国道308号線で大阪-奈良へサイクリング 上りも下りも斜度最強の暗峠


奈良はジャパーンのオリジン的な床しき古都です。『ナクヨウグイスヘイアンキョウ』以前の日本の首都ですね。

 

なにわの小中学生は奈良と京都へかくじつに遠足に行きます。大仏と金閣寺ですね。で、若草山の鹿のフンできゃあきゃあ大騒ぎして、担任の先生にしかられます。

 

で、そんなアホタレがアホオトナになっても、京都、神戸へはしげしげ行きます。阪急っ子はとくにそうですね。十三から特急で1本!

 

世界遺産 東寺 五重塔 2017年3月11日

世界遺産 東寺 五重塔 2017年3月11日

 

が、奈良はぐっと遠ざかりますね。ぼくの記憶のなかでは・・・あー、去年の正月に吉野へ行ったなあ。わりと最近のことでしたわ、ははは。

 

とにかく、京都や神戸より近しいところじゃありません。遺跡と寺院のほかの魅力が不足ですね。ことさらに奈良のグルメは鬼門です。

 

「奈良にうまいもんナシ」

 

は俗説的定説ですね。ぼくは完全に同意します。代表が奈良漬けですね。漬物も酒かすも苦手です! てか、くっさ!

 

ほかは茶粥ですね。ほうじ茶で炊いたお粥です。あっつあつです。胃によろしくない。あては上記の奈良漬けですね。

 

てことをいうと、奈良県民は三輪そうめんと柿の葉寿司を担ぎ出しますね。でも、ぼくは揖保の糸派です。

 

そして、町の産業が観光ですから、飲食店の値段がザ・割高ですね。味はもひとつです。奈良県民は昔から外食しません。食べに行くなら、大阪市内へ出ます。

 

これを端的に表すエピソードが奈良のスタバ撤収問題ですね。都市のオアシス、Wifi無料、大人気のスタバ、スターバックス!

 

JR奈良駅と近鉄奈良駅、ターミナル駅のスターバックスがつぎつぎと閉店するてゆう悲劇が過去にあります。

 

このリベンジか再帰の挑戦か、2016年6月にスターバックスJR奈良駅旧駅舎店がオープンしました。今回はどうでしょうかねえ?

 

ヒルクラ向きの峠がもりだくさんの大阪と奈良の県境

 

奈良の観光地は方々に散らばります。名所めぐりには自転車がべんりですね。京都嵐山へのサイクリングロードの八幡木津自転車道は奈良の目と鼻の先まで来ますね。

 

また、一部のロードバイク乗りには大阪と奈良の県境、生駒山系の山々は絶好のヒルクライムのポイントです。十三峠、清滝峠、そして、日本最強の国道『暗峠』が有名ですね。

 

じゃあ、行ってみましょう、そうしましょう。

 

出発点はいつもの神崎川ですね。

 

2017年6月3日神崎川

2017年6月3日神崎川

 

湿度は高くなく、気温はそこそこ、風は微風、天気は晴れ、サイコーサイキョーのサイクリング日和です。この前のビワイチはちょっと暑すぎましたわ。

 

今日の装備はお財布、スマホ、パンク修理セットのチャリンコ三種の神器とかっちかちに凍らせたウーロン茶 in キャメルバックのポディウムですね。

 

冷凍庫OK

冷凍庫OK

 

これは丸ごと冷凍庫OKです。

 

毎度のコースで上新庄まで行って、淀川を渡ります。たまには城北の方から行きましょうか。

 

淀川河川敷 Hideout

淀川河川敷 Hideout

 

うーん、住人の方はお目見えしませんね、ざんねん。

 

で、橋を渡って城北公園に下りると、えらい人手に出くわします。なんかのお祭りのようですね。あちゃー!

 

が、くまもんを見れました。

 

城北公園おまつりでくまもん発見

城北公園おまつりでくまもん発見

 

着ぐるみはこれから正念場ですね。フォルツァ、ゆるキャラて建前の着ぐるみ!

 

ここからまっすぐ南下して、ここまで来ますね。この左右に横断するのがかの有名な国道308号線です。奈良と大阪を結ぶ下道ですね。

 

左折ポイント

左折ポイント

 

ここはぜんぜんふつうですね、ここはね・・・。

 

で、ここから生駒山のふもとまでざーっと一直線に進みます。初のトイレ休憩はでっかいヤマダ電器ですね。

 

土曜の昼というのにガラガラのヤマダ電器

土曜の昼というのにガラガラのヤマダ電器

 

土曜の昼下がりにこの人気の侘しさです。売り上げは大丈夫でしょうか、ヤマダ電器? でも、ぼくもヤマダでは買わんけど、ははは。

 

ラグビーでおなじみの花園を越えると、ついに生駒の山のふもとへ到着します。ここがスタートですね。

 

生駒山ふもと大阪側

生駒山ふもと大阪側

 

酷道308号線のはじまり

 

ほんの最初の区間はゆるい上りです。ちょっと拍子抜けしますね。でも、そんな余裕はせいぜい3分です。のっけからけっこうな坂が来ます。

 

308号線序盤

308号線序盤

 

周りはまだ住宅街ですが、路面にはすでに滑り止め加工が完備されます。この丸型のスレッドが真・308号線の基本状態ですね。

 

そうそう足に限界を感じます。中途半端なギアではいまにもへこたれそう。ならば、11速の42Tギアを使わざるを得ない!

