グラベルロードおすすめ 2018-2019 遊べて、使えて、走れる自転車


2015年以降のスポーツバイク界の主役はオールロードとE-bikeです。旧来のスポーツ自転車の愛好家の心をつかみ、多ジャンルのアウトドア系のユーザーをも取り込みます。

 

TREK CHECKPOINT

 

アメイジングなパッキングのレイアウトがキャンパー、オートバイ乗りの方々の琴線をくすぐります。チャリダー、バイカー、キャンパー、例外なくギアLOVE、ツールLIKEな人々です、ははは。

 

 


世界的な本格自転車疲れ

 

このオールロードの隆盛と反比例的に本格競技系のロードバイクやMTBはじり貧です。機材の高級化、先鋭化、ハイテク化が急激に進行して、敷居が青天井に跳ね上がります。

 

かりに競技者愛用のパワーメーター、サイクルコンピューター、スマートトレーナーのハイテク3種の神器セットをそろえると、10-30万の追加予算を求められます。イッツ・マネースポーツ!

 

こんなふうに本体以外の周辺機器が高くなると、本人がGOサインを出せても、まわりの目がきびしくなります。最も近しい人が最も恐ろしい強敵です。

 

イメージはこんなです。

 

わい「ねえねえ、奥さん、スマトレを買おうと思いますねん」

よめ「ふぅん・・・なんぼすんの?」

わい「えー、買い方次第ではお得に買えますよ」

よめ「で、なんぼなん?」

わい「15万、いや、10万くらい?」

よめ「むり。(このハゲ、一丁前にアスリート気取りかwww)」

 

はい、試合終了、ちーん。他人の金銭感覚は自分以外の趣味の出費にはシビアです。目安は10分の1ですね。マイホームこそはアウェー戦です。

 

しかし、逆の立場で考えると、この無情の即答を理解できます。

 

例えば、美容と健康をこよなく愛するラブリー♡ワイフがお肌のパフォーマンス向上のために15万の肌年齢測定器を買って来たとしましょう。有名な某社の最新鋭ハダーメーターです。

 

よめ「この装置で感覚的にしか分からなかった肌年齢が数値化されて、可視化されて、データベース化されるねん! 皮膚の保湿力、油分、ヒアルロン酸、健康状態なんかがグラフで一目瞭然やねん! さらに専用アプリで世界中のスキンケアプレイヤーとリアルタイムにランキングで競争できるねん! フランスのミリアムのお肌はツッヤツヤ! イギリスのレイチェルのお肌はもちもち系! そして、今日の計測でうちのお肌がランク入りしたで! バンザーイ!」

 

わい「その、ちょっと、奥さん、それはどうでしょう・・・(あんた、女優か?)」

よめ「つぎは10万の美顔器やな! レイチェルに勝つ!」

わい「おーい(それより少し運動して、そのブヨブヨの腹をへこましません?)」

 

さように男はパワー、女はキレーに憧れます。これはもう人間の原罪です。

 

そして、機材が発展すれば、コースやレースがより高度、よりタフに、より難しくなります。オフロード最強競技のDHのクロニクル映像などを見ると、そのえげつない変容を目の当たりにできます。

 

この極端に先鋭化した本格競技系へのアンチテーゼがオールロード系やE-bikeです。「タイムや点数にこだわらず、マイペースでチャリを楽しもうよ」てゆるい発想がジャンルの根底です。

 

で、一旦、競技性や専門性をわきに置いて、それぞれのジャンルの良いとこをかき集めて、一台のバイクに集約して形にしました! ・・・てのが昨今のオールロードバイクです。

 

オールロードのあれこれ

 

グラベルロード、グラベルバイク、アドベンチャーバイク、ツーリングバイク・・・これらの総称がぞくに『オールロード』です。オンロードとオフロードをそこそこ走れるチャリです。

 

オールロードはげんみつにはスタイルですから、特定の定義や規格や設計を持ちません。しかし、ふんわりした目安はあります。

 

  • 広めのドロップハンドル
  • 太めタイヤ
  • 短めステム
  • ゆったりポジション
  • ディスクブレーキ
  • キャリアや泥除けの台座

 

『オンロードバイクxオフロードバイク/2+実用系機能=オールロードバイク』てなところです。はたまた『シクロクロス-競技性+実用系機能=オールロード』ですか。

 

親戚筋のシクロクロスはオンロード、オフロードをよくこなしますが、その車体はフォーマルな短距離競技用です。遊びのチャリではない。実用系機能は省略されます。

 

非競技系のジャンルの旅行用のツーリングバイクやランドナーはスタイルの先祖筋にあたります。

 

てかてかのランドナー

 

オールロードはこれらの伝統的ドロハンバイクのデジタルリマスター版です。

 

