E-bike 2018 最新モデルから電動ユニット事情まで


E-bike=Electric Bike、電動アシスト自転車の総称です。EとBikeのあいだにハイフンを入れるのが通例です。Ebike=△、E-Bike=〇です。

 

 

日本のE-Bike事情

 

日本の電動アシスト自転車の99%はママチャリ系、軽快車系の実用車です。近年、これが原付の販売台数をゆうに上回って、市民の日頃の足として定着します。

 

2017年の電アシの販売台数は前年比10%オーバーで推移します。街中ではよく見かけますね。たまに高校生らしき学生さえが通学用に乗りますね。たしかに原付通学よりセーフティでしょうね。価格はどっこいですけど。

 

日本の電動アシストの3大ブランドは発動機屋のヤマハ、電池屋のパナソニック、タイヤ屋のブリジストンです。看板モデルはそれぞれPAS、ViVi、アシスタですね。

 

ほかにはサンスター、丸石、ミヤタなどがちょこちょこと販売します。過去には本田やトヨタや三洋電機がしました。本田のラクーンや三洋のエナクルはまあまあメジャーでしたね。

 

しかしながら、ほかを差し置いて、ヤマハ、パナ、BSが圧倒的なシェアを占めます。とくにヤマハとパナですね。

 

BSはながらくヤマハの電動ユニットをつかって、ちょろっとパナのユニットに浮気した挙句に2015年ごろから待望の自社ユニットをアルベルトeなどのフラッグシップに搭載しはじめました。

 

モーターを作れるところ=ヤマハ、バッテリーを作れるところ=パナが日本の電動アシスト自転車の二強です。モーターかバッテリー、このどちらかの技術を持たないとなかなかイニシアチブを取れません。

 

ややこしい電動アシスト規制

 

電動アシスト自転車のオリジンは実用車です。坂を楽に上る、重い荷物を運ぶ、ストップ&ゴーをスムーズにする、てのが当初の用途ですね。つまり、原付の代替品だ。

 

世界初の市販品はヤマハのPASシリーズです。ちなみにPAS=Power Assist Systemの略称ですね。まんまだなあ。電気自転車のアイデア自体は19世紀末ごろからありますね。アメリカで特許が出ました。USA!

 

PASの当初の電アシはでっかいモーター&しょぼい電池で20kmしか走れませんが、その後の急速な技術発展でユニットの小型化・高性能化に成功します。最新のPAS ナチュラ スーパーのエコモードの走行距離は100kmですね。

 

ただし、アシスト速度はアシスト規正法のおかげでそんなに劇的に変化しません。25km/1hですね。

 

日本の規制はこんなです。

 

  • 9km/h以下では人力:電動の出力の割合が最大1:2
  • 25km/h以上で電動アシストはなくなる
  • 10-24km/hでの電動アシストの出力は走行速度をキロメートル毎時から10を減じて得た数値を7で除したものを2から減じた数値

 

この箇条書きでは意味がよく伝わりませんね。10-24kmまでのアシスト比率の計算式の例題を下に記しましょう。

 

20-10=10

10/7≒1.43

2-1.43=0.57

 

20km/hのときの人力と電動アシストの比率は1:0.57ですね。10kmと24kmでやってみましょうか。

 

10-10=0

0/7=0

2-0=2

 

24-10=14

14/7=2

2-2=0

 

アシスト力は10km時で最大、24km時でゼロです。速度が10kmから24kmに近づけば近づくほど、電動アシスト力は徐々に弱くなります。『徐々に』てのがポイントですね。音楽用語ではデクレッシェンドだ。

 

速度と出力の規制は国別ですね。日本みたいにアシスト比まで規制するところはレアです。でも、なぜか出力の規定はなぜか明文化されません。

 

つまり、アシスト比を守って、24km以下を保てば、鉄腕アトム級の10万馬力を受けられます。10kmから24kmまでの加速がコンマ数秒だあ?! まあ、車体が吹き飛びますけど、ははは。

 

欧米ではアシスト比の規定はありませんが、速度と出力の規定はありますね。EUでは25km以下の250W以下、アメリカでは32km以下の750Wですね。

 

海外版Wikipediaの表ではニュージーランドが300W以下の速度制限なしてファンキーなルールです。60kmとか80kmとかのモンスターマシンはニュージーランド発だあ?

