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ビワイチ 湖北から白髭神社 浜大津まで 湖西はビミョー

ビワイチ+1泊2日自転車キャンプの後編です。前編の最後の最後で崩落事故の通行止めにあいました、at 海津大崎。

無情の迂回案内看板
無情の迂回案内看板

ぎゃふん!

と、ここでようやくキャンプの管理元の井上旅館にTELして、営業の確認をします。

「あー、やってますよー。空いてますよー」

とりあえず、そこらでガッチン野宿の心配はなくなりました。一安心です。

迂回路の303号線の奥琵琶湖トンネルまでユーターンします。

海津大崎のキャンプ場へ到着 自転車一泊300円

この西浅井-海津大崎-マキノの湖岸コースは自転車ビワイチの湖北の人気ルートです。春には桜がさきほこる格好のサイクリングロードです。

他方の迂回ルートの303号線はザ・自動車用のルートです。自転車にはアウェーな環境です。とくに長い・狭い・暗いの3拍子のトンネルはチャリダー泣かせです。

賤ヶ岳トンネルには旧道の迂回路があります。

賤ヶ岳トンネル東側の手前旧道への分岐
賤ヶ岳トンネル東側の手前旧道への分岐

はい、そんなこんなで初日のゴールに到着しました。海津大崎の半島のさきっぽに位置するちっこいキャンプ場です。水辺のきわきわにあります。

※その後、コロナの前後に惜しまれつつ閉業しました。

海津大崎からの琵琶湖
海津大崎からの琵琶湖

到着直後の19時11分の写真です。まだ日はあります。そんなに焦らなくても行けたわねー。

メタセコイア並木のマキノピックランドに寄って、温泉に入ろうか迷いますが、もう疲れ果てて、お休みモードになっちゃいます。

この日のお客は4、5組です。ぼくのほかはソロかカップルのオートバイ泊の人ばかりです。チャリダーはぼくだけです。

手ぶらチャリ泊の人には近所の民宿のヴィラ山水やもうすこし西側の今津サンブリッジホテルが人気です。ビワイチプランの素泊まりが6000円前後です。

はじめてのツーリングテント設営

さて、テント作りを始めましょうかあ。ハンドルにやっつけ括り付けたBUNDOKの安ドームテントを張ります。

これはポールです。

テントのコンパクトポール
テントのコンパクトポール

コンパクトロッドみたいにぱちぱちと嵌めてストレートにします。素材は7005系のALLOYです。

出発前夜に組み立てを予習しました。すみやかにてきぱき設営できます。風は無風です。グッドキャンプコンディション!

ちなみにこの海津のキャンプの自転車持ち込み&テント設営は300円です。バイク500円、車1000円です。周辺では最安値です。

その代わりに設備はぼっとんトイレ、炉、水場だけです。シャワーやなんやはありません。漢のキャンプ場です。

水辺までてくてく出られます。水質はベリークリーンです。ぎり沸かして飲めます。

水質よし
水質よし

湖岸の全部がサイコーの釣りポイントです。ベイトフィッシュがぶくぶくいますし、バスかなにかがあちこちで跳ねます。

釣りダーするかあ?

ロッドとルアーを出してみるけど
ロッドとルアーを出してみるけど

が、長時間のライドで指と腕がわなわなします。ラインを結べない~。諦めて着替えてテントでごろごろします。

8時には疲れ果てて、ぐったりと横たわります。が、シートでは眠れない・・・気温はぐんぐん下がって、体感は15度前後になります。

結果的に日中の気温は理想より5度高く、夜中の気温は理想より5度低くなっちゃいました。差し引きゼロです?! 寝袋が恋しくなります。

しかも、このシートはアウトドアの断熱シートじゃなくて、自動車のフロントの日よけシートです。つまり、サンシェードです。ホームセンターで間違えました。ぺっらぺら!

そんなこんなで夜が明けた。

二日目 なつかしデジャブの湖西 見所は白鬚神社だけ

朝が来ました。この日の日の出は午前4時42分です。あいにくと湖上のもやで日の出ははっきりしません。

体力の回復は70%前後です~。朝ごはんはポテチの残りとお茶です。早々にテントを片付けて、釣りを始めます。

チャリ機材ではSRAM派ですが、釣り具ではShimano派です。リールはALIVIO、ロッドは中華カーボンです。

フィッシング!
フィッシング!

沖でばしゃばしゃ大物が跳ねます。小魚は稚鮎でしょうか? 30分ほどキャストをしますが、ぜんぜん当たりを感じられません。

朝の5時ですが、釣り人はちらほら来ます。ツリダーとチャリダーの朝はげに早いものです。ボウズですが、気分はグッドです。釣りキャンプ&淡水浴でまた来よう~。

さらば、海津大崎。

直近のセブンイレブンで補給食を買います。カレーパン、おにぎり、紅茶などなどです。

天気は上々です。太陽ははやばやぎらつき出します。涼しいうちに稼がないと、あとで苦労します。大津港まではざっと62kmです。3時間、午前9時に大津港が目標です。ゴー!

