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自転車業界=輪界の特殊事情や独自の文化

商慣習、奇妙なルール、独自の風土はどんな組織、どんな業界にもあります。一例が休日です。美容業界のやすみは月曜日ですし、質屋業界のやすみは七、十七、二十七て『しち』の日です。

酒屋や米屋は10kg、20kgのでっかいおっもい荷物をただで得意先にはこびます。運送業者的には狂気の沙汰でしょう。

その運送業のブラックはブラックでなくホワイトで、ホワイトはホワイトでなくブラックです。山積みの配送物とぱんぱんのセンターがジャスティスだ! ビバ・キャパオーバー!

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世にもふしぎな自転車業界

国内の自転車業界、チャリ界はぞくに『輪界』てゆわれます。この言葉からすでにふくよかなかんばしさが漂いますが、その内情は予想をうらぎりません。じつにおもしろい世界です。

一般人的観点からこの業界の特殊な事情をピックアップします。

店頭訪問、対面販売

国内の自転車小売店の第一原則的なものが店頭訪問、対面販売です。チャリ屋は基本的に地元密着型のビジネスです。商圏=近所、客=知人です。

しかし、買い物の仕方が実店舗型からネット通販型に移行して、この自転車業界の鉄のおきての足元ががたつきます。

イギリスのWiggleやCRCは早くから日本語翻訳を充実させて、国内サイトレベルの使い勝手を実現します。

おまけに商品は割安です。ホイール、フレームは送料無料の対象ですし、最大の大物の完成車さえが破格の配送費で全国にとどきます。

国際配送は一律です。北海道、沖縄、離島の人は追加料金をまぬがれます。そして、そうゆう地域にはめぼしいスポーツ自転車屋がない!

そんなわけで日本の自転車業界の店頭訪問、対面販売の習慣は空前の危機にひんします。しかし、小売店と代理店と本国のメーカーやブランドのおもわくや都合はばらばらです。

これらが一致する日はぜったいに来ませんから、このいささかに古風なビジネススタイルは惰性的にずるずるつづきます。

そんな風土から通販用のスポーツバイク、有名ブランドのネット用のモデルやレーベル、ライセンス委託の日本規格品みたいな自転車がちょくちょく生まれて、ヒットを飛ばします。おもしろいものです。

シマノの商品の割引は横一線

世界の自転車関連産業の覇者は堺国のシマノです。

シマノ本社
シマノ本社

オフロードではSRAMの台頭をゆるしますが、ロードバイク、セミスポーツバイク、日用自転車では絶対の牙城をきずきあげます。堺はまさに城下町です。ゴルフとスキーは黒歴史ですが、ははは。

で、日本の自転車市場は北から南までシマノのおひざもとです。ヨーロッパほどに多彩でなく、北米ほどに広大じゃありません。市場のコントロールが容易です。目と手がすみずみにいきわたります。

自転車屋はシマノ製品なしで商売できません。カンパニョーロやSRAMはべらぼうに割高ですし、micrhShiftはユーザーに受けない。

その結果、シマノコンポの価格は完全に横一線です。割引率の標準値は20%です。18%や22%みたいな数値はあっても、30%や40%はありえません。

シマノ製のコンポーネントの大部分は店の在庫品でなく、メーカー取り寄せ品です。出荷体制、品質管理がパーフェクトです。価格競争の原理ははたらきません。ある種のなれあいです。

うらはらに海外通販サイトのシマノ製品はごりごりに割引されます。型落ち、バルク、キャンペーンものは50%、60%までさがります。これは純然な在庫品やあまりものです。

さらに為替変動、円高やポンド安が瞬間最大風速的にフォローすれば、竜巻のようにはちゃめちゃな安売りがしばしば発生します。

ぼくの記憶では105 5800のグループセット一式が29999円てのがありました。ぼくの最大の戦利品は20000円のXTR M9020のクランクです。

XTR M9020 クランクセット
XTR M9020 クランクセット

現在のおかいどくシマノセットは TIAGRA 4700です。

Shimano Tiagra (ティアグラ) 4700 10スピードグループセット
Shimano Tiagra (ティアグラ) 4700 10スピードグループセット

