アワイチ1日目前編 ジェノバにリユニオン 洲本のドラクエ像の謎


アワイチ準備編で淡路島へのアクセス、大阪から自走込みの総距離、宿泊場所、ルートの概要などなどを事前に調べて、出発当日を迎えます。

 

まあ、いちばんの準備は前の日にぐっすり眠ることですが。あと、食うものを食って、出すものを出すことです。

 

露悪趣味の下ネタやブラックユーモアでなく、突然の便意こそはけっこうな強敵でありましょう。ジョギング、サイクリングは胃腸の活発化にてきめんです。

 

じゃあ、朝にすっきり出せると、気がかりをひとつ減らせます。おやさい、くだもの、ヨーグルトを余分に取って、当日に備えましょう。

 


大阪から明石までの距離と自走の実感

 

くだんのように淡路島へのアクセスは陸路か水路です。スタート地点へじかに行けるのは自動車輪行派だけです。

 

鉄道輪行派も自走派も淡路ジェノバラインで淡路島に上陸します。最寄は明石駅です。連絡線の発着場は明石港にあります。

 

この明石は東経135.000000度の町です。日本の地理的中心で、標準時刻の基準値です。ぼくの出発地点の大阪中心部(梅田)は135.495951です。

 

経度のちがいは微小ですが、距離はぐーんと伸びます。大阪-明石間はグーグルのナビの徒歩ルートで50kmジャストです。

 

しかし、グーグルマップのナビは有名なサバ読みマシーンです。GPSの実走データはだいたい数パーセント増しになります。

 

これは28kmてナビの実走です。

 

2016年8月11日 大阪-三宮 山幹 走行記録

 

ぼくの過去のログでは176号線かいわいから三宮の駅前までのGPS実走は30kmをまったく下回りません。使用スマホが変わっても、この傾向は変わりません。

 

じゃあ、グーグルナビの数値は少なめに出ます。50kmはざっと55kmです。うーん、琵琶湖の大津や京都嵐山、奈良市内まで行けちゃいますね~。

 

しかも、山幹、2号線、43号線の神戸-大阪間の道路のことごとくに億千万の信号機が立ちふさがります。ストップ&ゴーのみだれうちです。

 

もちろん、サイクルロードはありません。自動車、自転車、歩行者、いずれがわんさかです。街乗りしてお店を探すにはいいルートですけど、速度維持は無理ゲーです。

 

おまけに通年で六甲山系からの北西の風が吹きます。大阪方面からの行きは逆風にさらされます。

 

て、CONSをあら捜しすると気力を根こそぎに持っていかれますが、平日の通勤時間帯の阪急やJRにごつい29erの自転車を持ち込むよりげんなりしません。

 

電車輪行すれば日帰りアワイチをものにできます。でも、おのずと行きは朝の通勤ラッシュ、帰りは夕の帰宅ラッシュになります。

 

アワイチの目安が10時間です。休憩や食事込みで12時間。朝7時に行って、夜7時に帰る、ぎちぎちの満員電車で・・・気疲れで意識が遠のきますわ。

 

アワイチのチャリキャンプの装備

 

ふとんで無気力に寝過ごしかねない身をたたき起こして、えーいと飛び乗って、大阪と兵庫の県境まで来ます。この時点で午前7時40分です。やや遅め。

 

バイクパッキング

 

今回の装備は、

 

・ソロ用ツーリングテント

・シートマット

・着替えシャツ2枚

・タオル2枚

・替えサンダル

・はみがきセット

・水2リットル

・ペットボトル500ml

・さいふ

・こぜにいれ

・スマホ

・空気入れと予備チューブとアーレン

・小物etc

 

です。ふつうの1泊2日の旅装+キャンピングセットです。総重量はざっと10kgです。リュック5kg、ハンドルの荷物5kgです。

 

水を現地でこまめに調達するなら、7-8kgまで落とせます。で、代わりに寝袋を入れると、10kgにできます。でも、そのほかは大きく減りません。

 

7-10kgがソロキャンプ泊のバイクパッキングの平均でしょう。ホテル泊をするなら、5kg前後まで軽量化できます。

 

じゃあ、キャンプセットはそんなに重くありません。ただし、かさばります。これをスマートにしようとすると、キャリアやパニエ、大型サドルバックみたいなもので重量を増しちゃいます。

 

ライダー側からのビューはこんなです。

 

ハンドル周り

 

ごっちゃごちゃです、ははは。しかし、重さはさほどです。ハンドリングも問題なしです。ドロハンでは支障が出ます。おそらくハンドル前側のテントがタイヤと干渉します。

 

ぼくのバイクのフォークコラムは未カットで、ハンドルポジションはママチャリ風のアップライトです。背中はほぼ直立です。おかげでハンドルにこんなふうにざっくばらんに積載できます。

 

ウエストポーチのなかは500mlボトルです。

 

ハンドル周りにエイドを配置

 

結果的にこれは大ヒットでした。手元のエイドはべんりです。HP回復のリアルべんりボタンです。実質、軽快車の前カゴ代わりです。カゴのべんりさがぼくの中でじわりと上昇しました。

 

ちなみにこの白い水は魔法の聖水でなく、悪魔の霊薬でなく、うすめのカルピスウォーターです。

 

午前11時のジェノバにリユニオンする

 

じゃあ、明石までびゅーんと行きましょう。そーれ、びゅーん!!

