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ダクトテープをリムテープ代わりに使って、チューブレス化できるか?

ちょっと前にマウンテンバイクのホイールを手組しました。

26インチBOOST
26インチBOOST

コンセプトは『技の練習用』です。29erは走破性にはすぐれますが、小回りには劣ります。オフロードでは心強く頼れますが、オンロードでのあそびでは振り回される。

実際、下り系MTBの29erモードは全長が190cmになって、ぼくより二回り大きくなります。小学生のママチャリ状態だ。

まくれる
まくれる

で、技用の小さいホイールを模索して、旧世代の26インチを行き着きました。ただし、完組のBOOST26インチはありません。ゆえのニッチな手組です。

ストレートプル、26インチ、BOOSTてニッチな仕様です。ハブ、スポーク、リムの調達がそれぞれたいへんでした。

ぼくは完全にチューブレス派ですから、この新ホイールをさっさとチューブレス化します。しかし、バルブが立ちはだかります。

そう、このH+SON TODESTRIEBリムは米式バルブ用です。仏式のチューブレスキットはスカスカになります。米式バルブ径 > 仏式バルブ径ですから。

古チューブからバルブを切り出してキット化する得意のDIY作戦を使えません。

自作バルブ
自作バルブ
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米式バルブのチューブレス

自転車の空気バルブをおさらいしましょう。基本は三種類です。英式、仏式、米式の三つです。あと、競輪の特殊英式とか。

古い情報では

『仏式はロードレーサーなどの本格自転車のホイールに使われ、米式はマウンテンバイクなどに使われ・・・』

みたいな決まり文句がまことしやかにおどりますけど、最近のスポーツバイクの空気弁はおおむね仏式です。米式=MTBってのはいつの時代の話だよ・・・

英式の立ち位置は変わりません。この古風な虫ゴム式のバルブがママチャリ、シティサイクルの足元をささえます。

英式バルブと虫ゴム
英式バルブと虫ゴム

ちなみに英式と米式のバルブ穴の大きさはどっこいです。ママチャリの米式化はかんたんです。

米式チューブレス=自動車、オートバイ

そんなわけで現代のスポーツバイク事情では米式バルブはマイナーな存在になりました。このTODESTRIEBリムも一昔前の商品です。

しかし、世間一般では米式バルブはメジャーリーガーです。自動車、オートバイは米式ですね。

おまけに自動車やオートバイのタイヤシステムはチューブレスです。空気チューブはありません。タイヤが機密性を保ちます。

逆に英式や仏式の自動車用バルブはありません。自動車の空気バルブ=米式です。じゃあ、これを使えば、自転車をチューブレス化できませんけ?

リムテープ難民

自転車のチューブレスはげんみつにはチューブレス”レディ”です。ピュアチューブレスは逆にマイナーだ。IRCとかHutchinsonとかがします。

で、メジャーなチューブレス=レディ系のシステムにはシーラントが推奨ないし必須です。パンク防止剤ですね。

ベストセラーはSTANS NOTUBEの商品です。ここがチューブレスレディの本家のひとつです。

これはそのシーラント液です、天然ゴムの樹液、ラテックス入り。

シーラントはすくなめ
シーラントはすくなめ

ラテックスは外気に触れると糊上に凝固します。タイヤの血みたいなものだ。この特性でタイヤのパンク穴やサイドカットが勝手にふさがります。リアルな自動回復スキルです。

シーラントがもれる
シーラントがもれる

同社のリムテープもチューブレス化の強い味方です。穴あきリムに巻き巻きして、スポーク穴をふさぎます。

シーラントを拭く
シーラントを拭く

唯一の弱点は価格の高さです。このチューブレスリムテープは2000円/9mです。超高級テープ!

そして、国内の自転車トレンドがMTB乗りには逆風です。ロード系の小物はそこらのしょぼいプロショップwにあっても、MTB系のそれは専門店にしかありません。

TODESTRIEBのリム幅は24mmです。てことは、26ー28mmのテープがジャストサイズです。これがそこらの自転車にない!

ダクトテープで代用

さいわい大阪には優良なショップがあります。リンゴロードに行けば、テープを買えましょう。

豊中のMTB屋リンゴロード
豊中のMTB屋リンゴロード

しかし、ふつうにリムテープを買っても、整備ネタにはできません。いばらの亜流を行くなら、もう少し変節を極めましょう。

てことで、ホムセンでダクトテープを買いました。

気密防水テープ
気密防水テープ

気密防水テープです。50mm x 20mが600円だ! やっす!

惜しげなく巻けます。

このDIYの前例は国内ではレアケースですが、MTBの本場のUSAではカモンベイビーアメリカです。むこうのチャリ好きたちもSTANSのテープの高さには異を唱えます。

また、ファットバイクのチューブレス化にゴリラテープてダクトテープが重宝されました。アメリカのダクトテープの心のオアシスです、ウホウホ。

あいにくとアマゾンの価格は並行輸入プライスで、ましましもりもりです。コストコとかにあるかも?

バルブ圧入

で、このダクトーテープド26インチリムにさっきの自動車用米式バルブを入れます。しかし、これがすんなり入りません。あきらかに胴が太めだ。

心配無用、ゴリラテープを買えなかったくやしさをぶつけました、うほうほうほ!

ちょっと入りました。OKOKOKOKOK!  ちなみにこの米式バルブは日本製です。パシフィックのTR414、送料込みで400円/4本です。やっす!

ただし、ホームセンターの同品のばら売りは450円/1本でした。ど、どうゆうことだあ?

価格のからくりに首をかしげつつ、フロアポンプをしゅこしゅこします。さいわいポンプヘッドはぎりぎりバルブの頭にはまりました。

タイヤ膨らむ
タイヤ膨らむ

結果的に空気はふつうに入りまして、空気圧は理想の2.5barまで上がりました。テープ二巻きのおかげかビードはすんなりしました。音はしなかったけど。

マイクで空気漏れをテストします。

マイクで空気漏れチェック
マイクで空気漏れチェック

でっかい音はゼロです。シーラントなしのピュアチューブレスで翌日まで空気をたもてました。もうこっちのものです。

しめにシーラント50mlを投入して、よくシェイクします。

前のオートバイ用のテンショナーは大失敗でしたが、この自動車バルブとダクトテープはひさびさの会心でした。ふつうにリピートDIYできます。

TR412、TR413、TR414の順にバルブが長くなります。まあ、でも、途中でつっかえるから、ははは。