自転車で淡路島or琵琶湖一周 時間や距離やグルメの比較 あらたに瀬戸イチが!


どこかをぐるっと一周するのはロマンチックです。頂点は世界一周、下限は町内一周だあ? サイクリングのジャンルではこうゆう一周系のロングライドは『イチ系』と称されます。

 

うちの地元の関西には2つの格好のイチ系スポットがあります。滋賀県の琵琶湖と兵庫県の淡路島です。ビワイチとアワイチ。

 

通期でたくさんのライダーが訪れまして、ルートや環境がサーキットのように確立します。また、自治体や地元企業が積極的にサイクリストや自転車活用をウェルカムします。

 

ストアのイベント走、身内のサークル走、競技系の練習走、ソロライダーやライトユーザーのチャレンジ走、ゆったり観光サイクリング、いずれの場面にマッチします。

 

ぼくはビワイチ、アワイチのそれぞれを同じバイクでゆるゆる走りました。大阪から自走の一泊二日のツーリング、イマドキの表現でバイクパッキングですね。

 

おかげで淡路島と琵琶湖の双方を日帰りサイクリングよりゆっくりじっくり見て回れました。この二つをいろいろな観点から比較して、道中の写真をまじえながら、PROSやCONSをピックアップしましょう。

 

 

自走と輪行とレンタルサイクル

 

ぼくは大阪の自宅から出発して、目的地をサイクリングして、帰宅するスタイルを取ります。現地まで自転車で行くこの方式は『自走』ですね。

 

反対に目的地まで自動車、電車、飛行機で行くスタイルは『輪行』です。自動車では現地の駐車場の確保、電車や飛行機では機材の梱包が不可欠ですね。

 

広義には配送業者の自転車専用運送サービスもこの輪行に入りますか。西濃運輸のカンガルー自転車イベント便・自転車輸送便が有名です。近畿-関東片道6000円前後ですね。

 

レンタルサイクルはもっとも手軽です。が、価格は割高ですし、時間、返却がネックです。しまなみ海道なみにはなかなかなりません。

 

ぼくはわずらわしさを惜しんで、自宅からぱーっと行っちゃいます。出先での組み立てはわりにめんどうでやっかいですから。

 

で、自宅から琵琶湖と淡路島まではともに50kmちょいです。往復100kmがずしんと積もります。行きはよいよい、帰りはへろへろです、ははは。

 

琵琶湖と淡路島のサイクリングのスタート地点

 

琵琶湖は滋賀県のどまんなかにあります。そして、滋賀は近畿と中部と北陸の中継地点です。どのエリアから来るかでスタート地点はことなります。

 

琵琶湖のスタート地点

 

近畿側からの出発地点は琵琶湖の南西部、大津港のかいわいですね。大阪、京都、奈良方面からの琵琶湖の入り口です。

 

ビワイチ 大津港にて 愛車

ビワイチ 大津港にて 愛車

 

実のところ、京都駅から大津駅までは二駅しか離れません。滋賀の都心部は京都の都心部のおとなりさんです。

 

自走派は淀川・桂川サイクリングロードを経由します。電車輪行はJRで大津駅まで。自動車は南湖の周辺の駐車場へ。

 

岐阜、福井からのライダーの起点は北東部の長浜、彦根、米原周辺です。JRの北陸本線と東海道本線が合流します。

 

彦根の城下からスタートはおつですね。

 

彦根城下

彦根城下

 

淡路島のスタート地点

 

淡路島のスタート地点はピンポイントです。そもそも島へ渡れる方法が限られます。自家用車か高速船です。

 

淡路島には鉄道がありません。路線バスは自転車持ち込みを禁止します。兵庫からの明石海峡大橋、徳島からの大鳴門橋は自動車専用道路です。徒歩、自転車は通行できません。

 

明石の淡路ジェノバライン

 

電車派輪行はJR明石駅で降りて、そこから淡路ジェノバラインの船着き場に行って、高速船で明石海峡を渡ります。

 

淡路ジェノバライン発着場

淡路ジェノバライン発着場

 

大人一人500円、自転車一台220円=計720円です。ちなみにパッケージして持ち込んでも、同じ金額を取られます。JR明石から船着き場までは徒歩10分です。駅で組み立てちゃいましょう。

 

自動車組は明石海峡大橋or大鳴門橋を渡ります。平日のETC払いでそれぞれ900円、680円です。徳島側には海峡越えの船がありません。自動車オンリーですね。

 

徳島側で自転車輸送がスタートで瀬戸イチが現実に!