 

はい、神戸三宮駅前です。て、ぼくのチャリ道の西端はここまでです。ここまではおなじみのサイクリングコースです。自宅からすでに30km強です。

 

2号線三宮前

 

この先に広い自転車レーンがおでましします。が、自動車の駐停車が無数です、うえーん。

 

神戸付近自転車レーン

 

三宮から明石までは『20km』の表示です。じゃあ、22kmです。この写真のデータが9時42分です。すでに2時間経過です。進みがはかどりませんね~。

 

そして、ジェノバラインの平日の発着は11時からがくっと少なくなります。平日の連絡線は淡路-明石の通勤通学の足です。本数は朝夕の時間に集中して、昼間の便は少なくなります。

 

で、こののろのろペースで行くと、11時のジェノバに間に合いません。次の便が11時40分です。昼飯で時間を潰すには早い時間です。

 

てことで、11時のジェノバにリユニオンすることを目標にして、パワーを使います。信号はたくさんですが、ルートは一本です。ハーバーランド、須磨、舞子の三井アウトレットを素通りして、ひたすら西へ西へ。

 

ジェノバBIRTH!

 

淡路ジェノバライン発着場

 

時間は10時52分です。ぎりぎり11時の便に間に合います。ちかれたよ・・・

 

券売機で乗船券500円と自転車持ち込み220円を買います。あれ、200円じゃない?! 20円は値上がりだあ?

 

誘導員に案内されて、船着場に入ります。ぼくの後から1組のチャリダーのグループが来ました。3人のメンズで、バイクはYAMAHAの電動です。

 

小さい方の連絡船の自転車置き場

 

ドロハン、ミニベロ、クロスの電動です。レンタルけ? でも、バッグやアクセのチョイスや付け方は自分用ぽいです。いよいよE-bikeブームのきざしです。

 

ロードバイク脳では

 

「40-50kmしか走れないバッテリーはただのオモリだ」

 

みたいな発想になりますが、長い距離を走る=グッドサイクリングじゃありません。バッテリーで走れる範囲の楽しみ方をする=グッドサイクリング by E-bikeです。

 

あと、あいにくとこの船は小さい方の連絡船です。ハズレです。大きいほうの船にはテレビや2階甲板席がありますが、小さい方の船には最低限の設備しかありません。

 

しかし、そこは高速船です。13分で明石海峡を渡って、淡路島に着いちゃいます。ひさびさに船に乗りますが、ちょっと酔いますね・・・関空-洲本の便はむりだな。

 

船着場の岩屋からアワイチスタート

 

出発からざっと4時間、時刻は11時20分、ようやくアワイチのスタート地点に来ました。

 

アワイチスタート岩屋

 

日帰りアワイチには超遅い時間です。でも、ぼくのアワイチはバイクパッキングのチャリキャンプです。実質、アワハンx2のアワイチです。

 

て、ここでだいじなことを思い出します。目当ての宿泊施設の予約です。ぼくの目当ての宿はアワイチのちょうど半分の地点、つまり、淡路島の南端にある吹上浜キャンプ場です。

 

場所的にはモンキーセンターの先、四国の徳島との連絡橋の大鳴門橋の手前です。夏季限定のオートキャンプ場で、自動車、二輪、自転車に対応します。

 

案の定、夏の終わりの平日の客足はがらがらです。よゆうで当日予約できました。幸先グッドです!

 

取れなかったらキャンプグッズを抱えて、ニューあわじか民宿に泊まるはめになりましたが。ニュー淡路は20000円~の高級ホテルですからね~。野郎一人のチャリ泊では使わんわ~。

 

岩屋付近には観光客がわりといます。大学生のような若いピーポーです。こうゆう岩屋や海辺のレストランがあります。

 

これが地名の由来でしょう。

 

岩の屋みたいだから岩屋?

 

時計回りで洲本を目指す

 

アワイチのおすすめルートは時計回りです。時計回りで左側走行をすると、海辺に近いところを走れます。

 

一方のビワイチのおすすめは反時計回りです。理屈は同じです。左側走行で水辺に近いところを走れます。

 

湖北

 

島を回る=時計回り

湖を回る=反時計回り

 

がオススメ一般論です。じゃあ、これに従って、時計回りで海を左手に眺めながら最初の大きな町の洲本を目指します。

 

岩屋から時計回りのルートの最初の方です。阪神間の信号ラッシュと交通量がうそのようなノー信号とノー住民です。人っ子がまじでいない。

 

時計回りルートの最初の方

 

車道の路面コンディションはベリーグッドです。好天、無風、25度、超チャリダーびよりじゃないか!