 

11速の42Tを使わざるを得ない

11速の42Tを使わざるを得ない

 

で、座りこぎ、立ちこぎを交互に交えて、ひいひいふうふう上ります。でも、上りはセミファットのタイヤのザ・弱点ですね~。ミニベロのが良かったかあ?

 

ふつうの街乗りでは11速ギアの出番はほぼありません。ビワイチのときには数分しか使いませんよ。でも、今日の主役はこの11速です。いれっぱ。

 

これでチェーン落ちやのトラブルが出れば、ゲームオーバーが現実のものになりますが、さいわいギアとチェーンの調子は絶好調ですね。

 

SRAM XG1199とKMC DLCの面目躍如ですね。値段が値段ですしね~。まあ、ワイズの70%オフとバルクで安くゲットしましたけど、ははは。定価はファンタジーですわ。

 

人里が遠ざかり、山の気配が色濃くなると、恐ろしいケモノが牙をむきますね。くま? いいえ、でっかい溝ですね。むしろ、へびです。

 

溝には3インチタイヤがすっぽり

溝には3インチタイヤがすっぽり

 

うちのMTBのセミファットの3インチタイヤがすっぽり収まります。これが定期的に斜めに路面を切り裂きますね。

 

ロード、クロスの細タイヤはリム打ちパンク=スネークバイトの格好の餌食ですね。でも、こいつはチューブレスだぜ! ぜんぜん無問題です。

 

で、傾斜はきつくなりこそすれ、一向に緩くなりません。ずーーと上りですね。きつい! はやばや胸に息苦しさを覚え、大量の汗をかきます。ピンチ!

 

「11速で上れないなら、歩かざるを得ない!」

 

て言い聞かせて、降ります、歩きます。

 

国内最強傾斜の暗峠

 

308号線のハイライト、いや、ディープダークネス、くらがりとうげ、字は『暗峠』です。平均斜度20%、最大斜度37度、まんまのダークネスヒルですね。

 

いや、ほんとにハイキングには最高ですね。何度か「自転車を放り出せよ~」て森の精の声が聞こえました。

 

すこし歩いて、体力を戻して、えいやと乗ります。もう1こぎ目がヘビーメタルです。ヒザがやられる!

 

フロント34Tのリア42Tでこれです。ギアの構成次第で再ブーストが異常な負荷になりますね。ビンディングペダルはヒジョーに神経質ですね。ソールがぼろぼろになるで、これ。

 

こうゆうときにはフラットペダルとスニーカーの気軽さはPROSですね。歩きもバイクライドの一環です。オフロードではふつうですね。

 

箱殿の交差点から2kmの鳥居です。

 

鳥居

鳥居

 

こうゆう小さなゴッドスポットが山道にちょこちょこ点在しますね。道はぐっと狭くなります。ほんまに国道でしょうけ?

 

はい、国道ですね。

 

国道308号線

国道308号線

 

番号標識が下三角=国道のしるしですね。国道マニアには『おにぎり』のあだ名で愛されますね。

 

じゃあ、くらがり峠のしるべが現れます。

 

くらがり峠のお出ましだ!

くらがり峠のお出ましだ!

 

はい、これまでは小手先の序の口です。えーえー、良いハイキングコースですよー。ハイキングにはもってこいですわー。

 

チャリダーにはここからがほんとうのくらがりダークネスです。

 

はい、来ました。有名なヘアピンカーブのところですね。くらがり峠の名所です。

 

暗峠の名所S字カーブ

暗峠の名所ヘアピンカーブ

 

うしろのポールの角度からこれがおおよそのリアル角ですね。うわさにたがわぬえぐい傾斜ですね。正味、このカーブのイン側はむりです。アウト側はまだましです。

 

と、ぼくの感覚ではこの手前の傾斜がピークじゃないかなと?

 

有名なS字カーブの手前の激坂

S字カーブの勾配

 

と、この撮影中にバーエンドキャップが外れて、ころころと谷底に落ちていきました。リザードスキンのバーエンドキャップがあ!

 

バーエンドがない!

バーエンドがない!

