はて、キャンプでの醍醐味はなんでしょう? はい、ファイヤーです。火のありなしで盛り上がり度が違います。火を焚かないと、キャンプの魅力の大半を損ねます。まさに不完全燃焼です。
和歌山の無人島の友が島バイクパッキングでは現地でオフロードのトレイル走行をしながら、たきぎ拾いをしました。これは楽しい遊びでした。
しかし、毎回毎回、てきとうな焚き木を拾えるとは限りません。だいたいのキャンプ場で直火(地面にじかで焚火すること)は禁止です。
奥の芝生の焦げ跡は直火のあとです。こういうダメージが残ります。キャンプ場の景観がいちじるしく悪化します。直火、ダメ、ゼッタイ!
そして、焚き火での煮炊きはハードです。とくに水を沸かすには火力不足だ。上の量の木を使って、500mlの水すら沸かせません。
火なし、調理器具なしのアワイチキャンプのときには苦肉の水出しコーヒーで朝を迎えました。味は問題なしです。が、ふんいきは出ません。
火です。楽しいキャンプ生活にはバーナーが必須です。
中華シングルバーナーを買ってみた
ぼくはたびたび中華サイトのAliexpressで自転車パーツを買います。大物はカーボンホイール、小物はボルトです。数百円のものが国際書留の追跡ありで届きます。
興味本位であれこれ物色しますと、アウトドアグッズ、ペットグッズの安さと多さに驚きます。アマゾン売れ筋のノーブランドのグッズの仕入れ先がこのAlibaba系です。
中華キャンプ用品はチャリ用品と同じく選り取り見取りです。チャリのフレームやホイールみたいに高額・でかぶつじゃありません。おためし価格で気軽に買えます。
で、シングル用ガスバーナーがカートインから二週間で届きました。
中身です。三脚ごとく付き、ホース付き、スターター付きのシングルバーナーです。COLEMANのOEMか同型のようです。
実測260gです。ホースなし、スターターなしの超軽量タイプはさらに軽量です。
スターターです。かっちんでスパークが出ます。鍋用コンロの小さいVerです。
ガスの口金です。OD=アウトドア缶用です。鍋の家庭用ガスはCD缶とはノットコンパチブルです。右のつまみがガス弁調整ねじです。
つくりはそこそこです。フライパンを置いても、土鍋を載せても、ガタを感じません。最近の中華グッズはジャンキーさに欠けます。
ガス缶の互換は?
スポーツショップやホームセンターに行けば、OD用のガス缶をゲットできます。ぼくはデポでイワタニのプリムスを買いました。
末尾Tは高出力バージョンです。ぬるい紅茶の悲劇を繰り返さないために! 弱い火力は外国の弱い水圧のシャワーなみにイラつきの元です。いらちの関西人には禁物です。
ところで、OD用ガス缶には『うちのガス缶はうちのバーナー専用品です! よそのバーナーで使わないで!』みたいなヘタレた文面があります。
でも、鍋用コンロはふつうに汎用じゃありませんけ? 一体、このシンプルな形状のどこに専用がございますねん?
てことで気兼ねなくセットして、かっちんと着火します。おもしろおかしく大爆発しろ!! 高橋留美子風にちゅどーんて!!! ちゅどーん!!! アイヤー!!!!
ふつうに着火しました。これは弱火です。弁を完全開放すると、かなりの火力を出せます。じゃあ、現地で実用する前にリベンジしましょう。
500mlの水にリベンジ
先日の無人島でキャンプで大失敗したフライパンのお湯沸かしにリベンジします。Tfalのフライパンに水500mlを入れて、強火にかけます。
焚き木煮炊きでは30分ばかし四苦八苦して、50度くらいまでしか温められなかった・・・さて、バーナーの実力はどうでしょう?
で、160秒後です。はやばやお湯が煮立ちました。
ガス、サイキョー! ふつうにお部屋でお鍋できますわ。なべ焼きうどんとか石焼ビビンパとかやって、使い切ってしまいかねません。
ラーメンを煮る、こめを炊く
別の機会にラーツーと日帰りチャリキャンプの機会を設けました。
おなべでラーメン、ポットでコーヒーはよゆうです。
あげくにガス火用の炊飯がまでごはんを炊きました。
お肉の直火焼きはおてのものです。
同型の中華製バーナーはすでにアマゾン、楽天に進出します。チャイナ製に不安を覚えるなら、安心安全の国産のバーナーをおすすめします。
ソロのバイクパッキングにはこっちのコンパクトなやつがベターです。