クロスバイクは30年前の旧世紀のMTBとロードのハイブリッドですが、こいつの誕生のいきさつは打算と妥協の産物です。あまりもののよせあつめの要素がこくなります。

 

ホビーバイクが高性能に

 

そんなふうにオールロードはホビー、レクレーション、アクテビティ用ですが、自転車機材の性能の底上げのために競技系クラスの性能をそなえます。

 

クロスバイクはよせあつめですが、オールロードは前向きな再統合です。スタイルの骨子に天と地の差がある。

 

そして、大方の乗り手のポテンシャルは機材のポテンシャルに追っつきません。おうおうにごちゃまぜMIXの平均値はわりと高くなります。日本人の平均顔はけっこうなイケメン、美人でしょう。

 

しかし、これはチャリに特有のはなしでありません。最近のスマホは高機能PCなみのハイテク機器ですが、大多数の一般人は初歩的な機能とアプリしか使いません。猫に小判、豚に真珠です。

 

といって、低性能なガラケーを使うかとゆわれれば、うーんとうなって、iPhoneやXperiaを欲しがります。ガラケーはトレンディーじゃないから!

 

トレンディーな良い機材、グッドアイテムをゆったり堪能するのはゆうがさの証明でありましょう。げにオールロードはみやびなおくゆかしいチャリです。

 

おすすめグラベルロード

 

オールロードがチャリ界やアウトドア界に浸透して、すでに数年の月日を経ます。ロードの小手先カスタム、亜流のシクロみたいなものは減って、『オールロード』のモデルが各社から出そろいます。

 

同時に主要なタイヤ屋やホイール屋のリストに『オールロード』や『グラベル』の項目が加わります。トレンドは40cオーバーのちょい太タイヤととチューブレスイージーです。

 

40c=40mm前後のチューブレスタイヤが自転車的には未知の領域です。旧来の自転車乗りには刺激的でおもしろいゾーンです。

 

Panaracer Gravel King SK 700-40

 

ぼくはこいつをMTBにつけて、アワイチバイクパッキングから無人島キャンプ&トレイルまで行きました。自走ツーリング、野営地のちょっとした遊び&冒険に最高です。

 

テント設置

 

で、このオールロードのトレンドの余波でふつうのロードバイクのホイールの推奨タイヤサイズががばがばに拡大します。

 

人気のホイール屋のカンパニョーロやフルクラムの現行モデルの推奨値は25-50Cです。50c=ほぼ2インチです。二昔前のマウンテンバイクくらいのタイヤ幅です。ロードホイールがこれを受け入れます。

 

当のオフロード界のトレンドは2.5インチや3インチのワイドタイヤです。スポーツ自転車タイヤの拡大が止まりません。現代では空気圧と空気量が自転車スタイルやジャンルを左右します。

 

では、ここから有名人気自転車ブランドの2018-2019モデルから注目のオールロード系バイクを紹介しましょう。

 

TREK Check Point

 

アメリカ最大手の自転車ブランドのTREK社の最新グラベルバイクがCheck Pointです。冒頭の写真のバイクですね。

 

TREK CHECKPOINT

 

主要ブランドの中では後発のオールロードです。この装備は数日から一週間の中期旅行用のバイクパッキングモードです。リアキャリアを付けて、パニアを加えれば、世界一周に行けます。

 

太いタイヤ、ディスクブレーキ、ゆったり設計、もりもりダボ穴て基本をおさえつつ、スライドエンド、ベンドフォークて独自スタイルを盛り込みます。

 

また、TREKのカーボンフレームの振動吸収テクノロジーのIsoSpeedは非常に好評です。ロングライド、荒れ地の安定走行にこの強みが出ます。

 

  • モデル名:TREK Check Point SL5
  • 価格:297,000円
  • 重さ:9.6kg/56サイズ
  • サイズ:49-61
  • カラー:Gravel

 

エントリーモデルのALR4は18,5000円です。重さは10.12kg/56サイズです。このジャンルのグレードごとの重量差はロードバイクみたいにメリハリしません。だいたい10kg前後です。

 

Cannondale TOPSTONE

 

アメリカの人気自転車ブランドCannondaleのSLATEはアドベンチャーバイクのさきがけです。同社のシンボルのレフティフォーク採用、39万!のあそびのバイクです。

 

このSLATEはジャンル的にはオフロードよりのアグレッシブなドロハン自転車てところです。レフティフォークはショックスタイプです。スタイルがツーリングやバイクパッキングからすこし乖離します。

 

で、このSLATEから幾年が経ち、よりトレンディーなピュアグラベルバイクが登場しました。その名はCannondale Topstoneです。

 

 

