重さは鉄ボルトの半分! チタンボルトでDBホイールをじみに軽量化


軽量化はスポーツ自転車のカスタマイズの王道です。プロはレースの規定や強度への配慮のためにむちゃなことをできませんが、一般人は好き勝手にいじりまくれます。

 

そして、軽量化は「エアロ向上!」や「剛性数十%アップ!」みたいなくろうと向けのアップグレードよりシンプル&イージーで、初心者やライトユーザーにやさしい手法です。

 

自転車をいじる人は99%の確率でこの軽量化病にかかります。これは治りません。不治の病です。一時の熱が冷めても、発作は定期的に起こります。

 

で、ひさびさにこいつがぼくの中で発症して、指先が自動的に動いて、ぽちぽちぽちて余計なアイテムがカートのなかに入りました。

 

ディスクローター用チタンボルト

ディスクローター用チタンボルト

 

はい、じみな軽量化パーツの筆頭です。チタンボルトですね。6穴のディスクブレーキのローターのマウント用です、1200円。1本は100円になります。ステンボルトの10倍です。

 

幸か不幸か大物を買う予算はない!

 

 

無敵、軽量、チタンボルト

 

チタン、チタニウム、Titaniumは産業で重要な金属のひとつです。略称はTiです。非鉄金属です。高価なパーツの代表です。

 

チタンはレアメタルじゃありません。原料は地殻のなかにたっぷりあります。それは高価ではない。

 

しかし、精製、成型、加工のいずれが困難です。鉄や銅みたいに大昔から活躍しません。デビューは1950年台です。産業金属のなかではペーペーの新人です。

 

はかないチタンフレーム

 

チタンフレームの自転車はポストクロモリの有力候補でした。加工のむずかしさが課題です。これが劇的に解決されないうちにカーボンフレームがやってきます。チタン、終了。

 

いまやチタンフレームの用途は趣味のバイク、特注オーダー、限定モデルみたいなものに限られます。レースシーンではマイナーな存在です。

 

スモールパーツで復活

 

活路はスモールパーツです。おもにネジ、ボルトです。パーツの純正のものは鉄製ばかりです。これのアップグレードにチタンボルトが人気です。

 

一大産地はカーボンパーツと並んで、台湾、中国です。

 

2018年初チャイナ

2018年初チャイナ

 

自転車用のものがAlibabaやeBayにあふれかえります。パッケージがコンパクトです。かさばりません。はじめての海外通販におすすめです。

 

自転車ブランド名義のやつはレアですね。TIOGAのM6がアマゾンにありました。

 

 

鉄ボルトの半分のかるさ

 

チタンボルトのメリットは軽さです。初期装備の鉄系ボルトと比較すると、重量の恩恵をよく理解できます。

 

このディスクブレーキローター用のチタンボルトを実測しましょう。

 

12本で15g

12本で15g

 

15g/12本です。1本の重量は1.2-1.3gになります。

 

純正によくバンドルする青いロックタイト付きの黒いボルト(シマノ系?)は30g/12本です。

 

ぼくが色合わせに別途で買った緑のメッキの鉄ボルトは25g/12本です。

 

SNAILディスクローター

SNAILディスクローター

 

実際に手で持っても、重みのちがいを実感できます。

 

ちなみにより安価な軽量アルミボルトはハードユーザーには好まれません。アルミの特性は粘りのすくなさです。アルミフレームはチタンや鉄みたいにしならない。

 

ディスクブレーキローターみたいに連続的な負荷の強弱がかかるところにはアルミボルトは禁物です。アルミはばつっ!と行きます。

 

トップキャップ破壊

トップキャップ破壊

 

金属疲労でネジのヘッドが飛ぶとーーボルトの構造的にそこが文字通りのネックですからーー芯がハブのなかに残っちゃいます。除去が大変です。

 

このパーツの容積の15gの差は大です。一応のホイールの回転部分ですし。

 

さびない、くさらない

 

チタンは無敵です。常温の空気中ではまあさびません、くさりません。外置き野ざらしのクロスバイクにつけると、チタンの無双ぷりと鉄パーツのさびやすさに直面できます。

 

サビ実験結果

サビ実験結果

 

左の三つが非鉄系です。右の三つが鉄系です。右端のステンレスは優秀ですが、となりのふたつはめっきりだめです。

 

上のように鉄が錆びる=酸化すると茶色に、10円玉=青銅が酸化すると青緑になります。5円玉は銅+亜鉛=黄銅=真鍮です。やっぱし、青緑になります。アルミの1円玉は錆びません。

 

鉄=重い、さびる

アルミ=しならない

銅=重い、さびる、柔らかすぎ

チタン=軽い、さびない、しなやか

 

で、チタンがこうゆうストレスフルなボルトの王者になります。

 

色は銀、金、黒、虹

 

チタンの欠点は加工の難しさ、そして、カラーバリエーションの少なさです。チタンはメッキにはほとほと向きません。色が乗らない。

 

コルナゴみたいに化粧をもりもりにするところはレアです。たいていのチタンフレームは無地の白金色です。

 

 Lynskey R460 Titanium Road Frame 2017
Lynskey R460 Titanium Road Frame 2017

定価 479999円
割引 30%
特価 336373円

※2018/02/18 08:25:20のchainreactioncycles.comの価格

 

ためにお絵描き代がもりもりになって、コルナゴみたいな過塗装のチタンフレームはファンタスティックな値段になります。

 

仕上げに焼きを入れると、青色ベースの虹色に仕上げられます。

 

焼き色

焼き色

 

遠目にはほぼ青です。ワンポイントのアクセントになります。使いすぎると、悪目立ちしますが、ははは。

 

30gも軽くなった!

 

先日、AVIDのディスクブレーキローターを取り付けた中華カーボンホイール2号に2ピースのフロートローターとこのチタンボルトを再セットしました。

 

チタンボトルセット

チタンボトルセット

 

デーハーです。

 

結果、

 

  • ディスクローター2枚  -15g
  • チタンボルト12本  -15g
  • 合計  30g

 

になります。ボルトの頭数のおかげでまあまあのダイエットが成立しますねー。

 

ブレーキ、ステム、サドルのヤグラ、シートポストクランプ・・・ボルトはわりとあります。細かくやれば、さらなる減量を達成できそう。

 

 

あー、ディスクブレーキのキャリパーのマウントがあったなあ。

 

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