 

しかし、このサイクリング熱に目を付けた自治体がこの2017年10月から徳島-西淡の自転車のトラック運送をローンチしました。

 

区間は西あわじ市の『陸の港西淡』から『徳島県鳴門市の黒山バス停』間の約20キロです。専用トラックが自転車を輸送します。乗り手は最寄りのバス停から定期バスに乗って、現地まで移動します。

 

自転車の輸送費は1台500円、人間のバス代は別途800円、土日の利用には金曜まで、祝日の利用には前日までの予約が必須です。受け付けはヤマトホームコンビニエンス徳島支店 (TEL 088-634-3212)ですね。

 

これで淡路島半周→四国→しまなみ→本州みたいなルートが可能になります。まさに瀬戸内海一周、セトイチですね。

 

明石、岩屋、西淡、徳島、今治、尾道はざっくり300kmオーバーになりますね。アワニやビワニする上級者向けです、ははは。

 

アワイチとビワイチの距離とコース

 

イチ系の特徴は長い距離です。がっちり一周するフルアワイチ、フルビワイチのいずれが100kmオーバーの長丁場になります。

 

ビワイチ200km

アワイチ150km

 

ですね。ビワイチのが長距離です。時速20kmで10時間ですね。ほんとに朝から晩まで自転車ギコギコです。

 

すくいはルートの起伏のすくなさです。大きな上り下りはありません。湖北の一部に少々の勾配があります。

 

湖北

湖北

 

坂バカのサイクリストにはこの起伏のなさが単調さにつながりかねませんね。ホビーライダーには心の支えです。

 

一方のアワイチは150kmです。距離的にはビワイチの70%ですね。じゃあ、朝8時の夜4時だ。ビワイチの後でアワイチをすると、距離の短さに胸をなでおろします。

 

が、アワイチには坂があります。しかも、島の南部に集中します。大きな峠が三つないし四つですね。こうゆう標識が南淡ではおなじみです。

 

淡路島内の自転車用上り坂標識

 

アワイチの難所のピークはこの区間です。ホビーチャリダーにはハイキングコースですね。ぼくは部活の坂道ダッシュみたいな感覚を覚えました。降りて押して歩きます。

 

そして、このアップダウンの区間の後には西淡の海岸線が続きます。

 

淡路島25号線から31号線の典型的風景

淡路島25号線から31号線の典型的風景

 

左は海、右は山ですね。路面はヒジョーにきれいでフラットです。写真では快速コースにしか見えません。

 

しかし、付近の風力発電の風車が示すように通年で一定の風が海側から吹き付けます。時計回りでアワイチをすると、もれなく行く手の左前方からの向かい風にさらされますね。島ライドの宿命です。

 

てきとうな休憩ポイントのすくなさもCONSのひとつです。東淡の淡路市や洲本市みたいな町がありません。もくもくの悟りライドが続きます。

 

ドラクエ記念碑

洲本のドラクエ記念碑

 

ショートカット

 

「フルビワイチやフルアワイチはむりだあ・・・」

 

て人や初心者や女子交じりのグループはショートカットを利用しましょう。

 

琵琶湖の唯一のショートカット琵琶湖大橋

 

琵琶湖はでっかい湖です。これをまたぐ橋は琵琶湖大橋のみです。それゆえに道中のルートの選択肢、ショートカットは限定的です。

 

ビワイチは基本的に2パターンです。琵琶湖大橋の南側の南湖を無視して、守山-堅田をぐるっと一周するセミビワ、南湖と北湖をぐるっとアラウンドするフルビワです。

 

琵琶の持ち手のところを走るか否かですね。セミビワは150km前後に短縮します。これが唯一のショートカットですね。橋を渡らない=200km確定です。

 

GIANTストア守山店は琵琶湖大橋の東のたもとの守山市内にあります。セミビワ推しでクロスバイクをPRするには正しい立地ですね。

 

南湖だけを一周するのはなんちゃってビワイチですね。ほんとのゆるゆる観光ポタリングにはベストな距離です。でも、屈指の観光スポットの近江八幡や彦根城を見れませんが。

 

ビワイチではラコリーナには寄りましょう。このおしゃれな建物の中に有名スイーツ屋がずらりと入ります。

 

ラコリーナ近江八幡

ラコリーナ近江八幡

 

近江の街並みは上品ですね。

 

近江の水郷 八幡濠

近江の水郷 八幡濠

 

ルートたくさん淡路島

 

対照的に淡路島はショートカット天国です。島の東西を結ぶ道路が数多くあります。内陸部の大半は農地・耕作地です。日本のいなからしい風景が続きます。

 

ほとんどの道路が海岸部へ出ますから、グループライドのショートカット組とフルアワイチ組ののちのちの合流がかんたんですね。初心者から上級者まで楽しめます。

 

ぼくのような坂嫌いは島の南側をスルーできますね。宿泊先を最南端の吹上浜キャンプ場にしちゃいまして、もろにアップダウンざんまいを味わいましたけど。

 

吹上浜の海側サイトより

吹上浜の海側サイトより

 

ルートの工夫で50km、100km、150km、フラット、アップダウン、海ビュー、山ビュー、みたいなバリエーションが多彩です。

 

交通状況と路面のコンディション

 

サイクリングの快適さを大きく左右する交通事情と道路のコンディションを見ましょう。

 

交通量多め、路面まばらのビワイチ

 

滋賀県は近畿、中部、北陸の境目にあります。自動車の交通量は多めです。

 

湖東ではそんなに感じませんが、湖西ではあきらかに感じます。JRと並走する道路が近畿-北陸間の大動脈ですね。大型トラックがひんぱんに行きかいます。

 

