うちのメインの街乗りMTBはディスクブレーキです。ブレーキはイギリスの金属加工屋HOPE社の Tech 3 E4です。末尾はENDURO 4pistonの略でしょう。
5月にKONAのバイクに組んで、4000km/半年を走りました。街乗りメインです。完全にオーバースペックです。
フロントブレーキの鳴きが消えた・・・
ぼくはリアブレーキを多用します。レバーの配置は右リアの左フロントです。ヨーロピアンスタイルです。
てか、ケーブルの取り回しがそうです。フロントフォークのホースガイドは左側のアームにあります。左前のがスマートに仕上がります。逆はなんかごちゃっとなりました。
街乗りオンロードでは指一本のリアブレーキちょいで完璧に急停止できます。4ピストンのAM用ですから。
おかげでフロントはおざなりです。で、ひさびさに使ったら、ぬるさを感じて、肝を冷やしました。
あきらかにブレーキの鳴きが消えて、以前より効きが甘くなりました。キャリパーブレーキみたいなぬるい手応えです。
ブレーキパッドとディスクローターと煮てみる
毎回、ぼくはフロントホイールを外して、バイクを玄関にしまいます。ときどきかんたんなメンテをそこで済ませます。そのときにローターをベタベタ触ってしまったか?
くしくもおなべの季節です。最初に具を用意しましょう。ディスクブレーキのブレーキパッドを外します。このネジを小さなアーレンキーでゆるめます。
・・・の前にボルトのしっぽ側のストッパーピンを忘れない! たいていのディスクブレーキのパッドのボルトのさきには小さな留め金があります。ラジオペンチやピンセットで外しましょう。
パッドは純正の付属品です。おそらくメタルパッドです。ちなみにパッドの規格は各社でまちまちです。例のごとく互換性、汎用性はありません。
ディスクローターです。カタツムリ印のSNAIL社の160mmの6boltのフロートタイプです。
完全に見た目と軽さで選びました。シマノ製は安心安全高性能ですけど、AFS=センターロックタイプばかりです。街乗りバイクのいろどりにはなりません。
ローターの汚れの近影です。なんかネチャっとしたオイル状のものがこびりつきます。グリスかルブのなれのはてでしょうか?
オイルやグリスは水みたいに常温で蒸発しません。
ひさびさ自転車専用なべ
さて、具材を用意したら、なべを引っ張り出しましょう。マイ自転車パーツ専用なべです。おもにチェーンやプーリーやボルトを煮炊きします。
しゃぶしゃぶ鍋には出汁、石狩鍋にはみそ、そして、チャリ鍋にはJOYです。
お掃除屋の友人が「JOYが市販品洗剤では最強クラスだ!」とお墨付きを与えます。たしかに洗い物の油汚れも自転車パーツのケミカル汚れもよく落ちます。
適量の水を加えて、さきほどの具をどちゃっと投入します。ディスクブレーキの水炊きです。
これを炊事場のガスコンロに掛ける・・・のはちょっとイヤです。折よく先日のバイクパッキング用のあれが役に立ちます。
中華ガスバーナーの出番が来た!
はい、あれです、中華シングルバーナーです。
バイクパッキングのモーニングコーヒーないしモーニングティー用にゲットしました。しかし、ぼくの手持ちのキャンプ装備では冬季の野宿は非推奨です。春先まで出番はありません。
てことで、この期に一人鍋に活用しましょう。出力全開でさっと湯がきます。コンパクトでパワフルなやつだぜ。
単車かいわいのネットスラングでツーリングに行って、カップラーメンを食うことを『ラーツー』て称します。このバーナーで日帰り自転車ラーツーしようかな?
CAMELBAKのボルトに水を入れて、ちっこいクッカーをリュックに入れて、サッポロ一番塩らーめんをスーパーで買って・・・て、楽しみが広がりますね~。
そんなこんなでパーツがいい感じに茹で上がりました。仕上げに洗濯用洗剤でごしごしします。液剤より粉材のが好感触です。顆粒がポイントです。
完成しました。
クリーニング後のパッドです。繊維の目が現れました。汚れはわりに深く浸透します。わしわし揉み洗いしましょう。
なぜかボルトの塗装がハゲハゲに
ローターとパッドはこざっぱりしました。しかし、ここで不測の事態が起こります。一緒に炊いたディスクブレーキボルトの塗装がなぜかハラハラと剥離しました。
グリーンの塗装がノリみたいにぱりぱり散り行きます。熱? 水? 洗剤? 中性洗剤で塗装はこんなになりません。ライド中の雨、洗車の水気でもこんなになりません。熱か~。