マキノサニービーチやピックランドの通りは外国風のふんいきです。これはメタセコイアの並木道です。ピックランドじゃありません。

メタセコイアの並木道
メタセコイアの並木道

ここからはずっと湖西線と並走して湖西を南下します。湖のきわきわの路面がこうです。

アスファルトの亀裂が目立ちます。じゃあ、ロードバイク乗りはとなりの54号線を行きます。でも、このセミファットのタイヤにはこのマイルド悪路がベストだあ!

防風林?の松葉と松ぼっくりがアクセントを加えます。最高のグラベルでないかい! 脆弱な23Cタイヤとは違うのだよ、23Cタイヤとは!

ノイズをがんがん蹴散らして走れますね、サイコー! サイキョー! キープ悪路! ワンモアグラベル! ビバセミファット! HEY! HEY! A! K! U! R! O! AKURO!!!!!

都市の湖南、観光の湖東、自然の湖北です。さて、湖西の第一印象は?

「トラック多いな~。路肩狭いな~。交通量多いな~」

です。見所はありません。湖のきわを走らないなら、なおさらに強く感じます。

湖西ルートは敦賀方面への大動脈です。関西-北陸のトラックがわんさか行きかいます。自転車にはアウェーなゾーンです。

車や電車で来れば、きれいな水辺で泳ぐとかBBQとかできます。ここらの水浴はおすすめです。チャリダーには無縁ですえ。

そんな最中の唯一の名所が前方に見えてきます。

水上に鳥居が!
水上に鳥居が!

イッツ・フォトジェニック・ビュー! です。これを逃すと、もうなにも撮れませんで~。

はい、白鬚の鳥居です。

白鬚神社 鳥居
白鬚神社 鳥居

距離的にビジュアル的に反時計周りの日帰りビワイチのピークはここになります。道路向こうは階段です。水辺まで降りられます。

「せっかくだからおれはこの赤の鳥居をくぐるぜ!」

て、本殿側に渡って、お参りをして、お賽銭を入れました。

「海津大崎のビワイチルートが復旧しますよーに」

ただ、この道路の交通はひっきりなしです。信号機はありません。横断には全力で注意しましょう。

ところで、この白鬚神社は全国の白鬚神社の総本山です。祭ゴッドは猿田彦命です。オリジンは2000年前です。古い社です。

水中鳥居のなぞはさだかじゃありません。琵琶湖の水位の関係で1000年前に水中に没したとか。太古のロマンです。

ぼくは『白鬚』の名前と鳥居の形状からこう予想します。

白鬚的進化
白鬚的進化

はい、連日の暑さで脳みそがぐちょぐちょになりましたね。あー、水浴びさせて~。

この白鬚から浜大津まではザ・ツマランサイクリングコースです。10年前の記憶が蘇ります。あのときは真夏の8月で、気温は35度、チャリはシティサイクルでしたね、ははは。

ほかの見所は琵琶湖大橋とおごと温泉ばかりです。大橋の以南の水質は急速に悪化します。道幅はじょじょに広くなりますが、車の多さはしまいまで続きます。

ゴール!

あー、疲れた! 時刻は午前9時5分です。白鬚からはノンストップです。日差しがぎんぎらぎんです。完全に真夏です。

ビワイチ 大津港にて 愛車
ビワイチ 大津港にて 愛車と

雲がねえ! クレージーなブルースカイだア! テントシートを引っ張り出して、芝生でごろごろします。

すこし休んで、スーパーの開店を待って、浜大津の商店街に徒歩で向かいます。

だらだら10時40分まで休憩しました。ビワイチの達成感より帰路の残り55kmがずーんと来ます。自走の帰りは地獄だで・・・

大阪まで最後の55km

帰りは行きと同じ京阪沿いのルートです。大津、六地蔵、中書島、枚方から大阪中心部へ戻ります。で、案の定、中書島と光善寺のところでもたつきます。

さて、この帰りの大半は立ちこぎです。ケツの股ずれが深刻です。合皮系のサドルシートが原因です。表面がてきどに滑らない。ジーパンのデニム地が拍車をかけます。

最後に久御山のイオンで休憩します。パンケーキの残りをフードコートでぱくついて、冷房で身体を冷やします。鼻の頭と腕がひっりひりです、ははは。

で、淀川です。真のゴールまで8kmです。ここらの距離感はもう完璧です。

淀川豊里大橋 守口側
淀川豊里大橋 守口側

が、この最後の数キロが向かい風との戦いでした。強烈な西風が行く手を阻みます。ぜんぜん進みません。8速にしておじいちゃん速度でひいひいこぎます。

そして、ついにご、ゴールが来た!!

ほんまのゴール!!
ほんまのゴール!!

はあ~、疲れた。時刻は15時半です。55km/5時間です。えらい時間がかかりましたねー。大阪府内からが限界ピークでしたわ。

自走ビワイチまとめ

  • 距離=310km+迷い道 20km?
  • 費用=ざっと3000円
  • 時間=06:00-39:00
  • 感想=背中熱い、ケツ痛い、グレフル旨い

以上がぼくのはじめてのビワイチ&チャリキャンプのレポートでした。アワイチするなら、早急にパニアを買おう。