ぼくの愛機はお買い物用のフラットバーロードと真・オールテラインなフルサスMTBです。
くしくもどちらのサドルも昨年のうちにあえなく爆発四散しました。レールと座面がともにBANです。
一年でサドルが三つ破壊
中華のノーブランドのツケだよ! て思いましたが、ブランドもののCYCLEPROのジェルサドルはこの二本より短命に終わりました。
春ごろに買って、夏ごろに捨てた。理由はジェルの漏れ出しです。ズボンがべとべとになったわ!
うしろがわのスパンコールがめくれて、ジェルパッドが破けました。もしか、ぼくのケツがおもすぎる? どっしりポジションで乗りすぎた?
とにかく一年で三つのサドルを破壊する人はレアでしょう。
で、しばらくこの折れレールと割れ座面でがんばりましたが、ヤフオクでいいのを見つけまして、マウンテンバイク用のものを新調しました。
ひさびさのSDGサドル
ところで、かるいサドル、たかいサドル、かっこいいサドルは世にどっさりありますが、マウンテンバイクに合うサドルは限定的です。
ロードでは高級自転車サドル=イタリアて図式が成立します。サドルはもともと革製だ。革靴王国のイタリアにはサドル作成の素地があります。
で、イタリアの自転車系企業はおおむねロード編中です。御三家のデローザ、コルナゴ、ピナレロはロード屋です。マウンテンバイクではぜんぜん脇役です。
イタリアのサドル屋もこれにおなじくします。マウンテンバイク用サドルのイメージはない。てことで、サドル大国のメーカーが候補から外れます。
で、MTB用のサドルは北米系になります。
- SDG FLY
- クロマグ
- RACEFACE
- TIOGA
こういうところが有力です。か、完成車の純正サドルの取り外し品ですね。KONA、GT、TREK=BONTRAGERあたりがちょくちょく出回ります。
で、ぼくはSDGをチョイスしました。
SDGは個人的におなじみのサドル屋です。先代のミニベロにここのI-BEAM規格のサドルを乗っけましたから。
SDGとKOREがこの形状のマウントを採用します。サドル界のマイナー企画です。ダホンの一部モデルのサドルがこれです。小径車乗りにはわりとおなじみのものです。
今回のぶつはふつうのレールタイプです。シートポストがドロッパーですから。
I-BEAMのドロッパーてのは未知の存在です。結局、あの形状にしても、可変機構のせいで極端にかるくできませんしね。
チタンレールで軽量
熊のマークのクロマグのサドルとこれとを最後までなやんで、タイミングでこちらをチョイスしました。決め手はデザインとチタンレールです。
198gです。これは超軽量だあ! もっとも、もとの無印中華チタンレールサドルは240gです。あのクッション性でこの重量は上出来です。
ためしに旧サドルのシートを剥がして、中身を確認しました。
樹脂の土台にウレタンを載せて、合皮のシートを糊付けします。シンプルな形状です。しかし、一応にこの作業はハンドメイドです。仕上げの上手下手が出ますね。
これはざつでした。
まあ、値段なりの処理です。安いサドルはホッチキス止めですね。
靴とおなじでグッドイヤー=手縫い、マッケイ=接着剤、ホッチキス止めみたいなもんでしょうか、ははは。
マウンテンバイク用のサドルは小さめ
えてしてマウンテンバイク用のサドルは小ぶりです。このSDG FLYも元のサドルの2/3くありしかありません。
MTBerの基本はスタンディングです。サドルにはめったに座らない。自走とオフロードの上りくらいですね。
BMXのサドルなんかはもっと小ぶりです。レース中にもトリック中にもほとんど座りませんから。でも、規定でサドルは公式試合には必須です。
サドルなしのやつはもっともスキルフルなトライアル系ですね。シートポストを差し込むシートチューブがそもそもありません。
DHではサドルの先端に片膝を充てるとか、両膝ではさむとかします。使い方がぜんぜん別物だ。ドリフトのときとかに使う。
小ぶりがジャスティスです。もとのサドルはおそらく汎用品です。横幅がちとワイドですね。よく内ももに干渉します。
ぼくは短足だからな!
白黒度が加速
サドルを取り付けました。前め、水平です。
車体のプロトタイプはマットブラック調でしたが、ここ最近のパーツ交換で白黒カラーが冗長します。
ひとおもいにフレームに白ステッカーを貼ろうか? フルサスMTBのマットブラック調はややいかつすぎます。
つぎはフラットバーロード用のサドルですね。べつに遠乗りしないから、やすい軽い中華カーボンかワンモアTIOGAスパイダーのコピーを買うか。
メッシュ系サドルはけっこう割れますねー。座面がレールに負ける。まあ、樹脂ですし。価格はさらに下がって、もうダイソーレベルです。やっっす!