 

「わてのリザード(スキ)ンが野生にかえってもうた!」

 

て思いつくのはのちのちですね。上り中はつねに「B4Cは めのまえが まっくらになった!」です。

 

が、坂のきつさのピークはここで終わります。ころあいに弘法大師のお堂とお水があります。

 

弘法大使のお堂とお水

弘法大師のお堂とお水

 

全国のチャリダーの安全と無事、そして、世界の平和を祈りましょう。で、冷たい水でみそぎをします。いきかえるう!

 

が、坂はまだ続きますね。

 

坂は続くよドコまでも

坂は続くよドコまでも

 

写メると萎えるね・・・これはもう坂やない、壁やで、まじで。でも、枝葉のあちらに青空が見えます。いただきはもうすこしだ。

 

おお、峠の茶屋が見えた! ゴール!

 

峠のゴールの茶屋前 奈良と大阪境界

峠のゴールの茶屋前 奈良と大阪境界

 

と、にわかにものすごい石畳の道に迎えられます。車体がぼよんぼよんします。はぴー、ここはパリ-ルーベけ? ※阪奈です

 

峠の茶屋の前 奈良・大阪県境

峠の茶屋の前 奈良・大阪県境

 

茶屋の前が大阪と奈良の境目ですね。峠の石畳は由緒正しいものですね。江戸時代前期には参勤交代に、後期にはお伊勢参りの参道に使われました。

 

実質、くらがり峠の難所は大阪側にあります。じゃあ、管理は東大阪市だあ?

 

下りのダウンヒルは爽快! ブレーキ次第で

 

この茶屋から奈良が始まります。南生駒までは下りです。道幅が広くなって、視界が開けます。格好のダウンヒルコースですね。

 

グッドな見晴らし

グッドな見晴らし

 

でも、傾斜がきつすぎますね。キャリパーのロードにはデンジャラス下りでしょう。ぼくのオールマウンテン・ENDURO用の油圧ブレーキでちょうどぐらいです。

 

正味、308号線の上りはハード、下りはデンジャラスです。いずれがタフネスな道のりです。柏原市から25号線経由で行くのが安全です。

 

南生駒の小さな町はすぐに過ぎ去ります。ここは谷あいの町ですね。じゃあ、町の終わりは上り坂ですね、ぎゃふーん。

 

下り坂に見える?!

下り坂に見える?!

 

でも、くらがり峠を乗り越えたこのぼくにこんな広い緩い舗装路はちょろいもんですわ。むしろ、こんな道は上りやなくて、下りやで?! ※上りです

 

で、308号線は市街地からふたたび山道へ入ります。そして、これは国道です。ふつうに追い越し車が来ますし、対向車が来ますね。

 

ふつうに対向車が来ます

ふつうに対向車が来ます

 

セダンで2台ぎっりぎりですね。このちょくちょくの対向車と激坂のおかげで順路の自動車の速度は遅めです。下りですぐに追いついちゃいますね。追突しないように注意しましょう。

 

この生駒-奈良の矢田丘陵のピークは榁木峠、むろのき峠ですね。ここも甲乙付けがたくきっっつい坂です。

 

308号線ではくらがり=大峠、むろの木=小峠ですが、その小峠がよその大峠です、まじで。

 

てか、チャリンコ乗りはどっちか片方で引き返すかア? 奈良まで行くのは少数派だあ? たしかに二つの峠越えはEXハード、峠下りはリアル・サバイバルモードですし。

 

奈良市内へ 東大寺と鹿

 

大きな第二阪奈有料道路が見え始めると、平地の気配がぐっと濃厚になります。

 

尼ヶ辻のスパマケIsokawaで最初の補給をします。

 

スパマケISOKAWA

スパマケISOKAWA

 

購入物はポカリ500mlですね。これをキャメルバックポディウムに入れます。

 

出発から3時間のキャメルバックポディウム

出発から3時間のキャメルバックポディウム

 

ふーん、初期の氷が意外と長持ちますね。25度、3時間30分でかちかちロックウーロン茶がこんなです。じゃあ、中身はおのずとウーロンとポカリミックスになりますね。

 

ところで、自宅で沸かしたお茶類はわりに早く痛みます。市販品みたいに防腐剤や添加物が無ですから。お腹を壊したくないなら、半日で飲み切りましょう。

 

奈良市内です。国道308号線が仏の心を取り戻しました。

 

これも308号線

これも308号線

 

二面性のギャップがえげつないレベですね、ははは。これをひたすらに直進すると、ちょうどJR奈良駅前に到着します。

 

さて、前置きで言及した駅前スタバはどうなった?

 

JR奈良駅旧庁舎スタバはなんと健在

JR奈良駅旧庁舎スタバ

 

おー、なんと健在です! この好立地でノルマを稼げないなら、どこで達成できましょうよ? フォルツァ、スタバ!

