自転車最大90%オフ ワイズアウトレット

アワイチ ナゾパラから吹上浜キャンプでソロキャン野宿

自走アワイチ一泊二日のバイクパッキングソロキャンプの旅、一日目の前編で島内の最大のみどころの洲本へ到着しました。

洲本のビーチ
洲本のビーチ

この時点で時刻はすでに午後3時です。岩屋から35km。アワイチの行程的にはまだ全体の4分の1のかいわいです。

反時計回りで日帰りの時計回りで3時にここにいるのはNGです。洲本午後3時は日帰りの反時計回りの目安です。日没までざっと4時間だ。

洲本出発 グラベルあり峠ありの南あわじへ

たのしげな洲本から出発して、淡路島の南部に進行します。て、ナビ上ではここからめっきり人家がへります。スーパーらしきものは出てきません。

これは島の南東です。右の町が由良、左のこんもりした島が由良城跡です。島には海水浴場があります。ちかくの船着場から渡船が出ます。

左の島・由良城跡 右の町・由良
左の島・由良城跡 右の町・由良

このかいわいを過ぎると、島内屈指の無人ゾーンに突入します。人、家、車の影が一気に減ります。でも、路面状況はかんぺきです。さすがの道路王国淡路島だあ!

峠への入り口、なぞのパラダイス

淡路島の南部の特徴は丘陵です。北、東、西は平坦ですが、南だけはアップダウンします。

現実、アワイチのコース上の大きな峠は4つ、いずれがこの南あわじにあります。日帰りではルートのなかばの勝負どころです。ぼく的には疲れのピークです。

山中にナゾパラの入り口がでーんとおでましします。白い観音像と並ぶ淡路島の二大迷所です。

淡路島名所ナゾのパラダイス 絶賛造営中
淡路島名所ナゾのパラダイス 絶賛造営中

このナゾパラの実態は奇特なオーナーさんの手作りの公園です。ザ・ハンドメイドテーマパークです。DIYの究極系です。

奥の立川水仙郷はむかしからの名所です。併設のナゾパラがナゾ過ぎて、主役を食っちゃいましたが。

下りの標識です。上りスタート、上り中間、下りスタートの地点にこういう親切な標識があります。

下りの標識
下りの標識

峠のひとつひとつはそんなにハードじゃありません。2km/10度前後のゆるい坂です。が、これがルート上に4つ続きます。峠4本、部活の坂練習のノリです。

波が来るよ 南あわじの高速ロード

ナゾパラのとうげから降りてくると、海辺のきわきわの道に出ます。島内のもっとも無人なエリアです。が、道はあいかわらずのきれいさです。

この日は晴天、無風のベリーサイクリングびよりです。でも、チャリダーらしき人影は見当たりません。車がまばらに行きかいますけど、基本的に無人くんです。

このシーサイドロードの唯一のランドマークがモンキーセンターです。

モンキーセンター
モンキーセンター

白い観音像、ナゾパラのあとでは全部の看板がいかがわしく見えますが、ここはまともな施設です。野生猿の保護観察施設です。

定食屋のちゃりこが併設します。カレーとてんぷらが売りです。

さきに進みましょう。左手の沖合いの島は沼島です。有人島です。ここからさらに進むと、海岸線から離れて、二つ目の峠に入ります。

初日のゴールの吹上浜キャンプ場へ

二つ目の地野のとうげをえっちら越えれば、阿万の町に出ます。この付近がアワイチのコースのちょうど中間地点です。方角的にも距離的にも岩屋のちょうど反対側です。

ここは鳴門海峡の向こうの徳島側に近いリゾート地です。おしゃれなペンションや民宿、高級旅館がいろいろあります。ホテル泊のアワイチにもベストの中間です。

海水浴場です。

阿万海岸の夕焼け
阿万海岸の夕焼け

遊泳OKです。9月のなかばの夕暮れに泳ぐ人はおらんか~。左のアベックみたいにぼんやりたたずむのが正解です。

ソロキャンパーはぼんやりできません。日没までにテントを設置しないと! じゃあ、先を急ぎます。76号線から25号線に入って、集落の中を進みます。

分岐です。右がアワイチのコース、左がキャンプ場への入り口です。この看板の裏手に小さな商店があります。補給ポイントに。

