ダイソーは大手の100円ショップです・・・いや、100円ショップでした。
今やこれが200円、300円の品を幅広く扱い始めて、コーナンみたいなホームセンターのワンコーナーになってしまった。
しかし、100円ショップの自転車コーナーの消耗系パーツはおおむね優秀です。虫ゴム、バルブ、パンク修理のパッチ、ゴム糊はおすすめです。
さて、今回のピックアップ100円自転車パーツは当落線上の一品、鍵、ワイヤーロックです。
100円自転車鍵の難点
以前、ナンバーロックを紛失し、応急処置的に100円ショップでワイヤーロックを買いました。

購入先は100円ローソンです。100円ローソンにも自転車パーツがあります、パンクのパッチとか、虫ゴムとか、カバーとか。
で、この100円ワイヤーロックを買って、ちょくちょく使いました。こいつはダメです。
いちばんの難点は品質です。ワイヤーの強度でなく、鍵穴の精度です。

一目で安っぽさが知れるやわい鉄パーツです。鉄的に下の下でしょう。やっすいオモチャのやっすい鉄ネジみたいな頼りなさです。速攻でナメるあれです。
そして、精度が最悪です。付属の鍵がまっすぐ入りません。鍵先をやや斜め気味に当てると、するっとインサートできます。
こちらはロックの中身です。

シンプル・イズ・チープというところです。最初から変なガタがあります。中鉤の戻りがなんかぎこちなく思えます。
ワイヤーはふつうです。

数十万の高級自転車にはNGですが、安チャリには十分でしょう。強度はそうです。精度はだめです。
ぼくは数回しか使いませんが、抜き差しのぎこちなさに一抹の不安を覚えまくります。鍵穴の手応えがキャラメルみたいです。かちっとした金属感がしません。
おそらく最初に壊れるのはワイヤーや中の鉤でなくて、鍵穴のところです。
注油を週一?
これを裏付けるように黄色の台紙でこんな注意書きがあります。

はい、分かりました! とは納得できません。週に一度の注油って何でしょう?
自転車チェーンの注油さえが四半期に一回、一月に一回の世界です。鍵穴にそんなどばどばオイルを入れます?
ちなみにあとから洗濯物の中から発掘された1.5才の旧ワイヤーロックは無メンテでぬるぬるです。むしろ、角が取れて、すべりが良くなった。
十中八九、この100円のロックの鍵穴が故障と不具合を大量に引き起こして、クレームがわんさか来て、メーカーが苦肉の策で無茶な注意書きシール一枚ぺったんで一件落着した、のようないきさつが目に浮かびます。
実際に週一で鍵穴にオイル入れるユーザーはまずいません。はい、対策完了です。壊れた? メンテ不足です。うちに責任はありません by メーカー。
かりにこの100円のワイヤーロックの注意書きに従って、週一でオイルを入れるとしましょう。鍵穴はつねにべとべとです。
そこに鍵を抜き差しして、ズボンや上着のポケットに入れます。じゃあ、ポッケの中が毎日のように機械油チックになれます。そして、油よごれは落ちない!
ケミカリーフレーバーなマルニのデラックスオイルを注ごうなら・・・

鍵穴と鍵の精度があきらかにぽんこつですから、毎回の開け閉め&抜き差しに余計な手間が掛かります。
あと、ママチャリやシティサイクルの簡易ロックには十分ですけど、大事なロードバイクやクロスバイクの防犯にはぜんぜん力不足です。
注意書きの通りにしてみるも
文句を言わずに注意書きの指示に従ってみましょう。オイルをほんのちょぴちょぴ1滴2滴だけ・・・
が、このマルニのオイルの容器の口はものすごくアバウトです。

どばっと行っちゃいました。滑らかさはすこしUPしました。そして、かぐわしきケミカルフレーバーがほんわりとそよぎます。
そして、5万以上のチャリにこんなぽんこつロックを付けるのは非推奨です。防犯力はおもちゃのダミー監視カメラ並みです。気休めのお札みたいなものです。
ごついやつは重くなるし、長いやつはかさばります。そこそこの太さと長さの1000円くらいのものがスタンド付きの街乗り自転車にはベストですね。