 

この駅前から観光客や地元民で歩行者がぶわっと増えまくります。三条通はこぎれいですね。

 

こぎれいな三条通り

こぎれいな三条通り

 

まっすぐで奈良公園に行けます。東大寺と大仏殿はちょっと北にずれますね。

 

と、路上にこんな標識があります。

 

鹿注意、略してシカチュウ

鹿注意、略してシカチュウ

 

ほっつき歩くのはヒトサマだけじゃありません。シカサマも我が物顔でふらふらしますね。なにしろ、奈良公園の鹿は神の使い、天使です。トキやオオサンショウウオと同じく天然記念物です。

 

テキトーに走って、東大寺に着きます。大仏はこの堂の奥ですね。入場料は500円ですね。

 

東大寺

東大寺

 

・・・うん、立派な門構えを堪能しました。十分ですね。あー、夕暮れが近づきますし。帰りましょうねえ~。

 

と、帰路のさいさきに鹿の群れが登場します。

 

鹿のむれ

鹿のむれ

 

草をもそもそ食いまくりますね。主食はせんべえじゃない? ともあれ、ありがたい写メをタダでいただけました。ベリーサンキュー・シカ!

 

榁木峠ローディの消失とくらがりDH

 

くらがり峠の名前の由来は早々に暗がるからですね。現実問題、あそこを日没後に通るのはベリーデンジャラスです。たいまつなしでなぞダンジョンに入るようなものだ。

 

基本的に奈良→大阪のルートは大阪→奈良のルートより楽ちんです。まあ、ふつうにきつい山登りハイキングです。

 

シッティングでこぐと、フロントタイヤがちらちら浮きます。スタンディングでこぐと、腕がぱんぱんになりますね。歩きがいちばん楽です。そして、ぼくの身体に余力はありません。

 

市内のイズミヤでアクエリ500mlを買って、ポディウムに入れます。出発から5時間、氷はそろそろなくなりますね。でも、からから音は聞こえます。真夏以外では一日保冷がOK牧場ですね。

 

チャリに乗ったり、歩いたり、悪態をついたり、やけくそになったり、だらだら上り続けましたら、郡山警察犬訓練所の手前で道を間違ってしまいました、あらら。

 

方向修正で308号線に戻ると、本日最初の同士を発見します。

 

エネミー発見!

榁木峠で同士発見!

 

おお、友よ! すこし元気が出てきました。リズムを合わせて、えっちらおっちら上ります。気がまぎれますね。

 

が、このロード乗りはむろの木峠の山頂でふわっと消えました。ええ!? どこに行ったの? 幻だったかあ?

 

と、この神秘体験も帰りの激坂二段構えの前に掻き消えます。そして、茶屋が見えました。でも、本日の営業は終了しました。

 

そもそもぼくの心の中のケチくさナニワデビルがお財布の口を容易に開かせません。本日のサイクリングの費用は184円ですね。

 

下りのヘアピンです。

 

下りで角度

ヘアピン再び

 

フォークの角度がヤバヤバですね。オフロードのゲレンデコースなみです。KEEP LEFTを厳守するなら、ここを通らなきゃなりません。ぶひゃー!

 

ヘッド角がやばい

ヘッド角がやばい

 

でも、KEEP LEFTの奥義を窮めるぼくに怖いものはありません。この下りは下りやなくて、もう上りじゃないか?! ※すごい下りです

 

ドロッパーポストをいちばん下にべったんして、ケツを目一杯にずりさげて、リアブレーキを多用して、急場をしのぎます。

 

残りの道のりは楽しい嬉しいヒャッハーな下りですね。29erの太タイヤはよゆうでヒャハれますね。

 

しかし、ロードはダイアーさんみたいにスロウリーに行かないと、この溝でタイヤをえぐられますね。最悪、ホイールがおじゃんです。

 

ヒャッハーな下り

ヒャッハーな下り

 

てか、徐行しないと事故りますわ、ほんまに。死角から出てくる対向車を見てから停まり切れませんし。げんにぼくは行き帰りで一回だけヒヤッとして、視界がスローモーションになりました。

 

江坂に帰還しました。すっかり暗くなりましたね。

 

夜の江坂ステージ

夜の江坂ステージ

 

うーむ、血が騒ぐ。こんな江坂を見せられるなら、コラージュ画像を使わざるを得ない!

 

さあ、無に帰ろう

さあ、無に帰ろう

 

KOFですね。THE KURAGARI OF FIGHTERS 2017です。上りの印象はだいたいこのコラージュのとおりです。小攻撃からの超コンボで一発KO!!

 

でも、下りは余裕ですね。国内最強クラスの激坂がこの程度であれば、他府県の下りはよゆうのマイルドですわね~。途中から怖さが楽しさに変わりました。ビバ・アドレナリン!

 

じゃあ、オフロードだなあ。

 

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