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自転車の車体番号の場所はどこ? 防犯登録とのちがいは?

一般的な市販品の自転車には車体番号があります。工業品のシリアルナンバーですね。さて、これはどこにあるか?

フレームは台湾製
フレームは台湾製

自転車の本体はフレームです。これが骨格で、DNAです。つまり、車体番号はフレームにあります。

ホイールやクランクにもシリアルナンバーはあります。でも、パーツの番号は商品管理では重要ですが、防犯ではそんなに重要でありません。

お巡りさんが見るのは防犯登録と車体番号です。ホイールやクランクやその他のパーツは眼中にありません。

自転車の車体番号の意味

上記のように自転車の車体番号はシリアルナンバーです。本質的には商品管理用の数字でしょう。これには特別な形式がありません。メーカーや工場が任意に決めます。

国内向けのママチャリやシティサイクル、一般自転車にはフレームに刻印があります。

この自転車はうちのママチャリです。フレームの前、トップチューブに数字の刻印があります。これが車体番号です。

ママチャリの車体番号
ママチャリの車体番号

車体番号ないやつもある

ママチャリの市販品は完成車です。個別パーツの寄せ集めではない。一方、マウンテンバイクやロードバイクはスポーツ用品です。パーツばら売りはふつうです。

VITUS SOMEET CRX フレーム
VITUS SOMEET CRX フレーム

海外のものには車体番号があったりなかったりします。そもそもカーボンフレームには刻印が不可です。フレームが割れる。多分、これのシリアルはシールです。

そして、番号は任意ですから、義務ではありません。形式、場所、パターン、有無はまちまちです。

番号削れは訳あり

ただし、番号削れは訳あり品です。中古フレームの番号削れはグレーゾーンです。盗難品の可能性が大です。

過去には大手の有名自転車中古販売店が番号削れ品をとくになんのチェックなく取り扱って、内外から非難を浴びました。

このようにリサイクル界、リユース界ではグレーな車体がちらほら流通します。冒頭と末尾を部分的に削られたママチャリとかは再利用車に多く見られます。

一方、パーツの番号削れはちょくちょくあります。これは流通段階で多く発生します。海外ストアの横流しとか、売れ残りとか、サンプルとかがうわさされます。

パーツのシリアルは防犯には役立ちません。究極的にはパーツは自転車じゃない。本体のフレームだけが自転車です。

仮に警察が個別パーツのシリアルを判別しようとすると、手間でかくじつにコスト負けします。何十個の部品の小さな番号をいちいちチェックできない。

車体番号の位置

車体番号の位置はまちまちです。メーカー、年式、モデルで異なります。上のパナソニックのママチャリの番号は正面にありました。ちなみに車種はアルフィットです。

これは別の車両のフレームの真裏、ボトムブラケットの下側です。

BB下のケーブルの穴
BB下のケーブルの穴

これはカーボンフレームですから、シリアルはシールですね。ほかにそれらしきものがないし。ちなみにこの車体は国内未販売の海外メーカーのものです。

これは国内でそこそこ流通するブランドのBB裏です。シールと連番が見えますが、車体番号は恐らく正面のKN始まりの方です。何故ならこれはKONAの自転車だから。

BB裏
BB裏

車体番号≠防犯登録

自転車の車体番号はメーカーやブランドの任意の数字ないし文字、はたまた無です。作り手や売り手が勝手に決める。もともとが商品整理番号ですから。

一方の防犯登録は国内の各地方自治体の自転車防犯の統括団体の規定の番号です。管理責任者は都道府県ですね。国ではありません。てことで、全国的な統一の書式や管理体制がない。

大阪府の防犯登録シールはオレンジです。

防犯登録シール大阪府
防犯登録シール大阪府

これは盗難や自治体の自転車撤去の返却手続きをスムーズにするための管理番号です。

自転車の活動範囲的に発行元は国でなく、地方です。有効年数、値段、デザイン、形式は各都道府県ごとにちがいます。有効期限はたいてい5年か10年です。自動更新はありません。

自転車屋はこれを自分の店舗で受け付けすると、100円のマージンをもらえます。でも、小さい店は他店の登録をやりたがりません。自転車業界七不思議のひとつです。

防犯登録は義務ですが、車体番号は義務ではありません。どちらにも罰則やペナルティはありません。お巡りさんの車検がすこしめんどくさくなりますが、ははは。

車体番号なしで登録できるか?

さて、一般ユーザーの自転車の車体番号の意味は実質的に防犯登録の申し込み用でしょう。ほかに用途が見当たらないし。

ホームセンターの自転車コーナーに持ち込んで、「防犯登録して」て言えば、ふつうに登録できます。スタッフが車体番号を探してくれる。

結局、車体番号は自由形式です。不統一だ。完全なオンリーワンの通し番号は存在しません。低確率で重複は起こりえます。

でも、車体のモデル、カラー、サイズみたいな項目が加われば、二重登録はまず起こりません。

車体の番号削れはいわくつきです。また、番号なしのものをむりに登録する必要性はありません。領収書か納品書でうるさいポリスを黙らせられます。

でも、撤去自転車は戻らないか・・・あれの連絡は防犯登録の住所に来ますから。

無登録のチャリが撤去されたら、その管轄の駐輪センターにじかに連絡して、車体の特徴を伝えなければなりません。保管期間は二週間くらいです

まあ、防犯登録してもしなくても、ひょいと盗まれたくないなら、とにかく鍵を付けてください。街乗り用にはこいつが便利です、鍵要らずの据え付け型リング状。

あと、自転車保険も通販であります。

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