六甲山は阪神間の名峰です。大阪-神戸の遠景の山並みはこの六甲山です。阪神間のハイキングや登山のメッカで、自転車ヒルクライムのサンクチュアリイです。
この山系の特徴は市街地からの近さとルートの多さです。ハイキングコース、ヒルクライムコース、MTBコース、いずれに難易度別の定番路があります。
舗装路ゲキサカヒルクライムの終点、六甲縦走路最終ポイントの塩尾寺は知る人ぞ知る穴場です。まず、一見さんは『えんぺいじ』て読めません、ははは。
六甲山のヒルクライム
六甲山のヒルクライムの四大ルートは表六甲、裏六甲、西六甲、東六甲です。今回の逆瀬川-一軒茶屋ルートはいちばん人気で最難関です。
スタート地点の逆瀬川へ
うちから宝塚へは猪名川サイクルロードか武庫川サイクルロード経由で行けます。どちらも阪神間の定番サイクルロードです。
ヒルクラのスタート地点は阪急今津線逆瀬川駅です。今津線の北の終点は六甲のふもとの宝塚駅、南の終点は甲子園球場のちかくの今津駅です。
逆瀬川の駅前の線路がスタート地点です。この駅前の構造がちょっと複雑です。道路の合流、線路、駅高架、カーブが入り混じります。そして、交通量が多めです。
この写真の駅ビルは高架の上です。ふつうのチャリダーはここに来ません。右下の道でスタートに行きます。
逆瀬川はすぐに分かります。線路のさきの閑静な住宅街のこじんまりしたおしゃれな川です。水質が比較的に良好で、夏には蛍が飛び交います。
こんなおしゃんな逆瀬川ですが、その昔には武庫川から逆流して、近隣にえらい被害を出しました。ゆえの逆瀬川です。
左側の側道は一車線、右側は二車線です。て、はやばやロード乗りがスタートダッシュをしかけます。これはガッチンの人です~。
この逆瀬川のさきは宝塚ゴルフクラブになります。最初の目印です。
ここからしばらく西宮カントリー倶楽部の側の道が続きます。この江エリアのプレッシャーがなかなかのものです。路肩がないし、トラックが来るし。
最大の問題は路線バスです。これと重なると、抜きつ抜かれつをして、完全にペースを乱されます。不安な人は右側の歩道へ行きましょう。がらがらです。
序盤はわりと楽チンです。てか、ゆるチャリダーが気持ちよく走れるのはこんなもんです。82号線との合流地点からがこのルートの真の姿です。
逆瀬川ルート9%越え傾斜が牙を向く
二つのゴルフ場を越えると、最初の分岐にぶつかります。甲寿橋の交差点です。
六甲方面は正面の道です。左は西宮の夙川のあたりへ出ます。ここから傾斜が一段ときつくなります。6.8km、630m、平均9%の正念場です。
さて、うちのバイクのギアはすでに11速です。余力はありません。・・・よし、歩こう! フラットペダルとスニーカーの利点です。
2つ目の信号から芦池有料道路までざっと4kmです。傾斜はぜんぜん緩みません。安定の9-10%です。降りてしまうと、再起のきっかけを失います。
そんなこんなで芦有ゲートまで来ました。
疲れた目に『六甲山7km』がドギャーンと飛び込みました! が、これは自動車用の標識です。ここから自転車ヒルクライムのゴールの一軒茶屋までの距離は2kmです。
六甲神社にお参り&ゴールの山頂へ!
ヒルクライムのゴールは一軒茶屋です。土日には自転車乗りの溜まり場と化します。
真の山頂へのルートへは茶屋の反対車線から上ります。
山頂からのビューです。