- 総合評価は満点に近い4.5/5
- ハイコスパのフットサル用幅広トレシュー
- デザインもモナルシーダよりカジュアル
umbro アクセレイター TR EX WIDEの個人的な評価はこうなります。機能や性能はミズノのモナルシーダネオと五分ですが、見た目は明らかに上です。ジーパンに合う。
アンブロから超幅広フットサルシューズ誕生
ぼくのボール蹴り用シューズは約一年、50~70回のミニゲームで崩壊します。この度、2024年12月4日に買ったHummelのマルカトーレ2がまさに365日で逝きました。
このマルカトーレ2もSUPER WIDEの超幅広モデルで、ぼくのお気に入りです。2023年、2024年の足元の相方はこれでした。
しかし、これの新作が全く出ません。ジャストな26.5cmはほぼ流通しない。ゆえに昨年末にはややタイトな26cmが調達されましたが、しばしば親指の爪先を割ってくれました。
で、ジャストな26.5cmの超幅広ボール蹴り用シューズを探して、このアンブロアクセレイターを発見しました。

“EX”が決め手です。ノーマルワイド=2eはぼくの足には合いません。足元は3eからだ!
シティと共に
アンブロはどこのブランドでしょうか? umbroの綴りはイタリアぽく見えますが、同社はイングランドのマンチェスターの企業です。
土地柄から地元クラブのマンチェスターシティのユニフォームに採用されて、全国的な知名度を得ました。
2012年にシティが44年振りにリーグ優勝したときのユニフォームはアンブロでした。バロテッリのド根性リターンからのアグエロの持ち出しと右足の一閃は往年の名シーンです。

個人的には通常ワイドのアンブロアクセレイターサラを二足くらい使いました。サラはスポーツデポの最安圏エントリーシューズやワゴンでおなじみです。あと、ソックスも妙に割安だ。
このアクセレイター(サラ)に待望の日本人の幅広甲高な足向けオプションが加わりました。それが今回のアクセレイター EX WIDE TRです。

お値段はセールで5200円でした。定価も7000円台です。やっぱり、ほかのメジャーシューズより少し割安です。
人工芝化用か室内用か
ぼくが前に球蹴りシューズ選びをしたときにはこいつを見つけられなかったので、このモデルはおそらく2024年以降の新作か準新作です。
ちなみに商品名のTRは”training”の略で、ソールが人工芝用のぼこぼこタイプの記号です。体育館用のフラットな飴色ソールはID=indoorです。
アクセレイターのEX WIDEにはTRモデルはありますが、IDモデルはありません。モナルシーダNEOもそうでした。他方、Hummelのマルカトーレは飴色底です。
これは日本の趣味レベルのフットサルの環境に寄ります。大半のコートは屋外の人工芝です。民間の室内コートはレアです。5:1くらい。
さらに人工芝以外のコートは激レアです。板張りのフロアリング床は民間施設では皆無です。それは基本的に学校・スポーツセンターみたいな公共の体育館です。
で、単純に人工芝用 >> インドア体育館用です。インドア用の超幅広ボール蹴りシューズの実需が多くない。
マルカトーレ2の新作が出ないのもそのせいです、たぶん。
モナルシーダNEO? あれは普段着に致命的に合いません。

うーむ、ソールの淵の青が際立ちますな。ジャージに合いますよ、シャカシャカのジャージには・・・
アンブロアクセレイター EX WIDEの概要です。
| ブランド名 | アンブロ |
|---|---|
| 商品名 | アクセレイター EX WIDE |
| 原産国 | ミャンマー |
| 素材 | 人工皮革 |
| 色 | 黒、白 |
今回の実物は黒です。別カラーの白もおしゃれです。
使用者の身体情報
サイクリングとフットボールをこよなく愛するB4Cさんの足のデータは以下の通りです。
| 性別 | 男性 |
| 体系 | 中肉中背 |
| 素足サイズ | 25.5cm |
| スニーカーサイズ | 26.0-26.5cm |
| 素足幅 | 11cm |
| スニーカー幅 | 4E |
| JISの適正幅 | F |
| 土踏まず足囲 | 26cm |
| 母指球足囲 | 27cm |
| 足型 | エジプト・ギリシャ型 |
JIS=日本産業規格ではこの足の適正widthはF幅となります。しかし、4Eトレシューがすでに貴重ですから、それより上のFのシューズはフィクションです。
フットボール系のシューズのラスト(アッパーの内側の作り)はランニングシューズやスニーカーよりタイトです。
ぼくは前回のマルカトーレ2のSUPERWIDEの26cmで爪先をしばしば痛めました。その反省を活かして、アクセレイター EX WIDEの26.5cmを取り寄せました。
ちなみにノーマルのサラはたしか27.5cmでした。靴幅=widthを足幅に合わせると、縦=sizeをがばがばにせざるを得ません。幅広甲高の宿命です。
シューズの幅比較
アンブロ、ヒュンメル、ディアドラは欧米メーカーのなかではやや幅広です。プーマ、アディダス、ナイキなどは狭めです。
ミズノとアシックスは普通です。アシックスの幅広タイプはカルチェットのWIDEですが、あいにくの3Eで、この幅広シューズシリーズの趣旨から外れます。
先代のマルカトーレ2のSUPER WIDEと当代のアクセレイター EX WIDEの比較です。

