、テーマですか
テーマ、テーゼ、コンセプト、命題、主旨、世界観。初心者のチャンネルではそれがあやふやです
動画を出しながらテーマを徐々に形成するのはだめですか?
それは大ありです。でも、早めに針路を決めないと、沿岸で右往左往して、外海に出られません。やる気、予算、時間は無限じゃない。動画ネタの買い物があっという間に埃に埋もれる
ぐいぐい刺さる・・・
目標、ゴール、理想の自分・・・そういう未来図が底辺の表現者にはありません。彼らは「海賊王に、おれはなる!」とか「このジョルノ・ジョバーナには夢がある!」と言えない
夢! ジャンプ派ですか?
ガンガン派です
結局、人間の積極的な行動の一切は夢への逆算です。勉強や仕事はそのための手段でしかない。
YouTubeやSNSやブログも同じでしょう。理想の未来へのアップデートだ。
底辺YouTuberはチャンネルの一年後の未来や100本の動画を出したときの自分を具体的に想像できません。
で、未来から逆算できない。現在から無駄な乗算ばかりを繰り返します。
夢かあ・・・お金にあくせくしない暮らしかなあ・・・ああ、こんなのはダメな目標ですね
いいえ、そんなことはありません。普通の思考です。ただし、底辺はその夢とYouTubeのチャンネルをリンクできません
リンクすれば逆算できます?
十年後の自分を思い描けば、五年後の自分を思い描けます。五年後の自分を思い描けば、三年後の自分を思い描けます。それを繰り返すと、一か月後、一週間後の自分を思い描けますから、今日明日の行動を算出できます
十年後の自分はなかなか思い浮かびません
じゃあ、具体的に想像できる範囲でやってみましょう。それをYouTubeとリンクして、小刻みに逆算して行って、この後の行動を決めてみましょう
・・・埃塗れの未開封パーツを開封してみるかな~
自作PCとDTMのチャンネルですね。原点回帰だ
そうです、頑張るぞ!
頑張らない。楽しみましょう。ジョイナス!
急にポンコツ感が漂うー! ドラゴンズファン?
バルセロニスタです
以上、初心者YouTuberの十個の質問への中級者YouTuberの十個の回答でした。
より上位のシルバー、ゴールドの方の意見は分かりませんが、ブロンズの率直な答えはこんなところです。