フォークコラムを切り過ぎた! DIYでカットしたのをDIYで延長してみた

「自転車の前のところ」

「前のタイヤの上のところ」

「ハンドルのしたのところ」

「前側の棒みたいなやつ」

「二又ぼこみたいなやつ」

「ロンギヌスのやりみたいなやつ」

 

などなどの愛称をもつのがフロントフォークです。

 

フロントフォーク

フロントフォーク

 

食器のフォーク、チューニングの音叉、農具の鋤、いずれがForkです。

 

スポーツバイクのフォーク事情

 

このフロントフォークは自転車パーツではメジャーな部品ですが、世間的にはマイナーなものです。多分に女子や門外漢はすって答えられません。

 

世間的にはタイヤ、ハンドル、サドル、ペダル、ブレーキ以外はマイナーです。ホイールはタイヤ、ハブはまんなか、スポークは線です、いや、ほんとに。

 

オンロードとオフロードのフォーク

 

で、このフォークは完成車には不可欠の大物です。パッケージの一部です。オンロードバイクのフォークは典型的です。

 

COLNAGO C64 eTap Lightweight

COLNAGO C64 eTap Lightweight

 

別のフォークを入れると、デザインや機能を損ねてしまいます。

 

最近のエアロロードのフォークはなおさらです。ケーブルの内装ルートやステムのマウントのためにデザインが専用です。

 

LOOKセミインテグラルコックピット

LOOKセミインテグラルコックピット

 

専用フォークを使わないと、きれいに取り回しできないとか、ステムを使えないとかします。

 

一方、オフロードバイクのフォークはフレームのセット品ではありません。

 

GIANT TRANCE E+

GIANT TRANCE E+

 

スタイルやシーンや予算に合わせて、ベターなフォークを別口で入手します。レーシングモデルは10-20万です。

 

特殊フォークもいろいろです。これはアイスランド発のLAUFフォークです。衝撃吸収が板ばね式です。

 

特殊フォーク

特殊フォーク

 

そして、MTBのフレームセットにはフォークは付属しません。

 

VITUS SOMMET CRX

 

コラムカットは仕上げのうち

 

で、完成車を買っても、フォークを別口で買っても、店にセッティングを頼まないなら、自分でフォークコラムをカットします。

 

コラム=フォークの上のところの柱の部分です。これは未カットのものです。

 

FASTERWAY フレーム

FASTERWAY フレーム

 

はい、あきらかにながすぎますね。で、未カットコラムにハンドルやステムを組み付けると、ママチャリみたいなアップライトにできます。

 

ロードバイクをフラットバー化

ロードバイクをフラットバー化

 

KONA HONZO CR TRAIL CR

KONA HONZO CR TRAIL CR カスタム

 

見た目はあれですが、上半身はめっちゃらくです。長時間には前傾姿勢よりこっちのがコンフォートです。

 

もちろん、完成車のフォークコラムはほどほどにカット済みです。でも、販売品や試乗車のセッティングはせいぜい80%です。ぼくだけ、わたしだけのパーソナルな設定じゃない。

 

手足のながさは個々でことなります。スタイルや姿勢もそうです。で、結局のところ、どこかでてきせつなサイズにコラムをカットしなければなりません。

 

ぼくはノコギリでギコギコします。カーボンコラムのカットはけっこうな重労働です。カーボンコラムにはパイプカッターを使えませんから。

 

のこぎりでコラムカット

のこぎりでコラムカット

 

コラムカットは一発勝負です。かつかつに詰めると、もう取り返せません。ささいな軽量化をもくろむと、ステム交換やフレームの載せ替えでこうゆうピンチにおちいります。

 

ステムのすきまにやばいもの

ステムのすきまにやばいもの

 

ステムのすきまにコラムとギザギザのなにかが見えます。じゃまものを取っ払いましょうか。

 

コラムの長さが足りない

コラムの長さが足りない

 

はい、プレッシャーアンカーがはみでました。フォークコラムの出代がぜんぜん足りません。

 