フレームはキャノンデのおはこのアルミ製です。エントリーモデルが10万、ドロッパーポスト搭載の1×11のハイエンドモデルが20万です。SLATEの半分です。ほんとのあそびが始まりました。

 

  • モデル名:Cannondale Topstone
  • 価格:2000ドル
  • 重さ:-
  • サイズ:41-60
  • カラー:Electric Blue

 

Specialized Diverge

 

SpecializedのオールロードはDivergeです。こちらのシリーズは2014年から継続します。オールロードのなかではベテランです。

 

世界屈指のチャリンコ設計屋のスペシャラさんは趣味系のバイクにすら一切の妥協を許しません。ロードバイクのスター選手のサガンを使って、PVを作ります。

 

 

この最上位のS-works Divergeは100万オーバーのウルトラホビーバイクです。足元には同社のROVALカーボンホイールを備え、ドライブにはシマノMTB最高峰のXTR Di2を搭載します。

 

サガンのようなテクニックやフィジカルを習得すれば、少々のトレイルをMTBのように跳ねまわれますし、舗装路をロード並みにバビューンと走れます。むりだけど。

 

そんなスポーティなDivergeシリーズをわきに置いて、よりマイルドなオールロードを紹介しましょう。Specialized Sequoia Eliteです。

 

  • モデル名:Specialized Sequoia Elite
  • 価格:248,400円
  • 重さ:-
  • サイズ:50-58
  • カラー:California White Sage/Graphite

 

特徴はクロモリフレームです。この古風な素材のおかげで完成車は旧来のツーリングバイク、ランドナーのたたずまいを見せます。完成車のルックスはシックな大人上品です。

 

JAMIS RENEGADE

 

JAMISもアメリカのしにせの自転車屋さんです。知名度はアメリカ御三家に劣りますが、実力と歴史は折り紙付きです。

 

JAMISのバイクのオフロード、オンロードの競技シーンではそんなに目立ちません。看板商品はクロモリフレームのDRAGONシリーズです。これはバリバリのスポーツ用ではない。

 

本国のラインナップを見ても、MTBのはながたのDHバイクを見つけられません。より身近な総合自転車のふんいきです。

 

オールロードはそんな実直なブランドにぴったりのジャンルです。ここのJAMIS RENEGADEはグラベルロードのはしりです。多分、国内ベストセラーナンバーワンです。

 

JAMIS ジェイミス 2017 RENEGADE EXILE SORA レネゲード エグザイル ソラ アノインフェルノ 51サイズ
税込み価格 82400円

※2018/06/21 13:33:28のの価格。完成車送料は本州一律5000円

 

サイクルモードなどのイベントのJAMISブースにはこのRENEGADEシリーズしかないとかします。実際問題、国内JAMISの印象はRenegade屋さんです。いさぎよさが光ります。

 

  • モデル名:RENEGADE EXILE
  • 価格:98,000円
  • 重さ:-
  • サイズ:44, 48 650B, 51, 54, 56, 58 700c
  • カラー:Red/Black

 

GT GRADE

 

やっぱり、GTもアメリカのブランドです。BMXで世に出て、マウンテンバイクで一世をふうびしました。その後の経営悪化で紆余曲折して、どこかの傘下の一部門に落ち着きます。

 

BMXとMTBの印象が強烈ですけど、クロスバイクやロードバイクもちょこちょこあります。オールロードはGRADEです。

 


GT – Grade Carbon (Ultegra、2017)

定価 365397円
割引 39% オフ
特価 219999円

※2018/06/21 12:50:37のの価格

 

グラベルロードのベストセラーモデルです。GTのアイコンのトリプルトライアングルがフレームの中にしっかり入ります。

 

GTはオフロードではバリバリですけど、オンロードではしずかです。すくなくともPVにサガンを使わない。おかげでへんなブランド代や販促費が上乗せされません。値段と性能のバランスが高得点です。

 

  • モデル名:GRADE CARBON ELITE
  • 価格:228,000円
  • 重さ:-
  • サイズ:51(495)、53(535)、55
  • カラー:Raw

 

そのほか、KONA ROVE、KONA Libre、FUJI JARI、SARSA FARGO、NINER RLTなどなどがおすすめです。やっぱし、北米系ブランドが人気です。

 

まあ、マイペースを極めるなら、ブランドやスタイルや機材の構成をぜんぜんスルーして、手持ちのロードやクロスバイクやMTBに荷物を積んで、ふらって遊びに行けます。

 

ジャンルが習熟すると、必然的に深化して、スポーティになってしまいます。E-bikeの競技化のはなしはちらほらありますし。正直、過度の定義もこうゆうおすすめもナンセンスです、ははは。

 

本格バイクパッキングしないでも、ソロバーナーとガス缶を買って、そこらの河原でコーヒーやラーメンを炊いても、なかなかのおもむきを感じられます。