どちらも公称では4Eですが、アクセレイターの方がやや幅広です。実測サイズは98mmほど。マルカトーレ2は94mmくらいです。
表の比較です。

左の方が経年の影響ででっかく見えます。そう、マルカトーレは横に潰れます。そして、小指の部分が破ける。実際、二年連続で破けた。アッパーの外側の耐久度があまり強くない。
逆に言うと、ぼくの本来の足幅は左です。ここまで形が崩れると、足がするする入ります。踵をぎちぎちに踏んで、普段使いの偽サンダルにしましょう。
履き心地は上々
ちょうどこのシューズが到着した日にミニゲームの予定が入りました。ぶっつけ本番はトラブルの元ですから、試し履きは必須です。

アンブロのロゴが少し目立つか? しかし、この渋い銅色はおしゃれです。モナルシーダの青ソールとは一線を画します。ジーパンに合う。
前からの見た目はやや重めです。靴ひもを明るいやつに変えるか、ロゴと同色とか。

履き心地は上々です。違和感は特にありません。生地のつなぎ目とか糸の結び目とかの変な当たりもない。土踏まずのアーチは浅め、ほぼぺたぺたでフラットです。
インソールです。

プレーンな布切れです。印象の総評はプレーン、フラット、ナチュラルです。
あ、ぼく的に大事な部分があります。ヒールです。まれに素足でシューズを履くぼくはヒールの高さと硬さには少し拘ります。
モナルシーダのヒールは硬めで、高めでした。

この形状はすっぽ抜け防止になりますが、素足の生肌をがりがり削ります。一時間のミニゲームや散歩で踵が鮮血に染まる。
実のところ、トレシューのソールはインドアシューズよりソリッドで、変形しません。この性質は自転車乗りには好条件です。チャリシューの底もソリッドで、反らない。
で、たまにチャリに乗るときに使い回すと、このソールではけっこうな靴擦れを食らいます。
アンブロアクセレイターのヒールはこうです。

ソフトでナローです。反面、脱げにくさはモナルシーダに劣ります。というか、後ろの見た目の方が前よりビビッドですが。
あと、簡単な重量計測ではこの一足セットは535gでした。267g/1個です。トレシューのモナルシーダは293gでヘビー級ですが、このアクセレイターは1割くらい軽量です。
もっとも、室内用のマルカトーレは230gです。ソールの重さでトレシューより軽くなります。
で、ここからチャリ素足&ミニゲームです。

二年振りの人工芝用ソールは人工芝に食いつきますなあ・・・切り返しやストップが室内用フラットソールより明らかにきびきびします。
この後、ぼくはミニゲーム6分を9試合しましたが、イメージ通りに動けました。得点? に、二点・・・いや、おろしたてだし・・・
アンブロアクセレイター EX WIDEのまとめ
アンブロアクセレイター EX WIDEの総評です。
- 価格:3.5 お安め
- ブランド:3.5 超メジャーではない
- デザイン:3.5 普段使い行ける
- 性能:5 良い
- 機能:5 良い
- 幅広甲高:4.0 かなり広め
- トータル:4.5 実質4.75くらい
ミズノのモナルシーダNEO、Hnmmelのマルカトーレ2の僅差で抑えて、このアンブロアクセレイターEX WIDEが幅広フットサルシューズのマイベストになりました。
願わくば、アンブロさんにはインドア用の販売と毎年のモデルチェンジをお願いします。


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