SRAM、スラムはわれらのアメリカ合衆国の自転車ブランドです。設立は1987年で、三大変速機メーカーでは最も新参のブランドです。
最初のベストヒットはグリップシフターです。グリップをぐりぐり回して、変速するあれです。
これではなばなしく一躍して、注目ブランドになりました。さらに1990年に当時の北米市場のShimanoのunfair businessを訴えて、事実上の独占販売体制を崩して、北米の自転車業界に新風を吹き込みました、とさ、via Wikipedia.
それから、MTBのドライブトレインで売り上げを急激に伸ばして、サスペンションメーカーのRockshoxやブレーキのAVID、さらにクランクのTruvativ、カーボンホイールのZIPP、パワーモニターのQuarqを買収して、地盤を固めます。
さらにライバル社にさきがけて、12速のドライブトレインを発表します。SRAM Eagleシリーズです。これは1×12の10-50Tてゆうワイドなドライブです。
この1x方式が結果的に大当たりして、MTBパーツの図式を完全に塗り替えちゃいました。いまやMTBのドライブの主流は完全にスラムです。
げんに1xのドライブとナローワイドリングの組み合わせは楽ちんで経済的です。MTBのフロントディレイラーが異常に売れ残るのはよく分かります、ははは。
スラムのコンポ一覧
スラムのコンポの種類はライバルのシマノに引けを取りません。ごちゃまぜで完成車につくことはよくあります。シマスラ、とはとくに呼ばれません。
ちなみに『コンポ』て呼び方はシマノの変速系駆動パーツにしか用いられません。クロネコヤマトの『宅急便』みたいなものです。
一般的な呼び方は『ドライブトレイン』や『グループセット』です。海外ストアのcomponents=パーツ全般になります、要注意。
SRAM MTBコンポ
じゃあ、まずはMTBのドライブから行ってみましょう!
- EAGLE AXS 12s 2019年 NEW!
- XX1 Eagle 12s 2016年
- XX1 11s 2013年
- XX 10s 2012年
- X01 Eagle 12s 2016年
- GX Eagle 12s 2017年
- NX Eagle 12s 2018年 HGボディーで使える。
- X01 11s 2014年
- X01 DH 7s
- X0 10s
- X0 DH 7s
- EX1 11s ※電動オフロードバイク用
- X1 11s
- GX 10-11s 2016年
- GX DH 7s
- NX 11s 2016年
- X9 9s
- X7 9s
- X5 9s
X! X! X! 目がチカチカする~!! 覚え切れないよ~。テストに出たら、ヒョヘーて頭を抱えますね、かくじつに。
DHはダウンヒル用の特化モデルです。上位の7sはしっかり高級品です。
グリップシフトはどのグレードにもありますが、フロント変速機はまちまちです。最上位モデルにはなくて、下位や中級グレードにはあります。スラムの方向性が見えます。
11s以上のスプロケットはXDフリーボディー用です。
ロード用はXDRです。XDより1.85mm長い。12速、そして、12速以上の未来がかいまみえます。
このXDドライバのメリットは11T以下のギアを使えることです。上位モデルの最小歯数は10Tです。サードパーティ製には9Tのスプロケがあります。
トップ9Tは小径車専門コンポのカプレオなみです。ローギアは44Tです。これの新型は9-46Tの超ワイドです。
2018年デビューのNX EAGLEは旧来のスラム・シマノ互換のHGフリー用です。ただし、ギア比は11-50です。
SRAM ロード用コンポ
つぎはロードバイク用のドライブトレインです。
ところで、スラムのロードパーツの国内代理店はダートフリークからインターマックスになりました。全ジャンルのリスト一覧を見れるところは国内にありません。本国サイトが頼りだあ!
- SRAM eTap AXS 電動無線12s 2019年 NEW!
- SRAM RED eTAP 電動無線11s 2016年
- SRAM RED 11s 2013年
- SRAM Force 1 11s 2016年
- SRAM Force CX1 11s
- SRAM Force 11s
- SRAM Rival 1 11s 2016年
- SRAM Rival 11s
- SRAM Apex 1 11s 2016年
- SRAM Apex 10s
- S-Series グレード番外パーツ
おー、こっちの難易度はフレンドリーです。1はフロントシングルモデルです。ロードの1x系統は最近のものです。
無線電動12速のAXSモデルは出ましたが、機械式12速はなりをひそめます。もしか、機械式12速は2ndグレードからだあ?
Sシリーズはグレード外の補完パーツです。シマノのRS系統に相当しましょう。油圧ブレーキ用のSTIレバー、バーコン、フラットバー用のトリガーシフト、シングル用クランクなんかが入ります。
トラック系クランクのOMNIUMはここに区分されます。
SRAM アーバンコンポ
最後は超マイナーなアーバン系です。
- VIA GT 2×10
- VIA Centro 2×10
- VIA 27 3×9
- VIA 24 3×8
- DD3 Pulse 3×10 特殊電動オートマ 2015年
- DD3 3×10 特殊変速
- E-matic オートマ電動
- i-3 内装3sコースターブレーキ 2011年
- AUTOMATIX 自動2s
- S-Series 9-10s フラットバー用ダブルタップシフター
何気にこのアーバン系がいちばんのミステリアスゾーンです。VIA系はクロスバイクや文字通りのアーバンコミューター=チャリ通用のグループセットですが、電動バイク系?のDD3やE-maticがスーパーなぞ技術です。
おそらく電動系はスラムヨーロッパのパーツでしょう。E-bikeのホットエリアがヨーロッパですし。
自動2速のAUTOMATIXのバイクはヤフオでたまーに見かけます。漕ぎ出し&低速はローギアで、一定の速度から自動でトップに切り替わるて代物です。さらにペダル逆回しで減速です、たしか。なんかそうゆうおもしろギミックです。
SRAMのコンポを買えるストア
国内の正規輸入品はばか割高です。アマゾンの並行輸入品はふっかけぼったくり価格です。
海外ストアの二強、Chain Reaction CyclesとWiggleは日本向けの販売をしません。ZIPPのホイールも同様です。でも、スラム傘下のRockshoxやTruvativのパーツはCRCにありますが。
このほかのところではだいたいふつうに買えます。英国ストアのEvans CyclesやMerlin Cycles、ドイツストアのBike24とかの在庫がまっとうプライスです。
まあ、しかし、中華サイトのAliExpressが最安です。