ミルボンは染毛剤・パーマ剤・ヘアケア製品のメーカーです。美容室向けのシステムトリートメント剤は人気ベスト3の常連です。
以前の自宅システムトリートメントの記事ではミルボンのインフェノム5点セットをおすすめしました。
今回はその第2弾、セルフトリートメント by ミルボンディーセスリンケージミューです。
ミルボンディーセスリンケージミューとは?
美容室のシステムトリートメントは外部補修と内部補修に分かれます。
- 内部補修=髪の内部の成分を補修する
- 外部補修=キューティクルを補修する
ディーセスリンケージミューの工程は3+1の4ステップです。1ステップ=1アイテムです。
ステップ4はサロンのシステムトリートメント後の自宅ケアです。セルフトリートメントでは不要です。
プロセスがシンプルですから、応用が効きます。
ミルボンディーセスリンケージミューの種類
- 細い髪に重いトリートメント=何かペタっとする
- くせっ毛に軽いトリートメント=何か物足りない
素人さんは髪質から仕上がりを逆算できません。ゆえにこのようなミスをしてしまいます。
一方、プロは髪質から仕上がりを逆算して、適切なトリートメントをチョイスします。極論、勝負は下準備で決まります。
ディーセスリンケージミューには3つのコースがあります。
- ノーマルコース:細い髪向け
- プラスコース:普通の髪向け
- エックスコース:硬い髪向け
それぞれのコースでトリートメント剤の種類が変わります。
絡まりやすい細い髪にノーマルコース
ノーマルコースのステップと商品です。
- リンケージミュー1
- リンケージミュー2
- リンケージミュー3
パサつきやすい普通の髪にプラスコース
万人向けのプラスコースのトリートメントの種類です。
- リンケージミュー1+
- リンケージミュー2
- リンケージミュー3+
2以外にリンケージミュー+を使います。
硬い髪にエックスコース
硬い髪向けのエックスコースの工程と種類です。
- リンケージミュー1x
- リンケージミュー2
- リンケージミュー3x
2以外にリンケージミューxを使います。
リンケージミューの使い方
リンケージミューの使い方は簡単です。いつものシャンプーの後のリンスやコンディショングをリンケージミューに変えるだけです。
秘技・素髪戻し
上述のリンケージミューのステップの1と2は内部補修、3は外部補修になります。1と2で髪の栄養素を補充して、3で封印するイメージです。
この際、髪に余分なオイルな汚れがあると、トリートメントの成分が弾かれてしまいます。
オールインワンタイプのシャンプーにはこの余分なオイルなどが大量に含まれます。手軽で便利で経済的ですが、システムトリートメントの下準備には不向きです。
美容室やサロンでは髪を『すっぴん』に戻すシャンプーが使われます。
こちらはキアラーレのDO-Sシャンプーです。
もともとは岡山の個人店の美容師さんのオリジナル商品です。それが10年ほど前にミクシィで評判になって、あれよあれよと全国販売になりました。
髪に余分な汚れがあると、このDO-Sシャンプーは泡立ちません。逆に汚れが落ちると、泡が出ます。
評判は上々ですが、お値段も上々です。
倹約家さんにはディアテックカウンセリングシャンプーがおすすめです。
シャンプー後の作業
このようなシャンプーで髪をすっぴんに戻して、軽く絞ります。
適度な水分は髪のキューティクルを開き、トリートメント剤の成分の浸透を助けます。
逆に髪が完全にからからに乾くと、キューティクルがやや閉じます。すると、トリートメント剤が中に吸収されず、ベタベタの原因になります。
無論、大量の水分は溶液を薄めてしまいます。
この適度にしっとりした髪にリンケージ1とリンケージ2を塗布します。頭皮や生え際には付けず、髪の中間から毛先に揉み込みます。
で、シャワーで流して、リンケージ3を使い、栄養分を封印しつつ、キューティクルを整えます。
ミルボンディーセスリンケージミューまとめ
ミルボンディーセスリンケージミューは美容室向けのシステムトリートメント用の商品です。薬局やスーパーにはありませんが、通販にはあります。
リンケージミューの工程は4ステップです。自宅トリートメントでは4は不要です。3が4を兼ねます。
髪質でノーマル、プラス、エックスとコースが分かれます。それぞれでトリートメントが変わります。
すっぴん系のシャンプーで髪をナチュラルな状態に戻すと、より効果的にトリートメントの成分を髪の内部に補充できます。
セルフトリートメントの目安は1週間に2回くらいです。