 

淡路島の案内図はこんなです。

 

淡路島観光案内図

 

こうゆうパネルがあちこちにあります。べんりです。また、岩屋からの距離を示す標識が一定間隔で出てきます。これもベンリだ。サイクリングには最強の環境です。

 

ところで、たまたまシルバーウィークの最終日9月18日が淡路島ロングライド150の開催日です。電光掲示板や路肩の看板にその旨が出ます。

 

でも、3連休はきれいに雨雨雨です。台風で南側の海岸沿いはむりでしょう。中止かな~? 参加者のみなさんはざんねんです。チャリイベントに絶好の季節だのに!

 

それから、個人的CONSはこれです。たまねぎのアピール感のはんぱなさです。のぼりはだいたいタマネギのPRです。

 

たまねぎアピール

 

しかしながら、タマネギはぼくの弱点です。道の駅や物産店の軒先の山盛りのタマネギをみるとヒョヘーて尻込みしちゃいます。ネギ系がむかしから今の今まで苦手です。

 

で、必然的にこの特産物のうまみ活かせるカレーの店がきらぼしのごとく出てきます。お昼にはいい時間ですが、気持ちがカレーへ向かいません。十中八九、タマネギたっぷりカレーでしょうよ。

 

そんな思いを抱きながら、ぎこぎこチャリをこぎます。じゃあ、途上にこつぜんと淡路島名物の白い像が見えてきます。

 

淡路島名物? 迷物?白い観音像

 

ぶきみな白い観音さまです。でかさに圧倒されますが、なんか覇気や活気を感じません。のっぺりと無機質な印象です。案の定、いわくつきの物件です。

 

琵琶湖の東部のほとりにもでっかい像があります。あっちはまともな長浜びわこ大仏です。関西のサイクリストはこの二体をみて、はじめて一人前のチャリダーになれますね、ははは。

 

この像からすこし行くと、オノコロパークを左手の海上に臨めます。まったく人気がありません。なにが売りでしょうか?

 

トンネルに入ります。ぼくのコースでは唯一のトンネルです。広い歩道と短い距離でやさしいトンネルです。琵琶湖の北湖の暗い狭い長いトンネルとは別次元です。

 

アワイチ唯一のトンネル

 

そうこうして、洲本市の中心部へ近づきます。特徴的な橋が出迎えます。

 

 

ビーチ、足湯、温泉、城跡、ドラクエの洲本

 

洲本は淡路島の中心です。温泉がありますし、イオンやマルナカがありますし、ビーチがありますし、城跡がありますし、地元の方々がちゃんといます。魅力的な観光スポットです。

 

いよいよ腹ぺこです。休憩と昼食をかねて、町をぶらぶらします。しかし、カレーと海鮮丼を避けたら、イオンの惣菜とおにぎりに落ち着いちゃいました、あちゃー!

 

ざんねんなお昼ごはん

 

公園内のおしゃれレストランはすでにCLOSEDでしたね。バーガーを食べたかった。

 

そんなぼくに希望の魔法が振りそそぎます。なんかグッドな木とグッドな碑がありますよ。

 

いい感じの木

 

ドラクエ記念碑!! しかも、碑文がドラクエIIIの名キャッチコピー『そして伝説へ・・・』です。なんとファミコン世代ほいほいなモニュメントでしょうかあ?!

 

ドラクエ記念碑

 

じゃあ、なんでこんなところに唐突にドラクエ記念碑だあ? て人はゲーマーの風上に置けませんぜ~。ドラクエシリーズのゲームデザイナーの堀井雄二がここ洲本の出身です。

 

PCから移植されたファミコン初期の名作アドベンチャーゲーム『ポートピア連続殺人事件』はこの人の代表作で、ゲームの舞台が神戸・洲本です。

 

てことで、洲本市街のど真ん中にドラクエ記念碑はぜんぜんふしぎじゃありません。

 

「びーふぉーしー のテンションが あがった」

 

てなぐあいです。頭のなかにはIIIのフィールドBGMが流れる~。でも、ドラクエシリーズの最高傑作はどの点から見ても完全にドラクエVIIです。

 

すもとの たんさくを つづけます。

 

税務署のとなりに無料の足湯があります。足湯にはちと早いシーズンです。

 

洲本無料の足湯

 

この周辺は高級温泉旅館だらけです。ホテルニューアワジのローカルCMの音頭はドラクエシリーズのそくに『セーブ消えた音』級の名調子です。耳に残る残る、ははは。

 

しめにビーチを見に行きます。

 

洲本のビーチ

 

空と海と大地とこげ茶色のおっさんです。右手に家族連れの海水浴客がいます。実際、まっぴるまはまだ夏日です。金出して泊まるならここにしよう、うんうん。

 

アワイチ1日目の前編はこんなところです。次回は洲本からキャンプ場までの後編です。

 

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