ステム一体型カーボンハンドルのインプレ

この前からちょくちょく軽量化するミニベロのパーツですが、ステムだけはスルーでした。

black-spire-stem
Black Spireステム

25.4mmクランプのごっついアルミのCNC削り出しステムです。ソリッドな質感がお気にマイベストです。

BLACKSPIRE made in CANADAです。ごりごりのX系のメーカー、CNC屋さんです。看板商品はチェーンリングやチェーンガイドです。

が、これが質感のとおりにヘビー級ステムです。ハンドル込みの実測が450gです。

ハンドルはフルカーボンのライザーバーです。これは120gぐらいです。てことは、このステムはなんと330gです! 

これを軽くするためのアイテムが格安無印カーボンパーツの続編です。フォーク、ハンドル、シートポスト、サドルに続く第五弾です。

カーボンステム? いえいえ、ただのカーボンステムじゃありません。

はい、ステム一体型のハンドルバーです。

ステム一体型ハンドルバー
ステム一体型ハンドルバー

ドロップハンドル型のものはちょくちょく見ますが、フラットバーハンドル型の報告はあんまり見当たりません。フラットーバーのが合理的ですのに。

突き出しは90mmで、幅は580mmです。セラーにオーダーできる最小サイズです。3381円でした。

裏面にはサイコンやライト取り付け用のマウントの取り付け用のダボ穴があります。フラットバーの表裏はぱっと見でよく分かりません。これが目安になります。

取り付けダボ
取り付けダボ

ボルトはチープです。チタン系のものに変えましょうか?

こっちの作りはまあOKですが、表側のクランプのところがこうです。

クランプ切れ込み
クランプ切れ込み

割りが広すぎないか?!

おそらく最後のカットのところでスタッフがやらかしたな~、手抜きかミスか。スマホしながらノコッった?! ノコりスマホは禁止ですよ、もう!

こんなあきらかテキトーはひっさびさですー。これがかの有名なJBP、ジャンキーブランニューパーツですー。

セラーの評価は好評でしたが、このアイテムがおニューみたいでした。新着順でソートして、サイズオーダーOKのを選びましたので。

もしや、オーダー系の方は固定サイズものよりざつになる? ありえます。じゃあ、新しい発見です。

まあ、3381円ですし。ドロップハンドルほどの強度は街チャリのフラットバーに不要ですし。

それより重量です。計測しましょう。

230g
230g

230gです。軽い! さきのごつステム+ハンドルの半分です。

表面のカーボンの地とかはきれいです。やはり、のこぎり係が最後でミスッたな! ぼくのDIYなみの斜めっぷりですわ、はは。

取り付けをしましょう。もとのステムとハンドルは先日からはみごちゃんです。カーボンフォークコラムのプレッシャーアンカーを外して、ステムをネジネジします。

ところが、クランプねじをゆるめても、すぽっとはめられません。あれえ?

通常の場合、カーボンパーツのクランプのところにはファイバーグリップてゆう滑り止めを塗ります。

が、これは滑り止めです。グリスみたいな潤滑剤じゃない。ステムのクランプの精度が不足だあ?!

不幸中の幸いは嵌められないことです。ゆるゆるてのは最悪ですが、きつきつはぎりぎりセーフです。削りましょう。

しかし、この期に紙やすりがありません。買いに行くのはめんどうだ。

じゃあ、ごりごりごり押しゴリラくんになりましょう、ウホウホウホー!!

カーボン削れ
カーボン削れ

ウホッ!! 行けました。ぎっちぎちのみっちみちです。良い感じでアラが削れましたやん! 安パーツの精度は出てるもんやなくて、こんなふうに出すもんですわ。

でも、コラムのトップがステムのトップとぎりぎりフラットです。スペーサーを下から上に移動しました。

粒子
粒子

このけずれ粉はかんばしいもんじゃありません。嗅いだり舐めたりしない! まあ、メンソール味のスモークよりヘルシーでしょうが。

ぱぱっと取り付けます。

ステム一体型ハンドルフロントビュー
ステム一体型ハンドルフロントビュー

ハンドルバーの質感は前のカーボンライザーバーよりグッドです。

クランプはがっちがちです。固定は問題なしです。中央のステム部分はかなりのげんこつ感です。へんなボルト締めのステムよりかっちかちです。

先代の安カーボンライザーバーもぜんぜん折れませんね~。もっと神経質なものじゃないの、カーボンて? 下り坂で急ブレーキででんぐり返りクラッシュとかしたのになあ。

今回のステム交換で小物はほとんどカーボンパーツになりました。1万円の予算もほぼ使い切りましたね。1kgぐらいは軽くなったかな?