世はカーボンクリンチャー、カボクリの全盛期です。そんななかでぼくの新車のロードバイクのホイールは中古の手組のカーボンチューブラーです。
リムはレイノルズアサルトの46mmです。数世代前のモデルです。現行のアサルトは41mmですから。リムサイドは指でぺこぺこへこみます。
カーボンリムにはカーボン用パッドを
で、当然のごとくブレーキフェイスはカーボンです。
リムブレーキ用のカーボンホイールには専用のブレーキパッドを使います。これはホイールの付属品です。
レイノルズの純正ブレーキパッドは青色です。
が、この無印の青いパッドはおそらくLifelineの安いカーボンパッドでしょう。
基本的に純正同士の組み合わせがベターです。カンパホイールにはカンパパッド、マビックホイールにはマビックパッド。
サード製の人気商品はSWISS STOPのブレーキパッドです。純正かそれ以上の性能を発揮します。てか、結局、メーカー純正はどこかのOMEでしょうし。
このレイノルズの青パッドはホイールのおまけで付いてきました。前オーナーの説明では走行距離は100kmです。摩耗は軽微です。
これをブレーキに取り付けます。ダイレクトマウントブレーキをあらたに調達しました。Shimano? TEKTRO? カンパか?
はい、KCNCです。
KCNCは台湾の軽量自転車パーツの大手です。名前のとおりに優秀なCNC加工技術を持ちます。アルミパーツの精度とデザインは屈指です。
このCB11は最近の商品です。そもそもダイレクトマウントが最後発のリムブレーキです。シマノが先手をつけて、カンパが後追いし、数か月前にようやくSRAMがS900を発表しました。
ぼくは脱シマ派のSRAM派ですから、まよわずこれを使おうと思います。が、しかし、出荷時期が2018年6月以降です。ベストシーズンが終わってしまう。
で、ダイレクトマウントブレーキを探しまくって、このKCNC CB11に行き当たります。お値段はeBayで2万円でした。
最後までボントレガーのSpeed Stop PROとまよいましたが、みてくれとレア度でこちらを選びました。
付属品はアルミリム用
このKCNC CB11の情報は皆無です。ストアの商品説明とKCNC公式の詳細からパッドはAlloy用ぽいです。
現物です。アタッチメント式のシューです。通称は『舟』です。
くだんのSWISS STOP製のパッドです。Flash Pro BXPぽく見えます。セット3000円前後の高級消耗品です。しかし、アルミリム用です。
手触りのちがいは・・・うーん、よくわかりません。目隠し利きパッドはむりです。
止めピンを外して、パッドをひっこぬきます。ネジザウルスが活躍しました。
アルミ用とカーボン用パッドのちがい
アルミ用とカーボン用パッドのちがいはゴムのかたさです。カーボン用のがソフトです。リムサイドへのダメージを防ぐためです。
このためにリムブレーキ用のカーボンホイールは神経質です。ディスクブレーキはこの問題を根本的に解決します。
ぎゃんぎゃんブレーキできます。そして、ブレーキフェイスの補強が不要ですから、リムがよりシンプルに軽量になります。
リムの状態を気にしながらおそるおそるブレーキを掛けるてのはへんなはなしですし。カボクリを気軽に使うなら、ディスクロードを買いましょう。ダウンヒルが楽しくなります。
で、専用パッドの必要性には賛否はありますが、カーボンとアルミの使いまわしは満場一致で禁物です。おのおのの素材の削れカスがリムコンディションに悪影響を与えます。
そんなふうにリムブレーキの骨董品度が肌で知れます。
パッドの左右と前後に注意
ところで、ブレーキシューとパッドは左右対称じゃありません。前後と左右があります。カートリッジとパッドのどこかにこんな記載があります。
まあ、逆はすんなり入りませんから、大方は途中で気づきます。でも、パッドはゴム製ですから、ごり押しではまっちゃいます。注意しましょう。
パッドを入れて、ピンを刺します。
青がめだちますねー。これはうちのテーマカラーじゃない。様子を見て、純正と付け替えて、効き比べをしましょう。