 

自転車扱いのPedelecsと単車扱いのS-Pedelecs

 

電動自転車のタイプは二種類に大別されます。ひとつはペダルアシスト型、アルファベッツではPedelecsですね。日本人がふつうに思い浮かべる電アシです。

 

もうひとつがスロットル・ボタン型、S-Pedelecsですね。これはオートバイみたいにグリップぐりぐりないしボタンでポチポチでモーターを動かします。ぞくにフルアシスト自転車ですね。

 

大半の国でペダリングを要さないフル電動型の電動自転車は歩行者・自転車扱いでなく、単車・オートバイ扱いになります。免許、車体登録、ナンバープレートなんかが必要ですね。

 

当然のごとく日本ではフルアシストはオートバイ扱いですね。ペダル付きの電動原付です。セグウェイとかもそうだ。メット、免許、ナンバーを着けないと、道路交通法に抵触しますね。ミラーやウィンカーも入るかな?

 

たまに繁華街でノンペダリングですいーって進むちっこいミニベロみたいなチャリがいますが、あれはフル電動タイプですね。実質はペダル付き電動オートバイです。ボタンは手元にありますね。ノーヘルはだめだよ!

 

つーても、販売規制がかかって、ピーク時より減少しました。

 

欧州の電動ユニット事情

 

じゃあ、モーターとバッテリーの小型化で電動アシスト自転車が実用一辺倒の無骨な業務用機材でなく、ちょっとおしゃれなホビーやフィットネスのガジェットに多角化しますね。

 

E-Bikeのホットエリアは欧州ですね。とくにドイツとオランダがE-Bikeブームのけん引役です。オランダは欧州屈指の自転車フレンドリー国です。

 

そして、ドイツはE-Bikeの心臓部の電動ユニットの大手企業を抱えますね。日本ではヤマハとパナソニックの電動ユニットが支配的ですが、欧州では独シュトゥットガルトのBoschが盤石の地位を築きます。

 

Boschのユニットを使うブランドはBianchi、Cannondale、Centurion、Corratec、Cube、Focus、Fuji、GHOST、KOGA、KTM、Lapierre、Mondraker、Orbea、Raleigh、TERN、SCOTT、TREKなどの人気名門自転車ブランドですね。

 

今年2017年からこの欧州の電動ユニットのマーケットリーダーが日本市場へ進出します。ヤマハ、パナソニックはママチャリ系電アシで強みを持ちますが、スポーツバイク系のE-Bikeではぜんぜん出遅れます。

 

2017モデルのYAMAHA YPJや2018モデルのPanasonic XM1が国内本格E-Bikeのはじめの第一歩ですね。よちよち歩きです。

 

電動クロスバイクYRPJ-C

電動クロスバイクYRPJ-C

 

この二社は電動ユニット屋兼完成車メーカーですがが、Boschは電動ユニット専門ですね。BoschブランドのE-Bikeてのはありません。あくまで電動ユニットの供給元ですね。欧米人のおはこの分業体制です。

 

国内二強のヤマハとパナは諸外国で電動ユニットを売り出しますが、Boschの後塵を拝して、そのほかブランドの地位にとどまります。げに先頭とトップ集団との差が大ですね。

 

そして、国内ではユニットを販売しないシマノが欧州向けにSTEPSて電動ユニットを先行投入します。逆輸入の形で日本市場では2018年2月にミヤタ自転車からシマノのSTEPS搭載の電動クロスバイクが出ますね。

 

シマノは電動ユニットでは最後発ですが、スポバイ系のユニットでは二強と横並びですね。Boschのが気がかりでしょう。

 

Boschの電動ユニット搭載機の国内初号機はTERN VEKTRONになります。アナウンスいちばんのりだ!

