ミニベロや折り畳み自転車の特徴は小さいホイールです。20インチが標準的ですが、16インチのブロンプトン、17インチのモールトン、18インチのBD-1のようにバリエーションが豊富です。
20インチより上の22インチは小径車ホイールから外れて、ジュニア用自転車の規格になります。しかし、その上の24インチはテクニカルな技用のバイクに良く使われます。
そして、標準的な20インチのホイールには大きな20インチと小さな20インチがあります・・・はい、すでに意味が不明です。
20インチ狂騒曲
これは小さな20インチの20インチホイールです。
で、こっちが大きな20インチの20インチホイールです。
どちらも20インチのホイールです。でも、サイズが微妙に違います。
- 小さな20インチ=ETRTO406
- 大きな20インチ=ETRTO451
と、さらに謎の単位が出現しました。ETRTOって何だ? あ、読み方は『えとると』です。
ETRTOはEuropean Tyre and Rim Technical Organisation=欧州タイヤリム技術協会の略称であり、タイヤの寸法の単位です。
で、このETRTOはおなじみのメートル法です。ETRTO451=451mmです。これはリムの直径、厳密にはタイヤの内径を表します。
ミニベロホイール、どこで買う?
ミニベロや折り畳み自転車はマニアックなジャンルです。小径用のカスタムパーツやオプション品は一般的な自転車店の売れ筋ではありません。売れ残り、ワゴン品の常連です。
素直に通販で探しましょう。アマゾンのフォームから「451」で検索します。そのあとで左のメニューから「20インチ」のボタンをクリックしましょう。これでフィルターは完璧です。
ショップの手組みはALEX率高し
まず、目につくのはGIROという千葉の自転車ショップの手組みホイールです。
シマノハブとALEX RIMSの黄金の組み合わせです。定番中の定番です。
こちらはもう少しお安いカジュアルなホイールです。
BLUETEC、NOVATECハブとALEX RIMSのセットです。これも定番中の定番です。
20インチの手組みのリムの選択肢は多くありません。入手性の良さからALEX RIMSが人気です。ほかはKINLINくらいですか。
DAHON系のオプション
こちらはDAHONの純正オプションのホイールです。
フロントが2万、リアが3万です。まあまあの高級品です。
見た目はご覧のとおりのクールビューティ、アメリカンクラシックのハブはサイレント&スムーズです。シマノほどに野暮ったくない。
こちらはTERNのKinetix proです。
DAHONとTERNの注意点はフロントホイールの幅です。もれなく専用設計の74mmタイプになります。
この74mm幅のフロントホイールを一般的な100mm幅のフロントフォークに装着するにはアダプターが必要です。
次は太めリム幅のA-CLASS FOLEXです。
ノーマル版は32400円、上位モデルは倍々ゲームの6万オーバーです。リム幅が太めです。シュワルベマラソン1.5みたいな耐久タイヤにベストなホイールです。
超軽量の韋駄天
最近、アマゾンのミニベロホイールにニューカマーがきました。PARALLEL RACE、韋駄天というブランドです。
台湾系のハブ、1kgちょいの軽量級、3万円アンダーの値ごろ感、406、451、フロント74mm幅ありetc…と、ミニベロカスタム需要にがつんと応えるかのようなです。
このふうにミニベロホイールのゲット方法は数年前より圧倒的にイージーになりました。