定価 76461円
割引 59%
特価 30999円

※2018/09/18 01:25:05のchainreactioncycles.comの価格

10速のフルセットが3万です。クロスバイクやミニベロのカスタムに使えます。

逆に新型モデルの内外価格差は逆転します。販売当初から国内の割引は安定の20%オフですが、海外の割引は微温的です。1年半くらいで再逆転しますけど。

2019モデルは2018年に出る

有力人気自転車ブランドのロードバイクやマウンテンバイクは一年ごとにモデルチェンジします。発表の時期はまちまちで、春先~初秋です。

TREK CHECKPOINT
TREK CHECKPOINT 2019

『人気モデルを抜き打ち発表して、ライバルの新型をメディアからロンダリングする』みたいな冷徹な手法はたまに見られます。タイミングといきおいはプロモーションのかなめです。

で、ぜんぜんの初心者はこの年度モデルの命名法則に首をかしげます。2018年の新型の年式が2019モデルですって? はあ? 誤植ですか?

いいえ、これは誤植ではありません。命名法則の習慣です。2018年の新型は2018モデルではなく、2019モデルです。今年+1が新型自転車の命名法則です。

つまり、2018モデルは2017年の車体、2017モデルは2016年の車体です。来年1月1日以降の発表分は2020モデルとなります。

で、現行モデルはこの新型の発表の瞬間に型落ちに格下げされます。『最新モデル!』の称号はたったの1年しか持ちません。

車体の大幅なアップデートやモデルチェンジは数年ごとです。アップデートが色の変更や価格の見直しみたいなマイナーチェンジにとどまることはふつうです。

しかし、自分の愛機がこの日この時から新型でなくなるのはみょうにさびしいものです。新型がマイナーチェンジでなく、トレンド全部のっけの新規格もりもり!であれば、めのまえがまっしろになります。

この命名法則と大幅アップデートの時期を理解すれば、誤解と後悔をへらせて、グッドショッピングへ近づけます。

2018年現在では直近のシーズンモデルはこんなです

  • 2019モデル:現行、最新
  • 2018モデル:準新作、型落ち
  • 2017モデル:旧作、ちょい古
  • 2016モデル:一世代前
  • 2015モデル:レトロ

ロードのトレンドは3-4年、MTBのトレンドは2-3年しか持ちません。最近のスポーツバイクはほんとになまものです。

そのほかのアップデのひきこもごもです。

「買おうと思ったカラーがカタログ落ちしたー!」

「モデルが終売になったー!」

「わー、値上がりしたー!」

「こまかいパーツがこそってダウングレードしたー!」

「あこがれの選手がこのブランドのチームから離れたー!」

「このチームが年内でなくなったー!」

わーわーわー! じみに選手の移籍とチーム名の変更はききます。レプリカウェアとチームモデルの買い時が難です。

近所のチャリ屋の大将はこわもて

「あなたの街の自転車さんのお店の人の似顔絵をかいてください」

この要求から一般人がキャンパスにえがく自転車屋さんのお店の人はさわやかイケメンのおにーさんでなく、こわもてのおやっさんです。

最近のスポーツバイクショップや大手チェーンのスタッフは八方美人のフレンドリータイプですが、近所の個人経営の自転車屋の大将は高確率で不愛想な仏頂面のおやじです。

ぼくの最寄りの自転車店は小学校の同級生の実家です。そこのおやっさんがむかしから一人でやります。ザ・こわもてがんこおやじです。

これはぼくの個人的な感覚でなく、一種の統計のようです。統計学的に全国的に近所の自転車屋の大将はこわもてである。おばちゃんはふつうです。

職人は孤独です。整備士は孤独です。もくもくとメカいじりをする姿が必要以上に無機質に映るだけでしょうか?

おっちゃんの店は健在です。おっちゃんのこわもても健在です。『自転車屋の店主はこわもてである』は『空は青い』や『砂糖は甘い』のような自明のことのようです。

みんな知り合い

ぼくの近所の服部緑地で自転車フリマのシクロジャンブルが春秋にあります。

2018年5月20日シクロジャンブル
2018年5月20日シクロジャンブル

出店者のほとんどは業界の人です。一般人の売り子はレアです。

ぼくは前に一度だけあまりものパーツをならべて、売りのほうに回りました。両となりは品ぞろえとふんいきから自転車屋さんです。シマノを「シマノさん」てさん付けします。確定。

で、この両となりの人にちょくちょく同業者らしい人があいさつにきて、「ひさしぶりやな~」「どない」「元気でっか」「ぼちぼちでんな」的なやりとりをします。

なんかみんなが知り合いみたいなふんいきで、自転車業界のせまさみたいなものがかいまみえました。いろんなしがらみは多そう、ははは。