Y’sRoad、ワイズロード、ワイズは大型のスポーツバイク販売の最大手です。関東の山手線沿線をメインにしつつ、全国に店舗を展開します。
関西には大阪本館、大阪ウェア館、神戸店、京都店があります。西日本の自転車販売店では新興勢力です。
これはうちから最寄りの大阪店です。大阪市中央区の船場にあります。このかいわいは自転車販売店の激戦区です。
ワイズロードの特徴
ワイズロードの特徴はお店の広さと品ぞろえの豊富さ、そして、入りやすさです。店内はおおむね100坪以上で、内装はシンプルで、陳列はこぎれいです。
通販にどっぷり浸かる現代人はなにかと実店舗には気後れします。特化型の専門店の店構えは一見さんにはなおさらにプレッシャーです。
『自転車屋=不愛想な大将』
このイメージはなかなか抜けません。実際に町のチャリ屋の大将はそんな風情です。職人気質で圧倒的に不器用だ。接客は二の次になります。
一般人が気軽に入れるのはCBあさひ、イオンバイク、デポの自転車コーナーばかりです。入りやすさ=冷やかしのしやすさ=立ち去りやすさですから。
コンビニ的感覚で入れる
その点、ワイズロードの入りやすさはスポーツバイク専門店中でピカイチです。店構えが開放的で、店内の様子が外から分かります。ほかの客の姿は初心者にはありがたいものです。
神戸店は半地下にありますけど、ははは。
接客は快適ドライ
ワイズロードの接客は良い意味でドライです。セレクトショップや百貨店のようにはスタッフは飛んで来ません。へんにべたべたしない。これもコンビニスタイルです。
もちろん、こちらからコールすれば、はいはいと応じます。商品知識の豊富さ、説明のうまさ、愛想の良さはスタッフによります。
それから、店舗間の人事異動がわりとあります。お気にのスタッフが京都や神戸に行ってもうた! てことはしばしばあります。
品ぞろえは豊富
完成車とパーツの品揃えは豊富です。人気の自転車ブランドの大半を拝めます。押しはキャノンデール、ビアンキ、メリダ、ピナレロです。
トレンド的にロードバイクとクロスバイクが多くなります。大阪店にはミニベロコーナー、オフロードコーナーが併設して、専門スタッフが付きます。
MTB系の在庫は付近の競合店のベックオン、シルベスト、ウエパーより充実します。でも、MTBerは総合展では買わんかな~。
パーツの価格はふつう
ワイズロードのパーツの価格はふつうです。タイヤ、チューブみたいな消耗品、ホイールやフレームみたいな大物までふつうのふつうです。
個別のパーツを安く買うならば、ウエパー梅田に向かいましょう。価格勝負でウエパーとカンザキを持ち出すのがちょっと反則ですけど。
ワイズセールや催事の特価はそこそこ安くなります。年に一度のわいわいセール、スポーツバイクデモのアウトレットは大盤振る舞いです。
中級者にはビミョー
ワイズロードの良さは入りやすさと品ぞろえです。初心者、ライトユーザー、一見さんにはじつにコンフォートなショップです。
でも、脱初心者、ヘビーユーザー、マニア、手練れ、チャリオタには恩恵が薄くなります。関西にはコアな自転車販売店がどっさりありますから。
値段派はウエムラかカンザキに、競技派はシルベストに、機材マニアはのむラボに、ミニベロ派はローロに、アーバン派はTOKYO WHEELSに、ブランドファンはメーカー直営店に行きます。
ベックオンとワイズロード、ぼくはちょくちょく寄りますけど、だいたい手ぶらで出てきます。この二二店は友だちや彼女を連れてくるには良い店舗ですけどねー。
さらに気軽なヨドバシ梅田の自転車コーナーの存在があります。こことウエパーをはしごすれば、たいてい片付いてしまう。ヨドバシの深夜受け取りはべんりです。
ワイズロードの通販を利用してみた
さて、このワイズロードには通販の部門があります。2016年の年末セールで初利用しました。スラムのスプロケを破格で買いました。
でも、この箱のコンディションはどうでしょう?
・・・いや、かまへんけど。めちゃめちゃ安く買って、文句を抜かせません。でも、ひとおもいに箱なしにできんかったかあ?
これに味をしめて、2017年の年末に臨みましたが、肩透かしを食いました。2017年の年末年始のワイズロードのネットストアは平常運転でした。
わいわいセールの時期もスポーツバイクデモの時期もちょくちょく変わります。催事の段取りがわりとアバウトです。