ぼくはポイントシステムを好みません。なぜなら実店舗ではカードを失くすし、ネットでは使い道に困るから!
紙のスタンプカードは永遠に貯まりません。いつしかズボンのポケットの中でくしゃくしゃになって、洗濯機のもくずと化します。
毎月、ぼくのこの自転車ブログではアフィリエイトの商品紹介から3000-5000円相当の楽天ポイントが付きます。
この消化方法が悩みの種です。楽天のUIと検索の使い勝手がいまいちですから。安値比較とレビュー比較がなんかはかどらない。
あと、アフィリエイトの報酬は楽天キャッシュと楽天ポイントで支払われます。支払い3000円の超過分がキャッシュになって、キャッシュは現金化できて、ポイントは現金化できないとか・・・いや、逆だったか????
しかも、3か月連続で報酬が5000円を越えないと、銀行振り込みができないとか、振込先が楽天銀行だけだとか・・・
楽天アフィリエイトのシステムはじつに意味不明です。これは他サービスに共通します。楽天の基本的なシステムが全体的にフレンドリーじゃない。
使い勝手がライバルのamazonには劣りますし、中華系のAliExpressにすら勝てません。日本スマホ、日本パソコンの使いにくさ、野暮ったさに似ます。
てことで、ぼくの月々の楽天ポイントは自転車の消耗系パーツに生まれ変わります。実質、ぼくの楽天ポイントは自転車ブレーキケーブル、シフターケーブルポイントです。
と、ここまでなぜか楽天のはなしに終始しましたが、この記事の本題はアマゾンポイントです。
なぞのAmazonポイント
さて、楽天のポイント、ヨドバシのポイント、クレジットカードのポイントの対象は全商品、全購入です。ショッピングのたびになにがしかのポイントが発生します。
一方、より身近なショッピングサービスのamazonのポイントの存在はあいまいです。てか、アマゾンにポイントがあった?
はい、ありました、ログイン画面の上のほうにちっさく。プライム会員のごり推しとうらはらのひかえめアピールです、ははは。
そんなふうにAmazonポイントの認知度はいまいちです。ぼくもこの間までこれがアマゾンギフトカードの残高だと勘違いしていました。
過去にこれを使ったのは一回だけです。去年、いつのまにかポイントが2000ぐらいになりました。なんにポイントが付いたか?
Amazonポイントのチェック方法
ポイントの履歴をチェックしましょう。ポイントのところをクリックして、IDとパスワードで再ログインして、年度ごとに確認できます。
これはぼくの2018年のアマゾンポイントの履歴です。
コンタクトレンズと空気入れとビルケンシュトックのサンダルにポイントが発生しました。ほかは雀の涙ですが、ビルケンの分がなぜか特大です。
もちろん、2018年のAmazonの購入物はこれだけでありません。50件近くあります。しかし、ほかのものにはポイントが付かない。
2017年、2016年のポイントはゼロでした。2015年にまたがばっとポイントが出ます。
ビルケンシュトック、アゲイン!
なんとドイツ発の健康サンダルが二度目の1000ポイントオーバーをたたき出します。
ポイント付与の公式の説明です。
価格の下に『ポイント』の記載があります。うーん、ビルケンシュトックの商品ページにこれがあったか? 記憶がさだかではない・・・
そんなふうにポイントの存在自体がおざなりです。対象商品の少なさが原因でしょう。ぼくのぱっと見の印象では
- 海外ブランド、海外メーカー
- 割引率低め、セール少なめ
- そこそこ高額
こういう商品がポイントの対象のようです。実質、ぼくの購入履歴の中では消耗品、食品、コーヒー、お中元のビールとかにはポイントが付かない。
やっぱり、amazonの販促の目玉はタイムセール、プライムセール、アウトレット、クーポンでしょう。ポイントはこの三本柱の陰に完全に隠れます。
つまり、
「ポイント目当てにこれこれ買おう!」
てのは楽天ではあるが、amazonではない。実質、3年に一回しか付かないポイントは記憶に残りません。
amazonポイントの弱点
アマゾンポイントの弱点は柔軟性のなさです。ほかのポイントサービスへの移行がむりだ。両替不可!
