うちの愛車のペダルはフラットペダルです。ワイドで安価なTIOGAのこれです。
2000円弱で買える安ペダルですが、安っぽくありません。じつにTIOGAらしいグッドプライス・グッドクオリティーです。
安さの秘密は素材です。これは樹脂ペダルです。なにわのおっさんがいう「プラッチック」です。アルミではない。
ところで、ぼくはペダルをよくガリガリさせます。ペダルは削るものです。装着中のペダルの角を見てみましょう。半年でこのざまです。
原因は荒い乗り方・・・のせいでなくて、車高の低さです。わがミニベロの地面からボトムブラケット中心部までの高さは24cmです。これはジュニア用のチャリンコなみです。
初期のリアサスは139mmのエラストマータイプでしたが、これを120mmの安いエアサスに変えました。
すると、本来のジオメトリが変形し、フレームのリアアームが狭まって、ボトムブラケットの位置が下がります。
ここに一般的な170mmのクランクをつけると、ちょっとの傾きでアームエンドをこすっちゃいます。ということで、うちのクランクは150mmのショートクランクです。
それでも、上記のようなワイドなフラットペダルをつけると、カーブのときによくガリガリしちゃいます。
その点、樹脂ペダルは気楽です。ガリガリやっても、気落ちしません、うえーんとなりません。むしろ、わざとガリガリ削っちゃいます。あら、やっぱり、原因は乗り方だ?
一応、アルミの小さなペダルもあります。wellgoのクイック着脱式のやつです。
こっちが完成車付きのデフォルトのペダルです。値段はTIOGAの倍の4000円。町の自転車屋で中古のママチャリを買えますねー。
これでガリガリくんの頻発を減らせるかを試します。ペダルの交換をしましょう。はじめに装着中のペダルを外します。六角かペンチが必要です。
注意点は緩める方向です。ペダルはクランクの進行回転方向で締まります。
外側から常に見るようにすると、回転方向に迷いません。ぶじに外したら、ネジきりを掃除して、新しいグリスを薄く塗ります。
このグリス塗りは固着防止用です。ずぼらなぼくもこの一手間を惜しみません。ペダルの固着はほんまに最悪です。
新しいペダルのシャフトにもグリスを塗ります。適切なトルクで締めます。余計なグリスを拭き取ります。はい、完成です。
ちなみにクイック着脱機能はこんなふうです。折り畳み式でなく、アタッチメント式です。
フラットペダルとのサイズ差はこんなもんです。うーん、小ぶり。
クリアランスはこんなものです。
少し広がりました。しばらくこれで様子を見ます。ちなみに重量はそんなに変わりません。軽そうに見えて、クイックアタッチメントのパーツが割りと重めです。