不要の自転車を知り合いや友だちにあげる、はたまた、中古品をヤフーオークションやフリマで買う、店舗販売や新品購入以外の自転車の入手は一筋縄じゃありません。
世はネット通販全盛時代です。通販で10万の自転車を買うのは珍しいはなしじゃありません。プロショップのストアがアマゾンや楽天にあります。
ドイツの気鋭バイクブランドのCanyonはメーカー直送の通販しか受け付けません。いくつかのメーカーはセール品の直販を始めました。
対面販売以外の自転車の登録手続き
で、ネット通販のものを防犯登録するのは簡単です。ホームセンターへ持ち込むのがいちばんです。町のチャリ屋は他店販売の登録を嫌がります。ことさらに頑固な大将はそうです。
ここでむりにやらせるとお互いの気分を害しちゃいますから、すなおにホームセンターのチャリコーナーへ行きましょう。その場で防犯手続きしてくれます。
お値段は600円です。
ヤフオクの個人出品の中古自転車のコンディションはまちまちです。登録うんぬんをきちんと記載する人がいれば、サイズやモデル名や送料すら書かない人もいます。
『ロードバイクです。そんなに乗ってません。美品です』
みたいな短文で出品するつわものが後を絶ちません。しかも、出品の写真は完全にフラットバーのクロスバイクだあ! みたいなことは日常茶飯事です、まじで。
自転車はかなりの大物で高額です。出品アイテムのなかでは高難度の部類です。キャンセルやクレームなどのトラブルはほかのジャンルより多くなります。
で、これを踏まえて、ぼくは以前に現物引取りOKと譲渡証明の添付を明記するセラーからこれを買いました。
チューブのオレンジのシールが防犯シールです。が、登録カードは付属しません。譲渡証明が来ました。
そして、一度、通りすがりポリスにひっかかりましたが、この防犯番号は未登録でした。時効け? 登録の有効期限は8年です。もちろん、車体番号はクリーンです。
このあたりの判定はわりにアバウトです。防犯登録は都道府県の組織の管轄です。で、これの譲渡販売元は兵庫県の尼崎です。防犯シールは羽曳野です。ザ・カオスです。
まあ、これがほんまにNGなバイクであれば、ポリチェックですらっと没収されます。民間の中古自転車の譲渡や販売は警察にすらよー分からんわ、てなところでしょう。
で、近々ぼくは新しい自転車を買いますから、これを友人に上げます。必要な書類は防犯登録カードです。しかし、これはありません。じゃあ、どうするか?
代用は譲渡証明書です。これの発行はラクちんです。各都道府県の自転車防犯協会が譲渡証明書のPDFのサンプルを用意します。それをダウンロードして、項目を入力しましょう。
ちなみに様式は任意です。自分でデザインして、必要事項を書き込んで、ハンコを押せば、効力を発揮します。領収書とか借用書と同じですね。