右・アワイチルート 左・吹上浜キャンプ場
右・アワイチルート 左・吹上浜キャンプ場

左の小道をぐねぐね進むと、キャンプ場へ着きます。

時計の針は17時52分です。遅くもなし、早くもなし、予定通りのベストな到着です。ちなみに受付は夜9時までです。

二輪に対応するオートキャンプはわりに遅くまで受付します。バイクツーリングの人はもっと遅めに来ますから。チャリのライトでは田舎道の夜ライドはハードネスです。

広いサイトと良い設備のオートキャンプ 吹上浜

この吹上浜キャンプ場は淡路島の南西に位置する夏季限定のオートキャンプ場です。

車、バイクの乗り入れOK、大人一人一泊1200円、5人用テント貸し出し2400円、炊事用まき300円てリーズナブルな価格設定です。自転車持ち込みは車と同じ一泊1200円です。

サイトはかなりの広さで、ちょっとした緑地くらいです。林間ゾーンと海側ゾーンがあります。炊事場、トイレ二箇所、24時間温水シャワー、燃え炭捨て場あり、てステキなキャンプ場です。

ビワイチで泊まった海津大崎のキャンプ場は一泊300円でしたが、施設はそれなりでしたね。あと、おっちゃんが無愛想だった。まあ、チャリ泊野郎は金にならんから~。

こっちの吹上浜の受付けの方はヒジョーにていねい親切です。期間限定の住み込み管理者さんみたいです。宿代の1200円を払って、おしゃべりをします。

じゃあ、やっぱし、台風がくると、南側の道路がえらいことになるから、淡路ロングライドは中止ぽいニュアンスですー。

だいじなロードバイクに塩水はNGでしょうし。18日の参加者さんはざんねんです。

ちなみにキャンプ場は9月一杯、10月初旬まで営業します。教育キャンプ場、て肩書きのとおりに学生の利用者が多めです。

この日のお客はバイクツーリングの若いにーちゃんたち1組、車の人2組、そして、ぼくくらいです。サイトはひろびろフリーダムです。

じゃあ、テントを設営しまくりましょう。人気をさけて、海側へ行きます。砂浜の手前の小高い砂地の上に決定します。

吹上浜の海側サイトより
吹上浜の海側サイトより

サイコーだあ! 釣り人がちらほらいます。投げ釣りにはベストなポイントでしょう。が、サビキでボウズを連発するぼくの竿にはなんにも掛からん!

じゃあ、今回、釣り道具を見送りましたね。釣っても捌けないし。とっととテントを広げましょう。

テント設置
テント設置

空、海、テント、そして、バイク。はい、1000点! こういう砂地の地面はマット代わりになります。このフォトジェニックなショットだけでバイパキの苦労は報われますわ。

ひとつの気掛かりはこの時点でスマホのバッテリー残量が24%になっちゃいました。二日目のナビと写真がちょっと心配になります。

そして、日が沈む。いなかの夜は一気に暗くなります。

ここでおなかがペコペコしはじめます。そして、お休みには早い時間です。明日のためにスマホいじりは禁物だ。

じゃあ、このすこし先にゆーぷるてお風呂屋さんがあります。ナビで片道7.0kmです。お風呂に入って、なんか食べようと思って、そこに向かいます。

しかし、さっきの画像から20分でこのくらさですよ。夜の7時前だのに。

田舎の夜道は暗いどん
田舎の夜道は暗いどん

しかも、このさきはアワイチの三つ目の峠です。距離にだまされた! 夜の山の道をひいひいハイキングします。

でも、自動車はわりと通りますから、そんなに不安感はしません。

淡路島海上ホテルを右に曲がって、南あわじ市スポーツセンター施設文化体育館の方へ行きます。まーた上りだよ! 遠い犬の鳴き声がなんかヤだー。

キャンプ場からかれこれ40分ほどでゆーぷるに着きました。

入浴料は600円です。ぬめぬめ系の美白の湯です。ちょっと良い目の銭湯みたいなふんいきです。電気風呂と水風呂でモモをいたわります。

ここで晩飯を食べましょう。おすすめのタコから揚げ丼を頼みます。850円。たこたっぷりの丼とみそ汁のシンプルなセットです。

次回は西淡路からアワイチ完走、帰宅までを一気にお送りします。