大英帝国からまたまたEMSがアライブしました。
ざっと二週間コースです。EMS=速達だのに! 到着港はKIX、関西国際空港です。今のところ、100%の確立でEMSは関空に来ます。AliExpressの無料配送は川崎に行っちゃいますけど。
セミファットのチューブレスタイヤとグラベルバイクタイヤを購入
中身です。
Shwalbeの新作グラベルバイクタイヤG-oneとWTBのセミファットタイヤRabger 3.0です。いずれが5000円オーバーの高級タイヤです。
3インチのセミファットのタイヤの種類はすごく限られます。WTBかMaxxisの二択です。で、なんとなくWTBを選んでみました。
ごっついです。重量は850g弱です。made in china製です。もちろん、チューブレスタイヤです。チューブxスチールビードのクリンチャーより軽量になります。
グラベル用は新作タイヤです。リザードスキンか卓球ラケットのラバーかて水玉がファンタスチックだあ! これはインドネシア製です。
重量はこのボリュームで480gです。チューブレス化すれば、そこそこの軽さにできます。
で、WTBの3インチはフロント用で、G-oneはリア用です。KONA HONZO CR TRAIL DLのフレームはBOOSTタイプですが、ステーのクリアランスは29+用じゃありません。
おそらく29-2.5が限度です。モデル車のタイヤは2.25です。27.5+も横のクリアランスに干渉します。たてはだいじょぶだけど。
26-2.3はちっこく見えるな~、ははは。で、29erの3インチのタイヤ大外はざっと774です。正味サイズは30.5インチです。でっか!
チューブレスタイヤの取り付け
さて、チューブレスタイヤの取り付けは未知のゾーンです。が、以前にDT SWISSのチューブレスキットでミニベロのクリンチャーホイールとクリンチャータイヤをむりやりチューブレス化しました。
一応、ビード上げに成功して、適正空気圧までパンプアップして、テストライドできました。が、一晩でエアーが抜けます。うえーん!
で、あえなくチューブドに戻しました。そのときのキットとシーラントがあります。
じゃあ、手順や手応えは分かります。気安くレギュラーチューブレスにチャレンジできます。
ホイールはカーボンリムのテープレス仕様です。スポーク穴がありません。
イッツ・チューブレスレディ! です。バルブを装着しましょう。
で、下準備に取りかかります。チューブレスタイヤの取り付け・交換にはこの下準備が不可欠重要エマージェンシーです。
まずはタイヤのお手入れです。ビードのリムを軽くほぐして、汚れを取ります。ぼくは水で洗って、タオルで拭きました。
リムも同じようにきれいきれいします。とにかく、接着面のノイズは空気入れの天敵です。汚れをしっかり取りましょう。水滴は敵じゃありません。むしろ、味方です。
で、タイヤとリムをきれいにして、最重要アイテムを用意します。はい、石鹸水です。
か、中性洗剤水。これを床屋みたいにしゃかしゃかして、リムにびゃーっと塗ります。
同様にタイヤのビードに塗りたくります。そして、タイヤをリムにセットします。タイヤレバーを使わず、手だけでやるのが理想的です。
IRCの専用レバーが定番です。
でも、ただし書きに『IRCのチューブレスタイヤ専用』てあります。他メーカーのタイヤへの使用は非推奨です。この一年でパナとかシュワルベがロードのチューブレスタイヤを出します。選択肢が増えました。
ロード系のチューブレスは全体的にMTB系よりタイトです。でも、ミニベロ細タイヤよりマイルドでしょう。固いミニベロタイヤはほんまにかっちかちです。食べログで人気の本格パン屋、いや、ブーランジェリーのバゲットみたいに。
じゃあ、セットアップしましょうか。あ! その前に転がり方向のチェックを忘れない。こんな表記がタイヤのどっかにあります。
あぶねえあぶねえ。あやうく反対にセットしかけましたぜ。あらためましてリムにセットします。手でぺこぺこぺこっとな。
リムとタイヤの相性やパーツの質で難易度が変わります。これはとくに問題なくはまりました。ラッキー! 外すのも容易です。超ラッキー!
難関? かんたん? フロアポンプでビード上げ
で、いよいよ空気を入れます。使用機材はふつうのフロアポンプ、フロポンです。
この空気入れ&ビード上げがあちらこちらで大げさにささやかれます。いわく、
「人生史上最高のポンプアップ」
「人力じゃ無理ゲー。チューブレスはクソ」
「エアコンプレッサー必須。ガソスタで入れますた」
とか。
が、ここまでの手順をしっかりやれば、そんなに苦労せずにビードを上げられます。げんにぼくはちょい速めのしゅこしゅこピストンでビードをひいひい、いや、ぱんぱん言わせたりましたで。
カーボンリムのビード上げはすこし気がかりでしたが、いやな手応えはぜんぜんしません。この程度の衝撃では割れないか。予想よりかんたんでした。めでたしめでたし。
コツは下準備です。事前のタイヤとリムの手入れをおろそかにすると、このビード上げで上腕パンパンになって、息切れして、汗だくのおっさんになります。
そもそもフロアポンプでどんなにハッスルしても、ポンプアップ速度や空気注入量を2倍や3倍にはできません。2割3割り増しがせいぜいです。オールドタイプがあんな激しい動きを倍速に出来るかよ! 脈拍と血圧は2倍になりますが、ははは。
その場合、念入りに空気の漏れを見直しましょう。タイヤとリムをきれいに拭く、バルブをきちんと締める、石鹸水を付け直す、失敗の原因の9割はこのどれかの見落としです。空気入れのがんばりはささいなものです。
てことで、ぶじにビードアゲアゲできました。念のために3barまで上げて、適正の2barまで落とします。上げ残り防止です。
フォークにセットしてみましょう。
ばっちりです。この状態にしてしまえば、より楽に空気入れできます。最初が最ムズです。
クリアランスです。
オー、よゆうの勇者よしひこです~。3.2が入るかア?
定番のSTANS Notubeのシーラントで耐久力アップ
後日、シーラントを購入します。定番のSTANS Notube Tire Selantです。左下のやつです。
STAN’Sはアメリカのニューヨークのチャリパーツ屋です。チューブレスの各種の特許を持ちます。チューブレス=STAN’Sです。
29erの2.35インチはタイヤの中では大きめサイズです。セミファットはワンモアビッグです。100ml強が適量です。
けちらずにどばっと入れます。
あ、あと、のこりのボトルの蓋締めをきちっとしましょう。管理をずぼらにすると、シーラントの繊維をおしゃかにしちゃいます。液が空気に触れるのはよろしくありません。キャップをきちんと締めましょう。
左のSchwalbe G-one LiteSkinはチューブレスイージーじゃありませんが、シーラントの力でこのとおりです。
内外価格差はありません。1500-2000円弱です。アマゾンが手軽ですわ。
携帯ポンプでビード上げ in 森
後日、タイヤをパナレーサーのグラベルキングSK 40Cに交換します。じゃあ、携帯ポンプを買います。そして、実験的に出先でビード上げに挑戦します。
タイヤを外して、
嵌めなおして空気入れをセットして、
はい、ビード上げできました。
最軽量の小型ポンプでこの手軽さです。しかも、屋外で。最近のチューブレスタイヤはユーザーフレンドリーです。
最終手段はタンク付きの空気入れですね。