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変速機メーカー 4大ブランド+FSAやROTORが参入

スポーツ自転車のだいごみはドライブトレイン、変速機です。これのアップデートや新商品はもれなく熱い話題になります。

変速メーカー御三家+1

国内の変速機の戦国時代は1990年前後のことです。いろんなメーカーがシェアと技術を価格をがっちん競い合いました。

結果、シマノが勝ちまして、今の天下統一に至ります。

今日は平和の時代、パックスシマーナです。ライバルがいませんから、モデルチェンジはゆったりします。

一方、北米のオフロードのイニシアチブはアメリカのSRAM社にあります。

グリップシフトで世に出て、フロントシングルで躍進し、12速ドライブ、電動無線コンポなどの最新技術を積極的に投入します。

変速機の本家SRAM、ホイールのZIPP、ショックスのRockshox、パワーメーターのQuarq、パーツのTruvativ、これらはSRAMグループの構成部員です。

自転車の本場の欧州の名門がイタリアのカンパニョーロ社です。こちらは典型的な舶来物の高級路線を行きます。ハイエンドの製品はカーボン、チタンのオンパレードです。

正直、ドライブよりホイールの評価が優勝です、カンパニョーロ。姉妹企業のフルクラムと共に人気のホイールブランドです。

台湾microshiftを忘れない

このように『シマノ、スラム、カンパニョーロが三大変速メーカーです』が通説の決まり文句です。

しかし、この後で「あ!」と思い浮かぶメーカーがあります。そう、台湾のmicroshiftです。

クロスバイクの完成車、外装変速付きの軽快車のリアメカにしばしば現れます。日本よりアジアの大陸向けの商品です。

ここのドライブトレインはシマノのコンポと完全コンパチブルです。実質、シマノコンポの廉価版的なポジションにあります。

シマノの展開にあわせてオンロード用とオフロード用のグレードを展開します。数だけはカンパより多彩です。

ただし、microshiftのブレーキの自社製品はありません。純粋なコンポ屋さんです。

最注目は電動11速ドライブexcdです。試作品は数年前からメディアにちょくちょく出てきますが、公式のおひろめはずるずる先延ばしになります。性能より値段が気がかりです。

パーツメーカーが変速機に参入

御三家+microshitでスポーツバイクの変速機の需要は完全に満たされます。市場は日本のビールメーカーなみの寡占です。

シマノ=アサヒ、カンパ=キリン、スラム=サントリー、MS=サッポロのようなふんいきです。サッポロのエビスビールは廉価じゃなくて、高価ですけど、ははは。

この4社の体制を崩すのは容易じゃありません。スラムがシマノの北米の牙城を崩したことさえが業界内では僥倖でした。げにSRAM 1xのフロントシングルのスタイルは怪我の巧妙です。

「NIKEとadidasの二強は崩れんわー」

て思えばアンダーアーマーみたいな新興勢力がアディダスの北米市場の売り上げをあっさり越えちゃいます。スポーツブランドの栄枯盛衰はおもしろいものです。

ながらくスポーツバイクの変速機はこの4社の独占です。ここへ正面から殴りこみをかけるアンダーアーマーみたいなイケイケなブランドは出ません。

セミ電動無線ドライブ FSA K-force WE

台湾の自転車パーツ屋のFull Speed Ahead、FSAがセミ電動無線コンポを出します。FSA K-FORCE WEです。税抜き38万で夏からデリバリー! ですが、使用例がぜんぜん見当たりません。

SRAM eTapみたいなフル無線でなく、セミ無線てのがネックです。K-FORCE WEのフロントメカとリアメカのつなぎが有線ケーブルです。

ルックスはSRAMのようなメカ系ビジュアルです。ブレーキキャリパーのカクカクさが個人的にツボです。

新しもの好き、メカ好きのチャリダーの心をわしづかみにします。この手の新商品は「シマノのデュラエースの電動セットを買える」という現実派の人には向きません。

油圧式変速ドライブ ROTOR UNO

ROTORはスペインのCNCパーツ屋さんです。看板商品はクランクと楕円リングです。

ROTORのクランク
ROTORのクランク

ほかはボトムブラケット、パワーメーター、アクセサリーです。ちまたの見解は『かっちょいいアルミの削り出しクランクのブランド』で一致します。

ここが去年ごろから油圧の変速機をちら見せしまして、ついに公式のおひろめを果たします。ROTOR初のグループセット、ROTOR UNOです。

135gの削りだし一体型スプロケットがEUROBIKE2017で賞を取りました。が、注目ポイントはそこじゃありません。これの目玉は変速機です。何と油圧です。

油圧ディスクブレーキはすでにスポーツバイクの常識ですが、油圧ドライブトレインは規格外の超レアです。電動よりレアです。

一式のお値段は欧州価格で2000ユーロ、26万前後です。はい、いつものおまじないを唱えましょう。

「デュラエースの電動セットを買えるで・・・」

これは禁句です。こういうミモフタモナイ系のワードはスポーツバイクのような趣味嗜好の世界ではタブーですよ。

11速とDH用7速のMTBドライブニューカマーBOX

BOX componentsはアメリカアナハイムのMTB系の自転車パーツ屋さんです。製品はクランクからホイール、チタンボルトやBBまで揃います。

ここがMTBのドライブトレインを出します。BOX ONEとBOX TWOは11速のオフロード用です。

カセットは11-46Tです。シマノ/SRAMのHGノーマルハブ用です。99ドル。チェーンは25-80ドルです。

シフターはシマノ/MS風のダブルトリガーです。見た目はSRAM風のメカライク、中身と価格はシマノライクです。

ダウンヒルレース用のBOX ONE DH 7Sもあります。こちらのスプロケのレシオは11-24Tです。

海外系の情報ではSUNRACEが製造元だというレポートがあります。

伏兵SUNRACE

で、そのSUNRACEは台湾の自転車パーツ屋です。内装変速のスターメーアーチャーを傘下に持ちます。SUNRACEのフリーギア、カセットがたまに眼にふれます。

買ってもうた。

SUNRACE MX12s
SUNRACE MX12s

本国の製品一覧にはクランク、シフター、前後メカがあります。人気の折り畳み自転車のドッペルギャンガーなどがここのドライブを使います。

microshiftとSUNRACEのミックスは廉価版のシマニョーロです。マイクロレースと呼びましょうか。

なぞの13速ディレイラーとかももうあるし・・・

中華13速リアディレイラー
中華13速リアディレイラー