そして、めぼしい裏道、抜け道がありません。下の写真のように路肩は極狭です。

 

白鬚神社 鳥居

白鬚神社 鳥居

 

自転車レーンはありますが、お仕事中のおいそぎのドライバーさんは無我夢中です。自動車のプレッシャーはきつめですね。むしろ、都心部より高圧です。

 

そして、路面のコンディションはまちまちです。

 

湖きわの路面

湖きわの路面

 

全体的に西低、東高ですね。なぜか西側の見どころのなさは琵琶湖、淡路島で共通します。上記の白鬚の水中鳥居を逃すと、良い写メスポットについぞ巡り合えません。

 

車少ない、路面きれいの淡路島

 

平日のライドのためか淡路島の道路はガラガラでした。淡路や洲本の市街地からはずれると、急速に車も人も店も家も見失います。

 

南淡でそれが最高潮に達します。数分に一回の自動車とたまたまのサーファーばかりが人の気配ですね。

 

南淡の海岸沿い

南淡の海岸沿い

 

湾岸の道路のコンディションはベリーグッドですね。体操着姿の子供らがランニング中です。たしかに最高のランニングコースですね。

 

ランニング中の学生たち

 

淡路島には電車が走りません。道路天国、自動車天国の土地柄がはっきり知れますね。地元のインフラ屋はうはうはでしょうね~。

 

実のところ、明石海峡大橋、大鳴門橋、瀬戸大橋、しまなみ海道の4大道路は同じ本四高速て道路会社の管轄です。元道路公団ですね。一応、今の形式は民間企業です。

 

じゃあ、大鳴門橋のトラック輸送はしまなみのサイクリング事業のノウハウ的延長みたいなものでしょう。橋は古来より関所であり、重要な徴税設備です。

 

あまのじゃくなぼくはきれいな路面を見ると、ふとそんな邪推をしてしまいますね、ははは。

 

一方の滋賀はJR天国ですね。琵琶湖はぐるっとJRの線路に囲まれます。はながたの東海道新幹線が通りますし、地元の近江鉄道があります。まあまあの鉄道県ですね。

 

グルメ

 

琵琶湖はうなぎ、しじみ、鮎、米、バウムクーヘンですね。淡路島はたこ、鯛、のり、たまねぎ、ジェラートです。ブランド牛は近江牛と淡路牛ですね。甲乙つけがたし。

 

世間的には海鮮丼とあわじ島バーガーがやや優勢のようです。が、個人的に生魚が△、たまねぎが×です。海産の刺身のなまぐささとタマネギのさくさくの食感と甘みがぜんぜんだめです。

 

じゃあ、ボリューミーな海鮮丼+付け合わせのオニオンサラダ! みたいなのはアウトですね。パック寿司の量のナマモノが限界です。火を通せ、火を。

 

銭湯の定食スペースのたこ唐丼は予想よりまいうーでした。ネギの量がややNGですね。

 

予想よりまいうーなタコから定食850円

 

これより翌朝にちっこい地元の商店で買った250円の手作り巻きずしのノリとキュウリがワンモアまいうーでした。

 

琵琶湖ではさきのラコリーナでバウムクーヘンセットを食べました。

 

焼き立てバウムクーヘンドリンクセット

焼き立てバウムクーヘンドリンクセット

 

スイーツと牛乳と紅茶好きのぼくに高ポイントですね~。淡路島のジェラート屋は開店前でした、ざんねん。

 

淡路島と琵琶湖の双方で道の駅が休憩所と物販スポットを兼ねます。そして、淡路島では郵便局さえがタマネギを推します。

 

たまねぎアピール

 

淡路のりをください・・・

 

公式告知や情報の取りやすさ

 

近畿の2大サイクリングスポットらしくビワイチ、アワイチの広報活動は積極的です。実質公式サイトはこんなですね。

 

びわ湖一周サイクリング 輪の国びわ湖 https://www.biwako1.jp

淡路島ロングライド150公式WEBサイト http://www.awajishima-longride.jp

 

イベントやキャンペーン、周辺道路のリアルタイム情報がFacebookアカウントでアナウンスされます。事前にここをチェックすれば、不慮の事態を招かずにすみますね。

 

無情の迂回案内看板

無情の迂回案内看板

 

山の国の日本では落石や土砂災害は付き物です。雨シーズンの明けライドのアワイチ、ビワイチには上記の二サイトをチェックしましょう。

 

どっちが初心者におすすめか?

 

結論からすっぱり出しましょう。ビワイチのが初心者にはおすすめです。理由は鉄道網との近さですね。もし、どこかで致命的にトラブっても、駅まで行けば、電車で家や車まで生還できますから。

 

 

そして、島の夜の暗さはえげつないレべです。

 

田舎の夜道は暗いどん

田舎の夜道は暗いどん

 

隔離された島と陸続きの内陸では窮地のときのプレッシャーがちがいます。リカバリーのしやすさこそが不慣れなアウトドアの最優先事項です。

 

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