一頃に折り畳み自転車の軽量化にはまって、あれやこれやとパーツを入れ替えて、11kgから8kg台まで落としました。
最大の決め手はカーボンフォークとホイール交換です。ベース車はハンドル部分をスイングで折り畳むタイプのBRIDY系のフォールディングタイプです。
これはフォークからステムまで特殊機構で超ヘビー級です。しかも、フォークとステムはニコイチです。どっちかを軽くするとかは無理です。
で、ぼくは一思いにこの折り畳みシステムを捨てて、フルカーボンフォークとフルカーボンハンドルにしました。じゃあ、1.5kgのダイエットに成功しました。ヤッタ!
で、そのつぎがホイールです。もとの重めのETRTO406から軽めのETRTO451にインチアップしました。現状のホイールがこうです。
クイック、スプロケ、タイヤ、チューブ抜きの実測重量がペア1180gです。ディスクブレーキ台座つきの451ホイールでは最軽量級です。中華工場セミオーダー品です。
が、これらの改造はけっこうな大仕事です。相応の費用と時間と知識が必要です。ミニベロカスタム用の国内流通品は多くありません。ブランド純正オプションはバカ高です。
とすると、AliExpressやEbayが便りです。価格と性能は文句なしですが、配送の日数が掛かります。送料無料分はざっと2週間です。厳しいおあずけです、ははは。
じゃあ、もうすこし手軽なものを紹介しましょう。六角一本で出来るカスタムです。
はい、シートポストの交換です。もとのポストです。
ルイガノの純正ポストです。アルミです。重量感がずっしりです。285gです。
中華カーボンシートポストをAliexpressでゲット
ブランドやペイントに拘らなければ、AliExpressでカーボンパーツを安く買えます。シートポストみたいに地味なアイテムはひとしおです。
ブランド系のものは1万円を下りませんが、無印のものはだいたい4000円以内に収まります。
やすーいのは15ドルからあります。すこしふんぱつして、25ドルのやつを買いましょう。
今回のぶつは1週間で届きました。郵便局経由の対面配送です。国際書き留め? でしょうか。この配送パターンは最速です。
こういう安小物は関税検査をスルーして、手紙と同じ手順で来ます。ええ時代ですー。かんじんの中身です。マットブラックのカーボンシートポストです。
クランプ径は一般的な27.2mmです。ボルトは2本止め、オフセットありのスポーティタイプです。キッチンばかりの実測です。
ハッピー200gアンダー! です。外れではありません。たまに外れの200gオーバーがあります。
安っぽさはぜんぜんありません。カーボンの柄のムラもほとんどありません。これが25ドルですよ。
メーカーはこれにロゴを入れて、5~10倍の値段をつけます。原価は2割だあ? あ、でも、ブランド商売はそんなもんです。アパレルもそんなもんでしょうし。
サドルを取り付けます。うちの愛用サドルはなぜかキャノンデールクイックのジェル入りぐにょぐにょサドルです。
うーむ、カーボンに質感が見劣りします。赤のペイントが剥げてきたな~。革を張替えよか?
単体の重さは410gです。このやわらかさにしては軽めです。しかし、こいつと純正シートポストとのセットは700gです。軽さを取るか、快適さを取るか、なやましいところです。
フレームのシートチューブ径は30.4mmです。27.2mmのポストを付けるのにはシートポストシムアダプターを使います。
これが20gです。わりに重めだあ?! てことで、パイプカッターでしこしこ半分にばっつんして、10gにしちゃいました。
ペットボトルでサドルの角度調整
上の画像ではサドルが前のめりです。サドルの座面の基本ポジションは水平です。でも、目測では線がはっきり分かりません。
身近なもので水平チェックできます。水入りのペットボトルです。
ほら、ずれずれです。前側の高さがまだ足りません。ヤグラのボルトで調節します。ついでに板をかませて、より完璧に調整しましょう。
さて、試走に出かけます。乗り心地はマイルドです。カーボンポストはアルミポストよりぐいぐいしなります。むしろ、前の分厚いポストがかっちかちでしたわ。
強度は十分です。変なきしみやゆがみはありません。軽量化の効果は分かりませんね、あはは。サドルの重さがネックですわ。
この際、カーボンサドルにしてみようかな?
それから、シートポストがずれるときにはケミカルを使います。カーボングリス、ファイバーグリップ、アッセンブリコンパウンドという滑りどめです。