マイルやTポイントみたいな人気ポイントへの変更がことごとく無理です。アマゾンポイントはアマゾンでのみ通用する。アマゾン商店街の商品券ですね。
ちなみにライバルの楽天ポイントはマイルになります。2ポイント=1マイルです。でも、期間限定ポイントは対象外です。
で、アマゾンの売り上げからして数パーのポイントすらが巨額になります。ほかのポイントサービスへの移行=アマゾンの機会損失です。
いや、じきにアマゾンポイントでコンビニのおにぎりを買える日が来るかもしれませんけど。アマゾンの実店舗は試験段階ですね。
アマゾンギフトカードで効率的に貯める
現時点のアマゾンポイントのもっとも効率的な貯め方はギフト券の購入です。
5000-19999円=0.5%
20000-39999円=1.0%
40000-89999円=1.5%
90000-=2.0%
です。プレミア会員は+0.5%です。最大2.5%です。つまり、10万チャージすると、2500ポイントを貰えます。
ただし、ポイントを貰える購入方法は
- コンビニ
- ATM
- ネットバンキング払い
のみです。クレカチャージではポイントは付かない。そして、コンビニではギフト券をクレカで買えない。
つまり、アマゾンポイントは現金のアマゾンギフト券化に付与します。ギフト券買ってくれてありがとうポイントですね。円点は無限に増えます、ははは。
もう一つの大量ポイントの獲得方法はアマゾンのクレジットカードです。これのポイント還元率が1-2.5%です。
ただし、最大2.5%もらえるアマゾンマスターカードゴールドには年会費がかかります。基本10800円です。
そして、アマゾン以外の買い物の還元率は1%です。総合的にはびみょうですね。
そして、上記の理由から『アマゾンクレカ+ギフト券購入=ポイントもりもり5%!』は不可能です。
もっとも手軽な大量ポイント獲得方法は
プライム無料(1か月)→9万ギフト券購入→プライム解約(ポイント月額充当)=チャージ90000円、ポイント2000
でしょうか。9万チャージもあると、無駄買いがはかどりそう、ははは。ちなみにポイントの有効期限は10年です。
またアマゾンポイントでアマゾンギフトカードを買ってポイント無限増殖的なことはむりです。アマギフはポイントの対象外です。
5月23日からamazonポイント還元が大幅拡大
このAmazonポイントの基本概念が大幅に変わります。2019年5月23日からamazon.co.jpの商品の全部に最低1%のポイントが付きます。
出品者には今年の2月ごろに通知が来ました。日経新聞にも記事があります。→アマゾン、通販全商品に1%以上のポイント~日経新聞より
セラーのあいだでは否定的な意見が多数です。なぜならポイント分は出品者の負担になるから。自動強制です。実質、アマゾン税のようなものだ。
ポイント還元率は最低1%ですから、ポイント数は1ポイント~です。50円では付かず、51円では付きます。
ぼくは1000円の甘味料を定期的に買います。てことは、つぎからの購入で1%=10ポイントをいただけます。やったぜ!
でも、増税+2%が秋に来るから、この1%は軽く相殺されます。個人消費の雲行きはよろしくありません。
じゃあ、消費者の財布のひもが固くなり、安値比較がはかどって、使いやすいアマゾンがさらに躍進する、と。
楽天ポイントつぶし?
まあ、あたらしいアマゾンポイントの還元システムはおおむね楽天スーパーポイントつぶしのように見えます。サービス的にはあたらしいものじゃないし。
ポイント移行とか現金化とかをくわしく知らない通販ライトユーザーをアマゾンポイントで振り向かせよう、てものでしょう。
げんにほかの国ではこのポイントサービスの拡大はありません。対象は日本のアマゾンジャパンの購入物だけです。
2018年にはアマゾンと楽天のモバイル版の利用者数が完全に逆転しました。日本の通販はアマゾンの天下です。
楽天ポイントは楽天のおはこです。『ポイント5倍10倍キャンペーン!』のCMはよく流れます。おまけで『カードがおとく!』だ。楽天カードまーん!
同様のキャンペーンのCMや告知をアマゾンがやりはじめれば、このライバルの印象を薄くできます。アマゾンカードまーん! の誕生は時間の問題です。
ところで、アメリカアマゾンのプライム会員の料金は1000円を超えます。はい、一月の価格です。年額は余裕で1万を越えます。年会費119ドル=14000円ですね、たけー!
これは一強の闇の部分です。今回のアマゾンポイント強制付与は独走へのはずみです。楽天はもっとがんばれ! まず、ストアページのだらだら長い商品説明を改善してくれ!
でも、結局、使い勝手でアマゾンが勝ちます。UIと検索結果とおすすめとレビュー機能が強すぎる。
今回のアマゾンポイント拡大でかくじつにいちばん影響を受けるのは楽天と三木谷さんです。
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