郵便局からふしぎなパッケージが届きました。
![あやしいブツ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/eb0829fee4b78daa043cee0ec1c6b9f2.jpg)
こ、これは! この形はまさかのあれだ?!
![弓と矢](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/3ffc9c435badd5011ddf5f42f4c270b8-1.jpg)
弓と矢!
強い魂の持ち主をスタンド使いに変えるという弓と矢じゃあないか?!
![フルカーボンBMX風ハンドル](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/d0ce79c4c35b994531d90ba504c3effe.jpg)
あ、ライザーバーハンドルでした。そして、矢といえばEASTON!
![EASTONアーチェリーのアローシャフト](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/08/Easton_X27__X23_Silver_Shafts.jpg)
いえ、BOXです。
![BOXロゴ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/bf926912dec9b3484579ac33a6c68348.jpg)
世にも珍しいBMX風のハイライザーバーハンドル
と、ぼくが忘れかけた頃にこのハンドルバーがAliExpressから届きました。そうそう、年明けに何となくカートインしたなあ~。ハンドルバーは無駄にあるのに。
![自転車ハンドル](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/10/6186240840f75dc2df0e0c3666c173e8.jpg)
上から平、低、燕、鎌です。
フルカーボンハンドルバーは3本目です。1本目はノーマルなライザーバーです。
![フルカーボンライザーバーハンドル](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/09/ab4e61665dd7b09e7e1dc4c6100fdc45.jpg)
二本目はステム一体型のフラットバーです。
![ステム一体型ハンドルバー](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/10/bddb3f9b7fdc27d00beaa599c9705831.jpg)
いずれも中華無印工場直販の安カーボンです。細かいアラはいろいろとありますが、総合的な使用感は良好です。
なにより~3000円で割安です。ヤフオすれば、すぐに拾われますしね。
うらはらにメーカー・ブランドのカーボン小物は軽く1万を超えちゃいます。クロスバイクやミニベロのカスタマイズにはちょっとヘビーです。
車体5万、カーボンポスト1万てのは明らかにアンバランスですし。小物の健全なコストは車体の5%くらいでしょうね~。じゃあ、2500円前後が気軽でベターです。最悪、泣き寝入りできるし、無茶カスタムで遊べるし。
さて、カーボンハンドルはとくに目新しいものじゃありません。オンロード、オフロード、DHみたいな激しいライドをしない競技バイクのハンドルはほぼカーボンです。
ドロップハンドル、ブルホーンハンドル、フラットバー、ライザーバーのカーボン版はちまたにどっさりあります。
しかし、メーカー・ブランド系のライズは35mm前後に留まります。それ以上のハイライズ、アプハン用のものは途端に少なくなります。
頼りは毎度のAliExpressですが、以前にぼくが探したときには上のふつライザーバーしか見つけられなかった。
それから1年が経ち、理想のハイライザーが誕生します。10cmオーバーのBMX風のハンドルバーです。新旧比較です。
![上・ミディライズ 下・ハイライズ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/3fa717b633e7680a0118e1780e721e54.jpg)
これ! 当時、こんなのを探したけど、見つけられなかった~。このハイライザーバーのリスト入りは最近みたいです。レビューと注文が1桁台でしたから。
ちなみにザ・本気のBMXのハンドルは1kg前後のスーパーヘビー級です。まあ、BMXは良く放り投げられます。各部に強度が必要です。カーボンパーツはNGです。
でも、このBMX的なビジュアルとライズだけを欲する人には強度は不要です。供給が需要に追いついたかア!
ライズを実測しましょう。
![ライズ約13cm](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/370981fb81ca2673494dcd496f4dbb86.jpg)
クランプ芯-グリップ芯は約13cmです。カマキリハンドルほどじゃありませんが、相当なアップハンです。あと、カマキリで鬼ハンすると、ケーブルの取り回しに苦労します。
![鬼ハン](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/08/f991246b4cfed5adf4bf093efb2fcdcc.jpg)
大方、アウターケーブルの長さが足りませんわ。。
重量の実測はジャスト210gです。カマハンや金属BMXハンドルの4分の1です。表面に装飾の加工があります。カーブのところのむきっとしたこぶ。
![こぶ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/6c03fb63a3785627f9d9d96faf64dd85-1.jpg)
けっこうなお手前です。軽さとビジュアルは満足なものです。ところが、クランプ径にすごいどんでん返しがありました。
ステムのクランプ径がなぞの??mm
実のところ、注文のときに商品ページにクランプ径の詳細がなくて、カートインのときに頭がおかしくなりました。でも、いつもの悪い癖が出ます。
「テキトーDIYでどうにかなるやろ」
と思って、ぽちっとしちゃいます。
一般的なハンドルバーのステムのクランプ径は25.4mm、31.8mmです。傾向的に安クロスバイクや小径車は25.4mm、ロードバイクやMTBは31.8mmです。
それから、一昔前のロードは26mmで、BMXはグリップ径と同径の22.2mm、最新の35mmクランプがオフロードの一部にあります。
まあ、どれが来ても、ぼくは怖くないぜ! どーんとお越しあそばせ。
と、クランプを実測しまして、衝撃の数値を目の当たりにします。
![クランプ径がはちゃめちゃ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/cd9d0e66d86f77d404640609b4efe11b-1.jpg)
に、29.56mm・・・なんや、これ・・・
はい、29.56mmです。初耳クランプです。こんな径があるかあ?! 31.8mmクランプの精度不良、にしても、誤差2mm~は尋常じゃありません。
誤差の範囲の30mmのクランプのステム・・・うーん、ネット上には見つからないな~。
もしや、単車用? でも、グリップのところはきっちり22.03mmです。こっちの精度はOKです。とりあえず、ブレーキとシフターのクランプは入ります。一安心です。
表面の仕上げやロゴのペイント、グリップの精度はグッドです。余計にクランプ径の数値がマジで分かりません。
31.8mmのステムにポン付けしてみましょうか。
![マウントNG](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/bf3c92b42bd5477865900cf7029d88db-1.jpg)
案の定、ゆっるゆるです。ハンドルがくるんします。ステムが悲しげに見えます、ははは。
ここは噛ませの出番です。マジカルアルミシート!
![自作アルミシートシム0.2mm](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/10/c5d0143122dd1e724cd0ff2fcaaf17af.jpg)
これはシートポスト用の自作シムですが。
![シートでトルクOK](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/e0be469be3866e3d801f396fa1e0fe6e-1.jpg)
あら、意外です。一巻きでかちっと固定できました。ステムが嬉しげに見えます! もすこし厚め、1mmくらいのやつを巻き巻きするのが理想的です。ホームセンターで調達しますか。
か、強めのガムテとかで行けそう。