SRAMはアメリカの総合自転車ブランドです。傘下にクランクのTRUVATIV、サスペンションのRockshox、ホイールのZIPP、パワーメーターのQuarqを抱えます。
本家は変速機メーカービッグ3のひとつです。目玉は無線電動ドライブトレインのSRAM RED eTAPと1×12変速のSRAM EAGLEです。
クラシカルなイタリアのカンパニョーロ、横綱ずもうのどっしり堺のシマノを差し置いて、オン・オフロードの両ジャンルでイケイケに目新しいものを盛り込みます。まさにアメリカンなブランドです。
このSRAMの最大の売りがフロントシングル変速の1x系です。ほとんどのグレードに1xシリーズがあります。12速のEAGLEは1xだけです。
MTBのグレードです。
- XX1 Eagle 12s
- XX1 11s
- XX 10s
- X01 Eagle
- X01 11s
- X01 DH 7s
- X0 10s
- X0 DH 7s
- EX1 11s ※電動オフロードバイク用
- X1 11s
- GX 10-11s
- GX DH 7s
- NX 11s
- X9 9s
- X7 9s
- X5 9s
今回の主役はこのなかのSRAM GXです。
競技用エントリーのSRAM GX
SRAM GXはスラムの1×11 MTBドライブトレインの入門グレードです。デビューは2015年です。翌年の2016年にさらに割安なSRAM NXが出ます。
うちのミニベロのドライブがNXです。
質感的に価格的にシマノのDEOREと同等のクラスですか。シフター、リアメカのいずれが安っぽくありませんし、かちかち変速します。でも、ちょっと重めです。
とくにリアディレイラーがヘビーです。NXのリアメカのオフィシャルのカタログ重量は322gです。これだけがCONです~。
で、今回、新車のためにSRAM GXを調達しました。GXには1×10 1×11 2×10 2×11のオプションがあります。が、ハモニカ砲やシールドバスターライフルの換装はありません。ガンダムじゃないからさ!
でも、このパッケからなんらかのガンダムが出てきても、違和感は皆無ナッシングです。斜めになったGのガンダム感がえげつないレベです。配色はガンキャノンだけどね!
で、これはロングケージのX-HORIZONバージョンです。40T以上の大きいスプロケットを使うなら、ロングケージタイプを買いましょう。ミドルケージの推奨歯数は36T前後です。
GXのリアディレイラーです。
公式のカタログ重量は265gです。NXみたいなずっしり感はしません。60gの差は大です。表面の処理は艶有りてかてかです。NXは艶消しマットです。
メカの構造はほぼ同一です。メンテに便利なケージロックです。
シフターケーブルのガイドローラーです。これを通すのがわりとムズゲーです。
さて、プーリーをセラミックベアリングのものに交換します。
と、ここで気付きました。NXのプーリーはノーマルの樹脂の歯車でしたが、GXのプーリーはシールドベアリングです。
でも、こいつの回転性ととがったビジュアルには負けます。肉抜きアルマイトのセラミックベアリングプーリーです!
回転性能は桁違いです。てか、純正プーリーはぜんぜん回らない。耐久性重視です。
はい、OKです。正味、耐久度はがた落ちでしょう。でも、街乗り用のホビーバイクだから~。
で、つぎはシフターレバーです。スタンダードなトリガーシフターをスルーして、グリップシフターを頼みます。シティ用のシマノの3速のやつはおなじみです。
これの11速版です。使用例はほぼ無です。電動アルフィーネよりログがありません。ザ・マイナーオブマイナーです。
はて、1こいつの使い勝手はどんなもんでしょうねー。楽しみです。て、GXとNXの2つもポッチしちゃったよ~。マイナーパーツがまた増えるぜ!