先代のKONA HONZOのヘッドチューブは8cm、この新車のそれは11cmです。この部分が縦に3cmアップです。

 

ヘッドパーツの圧入のよあけ

ヘッドパーツの圧入のよあけ

 

必然的にコラムのよゆうが3cmマイナスです。

 

上・ダストキャップ 中・センタリングスリーブ 下・ベアリング

上・ダストキャップ 中・センタリングスリーブ 下・ベアリング

 

全部のスペーサーを抜いても、このでっぱりしか確保できません。正味、ステムのかかりが半分です。下側のボルトのところだけがコラムにかかります。上はすかすかです。

 

ステムのすきまにやばいもの

ステムのすきまにやばいもの

 

ピンチです。てか、すぐにヘッドがゆるんで、ガタが出ます。アンカーがトップキャップのねじの引き上げに釣られて、上まで引き上げられます。

 

オフロードのこの不具合はいのちとりです。

 

そもそもこのおさがりのリジッドフォークは仮セッティング用で、本番本気完全体ではありません。近日中にサスフォークをゲットして、完全なるフルサスへアップデします。

 

しかし、現時点で使えるフォークはこれだけです。応急処置を考えましょう。

 

実のところ、ミニベロカスタマイズのときにおなじ状況におちいりまして、ひとつの解決手段を発見します。

 

救世主がこれです。

 

オーバーサイズのコラムの端切れ

オーバーサイズのコラムの端切れ

 

スペーサーじゃありません。フォークコラムの端切れです。

 

1cmくらい

1.5cmくらい

 

数グラムの軽量化のゆうわくに負けて、かつかつに切ってしまいました。もとは上のコラムの一部です。外径や内径はおんなじです。

 

で、これをコラムにつぎ足して、アンカーを上から入れます。

 

コラムの端切れをつぎ足し

コラムの端切れをつぎ足し

 

で、六角レンチで共締めします。きつめが安心です。

 

アンカーで共締め

アンカーで共締め

 

で、ステムをセットします。

 

コラム延長完了

コラム延長完了

 

ぴったしだあ! スペーサーをかます余裕さえ出せましたで!

 

この状態から端切れの部分だけがすぽって抜けることはまずありません。スペースがありませんから、アンカーは引きずり出されない。かんぺきです。

 

コラムの端切れの部分があんまり長すぎると、フォークコラムのアンカーのかかりがあさくなります。パッチの限度は1-2cmです。

 

この処置の後でオフロードへ行きました。ハンドリングは快調です。上り下りでがたは出ない。

 

オフロードOK

オフロードOK

 

てか、この継ぎ接ぎオペの前にオフロードへ行って、岩場で下りガタを感じたから、あわてて応急処置しました。あぶねー!

 

正味、他人にはこのDIYをおすすめしません。そもそもふつうの人はこんなコラムの端切れを取り置きしません。でも、こんなゴミがなんかの場面でわりに役立ちます。

 

おかげでガラクタがパンパンに溜まる・・・

 

M6チタンボルト

M6チタンボルト

 

コラムエクステンダー

 

この端切れの継ぎ接ぎにDIYに不安をおぼえるorてきとうなコラムの切れ端を用意できないなら、すなおにべんりグッズを使いましょう。

 

フォークコラムを疑似的に伸ばすためのアイテムがコラムエクステンダーです。こうゆうものです。

 

 

コラムの延長、ハンドルポジションアップの救世主です。構造は端切れのDIYとにたりよったりです。アンカーで内から止めるか、ステム型ストッパーで外から止めるか。

 

スペーサー、ながいねじ、トップキャップ込みのオールインセットが990円です。中華系業者のおかげでこうゆうニッチな小物がやすくなりました。

 

自転車ブランドのこうゆうニッチなべんりグッズはおうおうに割高です。1980円とかゆわれるとびみょうに考え込みますが、この価格には手を出せます。

 

この場合、質感とかロゴとかブランドとかは不問です。シンプルに用を果たしてくれれば、1000円くらいで。