MTBの技の練習シリーズがついに第4弾です。ぼくの予想に反して、好評をはくします。てか、YoutubeのB4Cチャンネルの主軸シリーズです、ははは。
ぼくの技動画はHow toものではありません。ザ・しろうとの練習動画です。メイキング的な要素がじみに受けたか?
ぼく的には上級者のHow toは逆に意欲をそぎます。「そんなかんたんにできますかいな!」て投げやりな気分になって、自己嫌悪におちいります。
そこらへんのしろうとの練習動画の方がはげみになる・・・きっと。
で、今日のテーマはフェイキーです。別名リバース。いずれがおんなじトリックです。自転車でバックします、バックします、ピピー、ピピー。
はじめてのフェイキー
ふつうの自転車は前にしか進めません。リアホイールのハブのフリーボディが逆回転で空転しますから。
秘密はラチェットですね。
例外的にペダル逆回転でバックできるのが固定ギアの自転車です。ピスト、競輪、トラックバイクとかはこれです。
より身近な例は一輪車や三輪車ですね。これらのコマ付きの乗り物ギアは直結です。足の回転方向と車輪の回転方向が一致します。
で、非固定のフリーギアの自転車をバックさせるにはペダリングでなく、重心移動を使います。ケツを引く。で、その慣性で車体を後ろ向きに転がします。
このテクニックがフェイキーorリバースです。呼び名は違えど、中身はおんなじです。BMXではフェイキー、MTBではリバースです。
スケボーやスノボーみたいなイタモノにも『フェイキー』てトリックがあります。これがバック(逆走?)であるかはさだかではありません。
フェイキーのながれ
フェイキーはじみなうごきです。これひとつで拍手喝采を浴びるとか、黄色い声援を受けるとかしません。
このトリックはおもに技から技へのつなぎですね。180度ピボットからの進行方向修正が基本的な使いどころでしょうか。180度ピボットができねーってばよ。
単発のフェイキーのやり方です。
- 小ジャックナイフ
- ケツを引く
- 逆転ペダル
1の小ジャックナイフはパワーチャージ、2のケツを引くはパワー解放、3の逆転ペダルはブレーキ抵抗の緩和です。
上級者は2で出力を継ぎ足して、するするするする後退します。初心者は2のパワーに負けてふらふらよろけます。
ペダルを逆回転させないと距離を稼げません。ハブのボディは逆回転で空転しますけど、ラチェットと爪の抵抗はゼロではない。
バックでよろける
フェイキーの失敗例の第一位はバック後のよろけです。
初心者はスタンディングの立て直しでよろけるのとおなじくここでよろけます。てか、バランスを崩さずにバックする?! むりむり!
入門用のおすすめ練習が『フロントを何かに当ててバックだけする法』です。たしかにながれを分解して個別に練習するのは効果的です。
ぼくは要領をつかめませんが、ははは。てか、動作が圧倒的にじみで、手応えがありません。
繰り返してもぜんぜん疲れませんから、じきに飽きてしまいます。動画のできも非常にじみです。
一応、撮影中に小ジャック→フェイキー→スイッチバックが三回連続で成功しました。
バックの限度は2-3mです。1回目のケツ引きでバランスを保てても、2回目、3回目でふらふらしてしまう。
これで階段を下るダニーさんのテクってなんでしょう? トライアル系は別口だあ?