 

 

2018年春ごろに販売予定ですね。価格や仕様は未定ですが、見た目のロボロボしさがスマッシュヒットを確約しますね。折り畳み機構とバッテリーとユニットが絶妙にマッチして、やぼたく見えませんね。

 

一方、ヤマハのYRPシリーズの細身のフレームと外付けバッテリーはすこしちぐはぐに見えちゃいます。外付けバッテリーが否応なく浮いちゃいますね。ロード系の悩みです。

 

BESVみたいにキュートにならんかな~。

 

 

クランク型、ホイール型、電動ユニットの種類

 

電動ユニットの種類はセンターユニットと前後ホイールユニットに分かれます。センター=クランク一体型、ホイール=ハブ一体型ですね。ホイールに後付するアタッチメント型の電動ユニットもあります。この分野は少数生産か試作品ですね。

 

すこし前までハブ型、クランク型の比率は半々でしたけど、最近のE-Bikeはほぼセンター・クランク型ユニットになります。ハブ型ユニットにすると、ホイールの交換やメンテをほぼ封印されます。

 

ついでに足回りが重くなりますし、前後の重心バランスが悪くなりますね。どっちかが極端に重くなっちゃいます。

 

クランク型はこの欠点を解消しますね。BOCSHはもちろんですが、最近のシマノはホローテック2タイプのセンター電動ユニットを販売します。クランク型が主流ですね。

 

ところでセンターxハブのハイブリッド型てのはぼくの調べでは見当たりませんね。速度と出力が限定されますから、ダブルエンジンのパワーはむだになっちゃいますね。

 

それよりダブルバッテリーのが合理的です。TERN GSDです。

 

 

バッテリーソケット2台持ちです。しかも、後ろのキャリアに予備を山ほど詰めますね。ひとおもいにキャリアの上にでっかいバッテリーを敷いて、その上にキャリアするてアメリカーンな改造をする人が出そう、ははは。

 

電源取れて荷物詰めるなら、E-Bikeでツーリングできますね。

 

FOCUSやORBEAの最新E-Bikeを紹介

 

最後に本場のE-Bikeの最新モデルをさっさと見て行きましょう。どれもこれも魅力的ですが、日本での販売は未定ですね。アシスト比がネックだ~。

 

ORBEA WILD

 

スペインの自転車ブランドORBEAの1stフルサスE-Bike ORBEA WILDですね。

 

 

ダウンチューブ内蔵型バッテリーでBoschのユニットです。キービジュアルのモデルは完全に競技用のハイエンド構成ですね。

 

ORBEA GAIN

 

ORBEA GAINはロード系E-Bikeの最新型です。電動アシストにまったく見えません。完璧なルックスですね。

 

 

FOCUS Project Y

 

ドイツのFOCUS BIKEがE-BikeプロジェクトがFOCUS Project Yですね。

 

12.5kgのロードE-Bikeです。

 

 

これがこのルックスで10kg台まで行けば、キムズカシ系のチャリダーは考えを改めざるを得ませんね。昔のランドナーの重さはこんなもんでしょうし。

 

MTBのE-Bikeです。

 

 

ふつうのハードテイルにしか見えません。チューブのところの内臓バッテーリーはそっくりですね。Focusはこれで行くかあ?

 

Lapierre OVERVOLT AM TEAM

 

フランスのラピエールのOVERVOLT AM TEAMですね。欧州系のMTBのE-Bikeはごりごりロックですね~。

 

ラピの2018モデルのE-Bikeがすでに22モデル、大半はフルサスですね。フラットバーのクロスタイプ、スワローハンドルのシティタイプはありますが、ドロハンモデルがありません。

 

まあ、でも、国と場所でトレンドや楽しみ方はちがいますね。ロードみたいにかたくるしいアカデミックさや形式主義はE-Bikeにこそ不毛でしょうよ。

 

アワイチの行きの船に乗り合わせたツーリンググループのバイクはことごとくYAMAHAの電アシでしたね。クロスタイプ、小径タイプ、ドロハンタイプでした。こんなのも珍しい光景です。

 

小さい方の連絡船の自転車置き場

小さい方の連絡船の自転車置き場

 

そして、今のところ、ジャパニーズにはYPJしか選択肢がない! ORBEA GAINさまはまだまだいらっしゃいません。ざんねん。

 

 

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