一般的には自転車好き=乗り物好きのようです。たしかにうちのYoutubeのファンのアイコンにはクルマ、オートバイの画像が少なくありません。あと、アニメ絵、ネコ。
しかし、自転車ブロガー兼自転車YoutuberであるB4Cはこの例から外れます。自転車以外の乗り物には無関心だ。てか、むしろ、自動車や電車は苦手です。
最近、ポルシェがドイツの車だと知りました。え、イタリア車じゃなかった?! ポルシェにドイツ感はないよね?!
理由は明々白々です。ぼくは昔から極度の絶対的な乗り物酔いに悩まされます。車輪付きのやつはだいたいアウトです。あげくに自分の運転で酔う、ははは。
車輪なしのものも得意ではありません。あ、船はだめだ。ジェットコースターもだめ、メリーゴーランドもだめだし、公園の遊具もびみょうだ。
電車とモノレールはぎりOKです。が、長時間の立ちは胸に来ます。過去に連休か正月かの満杯の東京-大阪の新幹線に乗りましたが、途中でギブアップして、名古屋で降りてしまいました。
君子、遊園地に近寄らず。てか、遊園地までの移動手段がすでにアウトですし。自転車と徒歩だけが心の支えだ。
そう、こんな極度の乗り物酔い男が自転車では酔いません。肩とケツは痛くなっても、胸は重くならないし、口の中はあまずっぱくならず、のどはイガイガしない。
実地と経験と推測からこの理由をとくと考えます。
自転車はなんで酔わないか?
上述の理由から自転車以外の乗り物はぼく的には乗り物ではありません。悪酔い発生装置です。ひどいものはゲロピー生成システムです。
旅行とかで乗り物酔いすると、その日のその後の行動に支障を来たします。回復に数時間はかかる。これはまじで緊急突発性の発作です、いや、まじで。
ゲロピーが度を超すと、下痢ピーが起きます。胃液の分泌が異常になる。結果、脱水症状です。最悪の場合、命に別条があります。
笑い話でありません。おそろしく船酔いして、ゲロの吐き過ぎで脱水症状で死ぬ人がときどきいます。
ぼくはそこまで重大な状況にはなりません。が、ハワイに行ったときに空港からホテルまでのバスに恐れをなして、ホノルル空港からワイキキビーチまで歩きました。
1時間のバスと3時間の徒歩、どっちが楽ちんでしょう? 当然のごとく3時間の徒歩ですね!
だって、1時間のバスはその後の3時間の気分悪いタイム込みですから、実質4時間ですから!
かように乗り物酔いする人の計算式ではバスや電車の方が非効率的です。あ、でも、ハワイまでの飛行機はぎりOKでした。
酔いやすい乗り物ランキング
このように酔いやすさは乗り物の種類でことなります。ランク付けしてみましょう。
S:バス、タクシー、ジェットコースター、船
A:ふつうの自動車、回転系の遊具、満員電車
B:電車(立つ)、自動車(寝そべる)、自動車(運転)
C:電車、飛行機、レーシングゲーム
D:動画、長時間の3Dゲーム、オートバイの2ケツ、自転車の二人乗り
E:自転車、徒歩、そのほか
こんなです。乗り物以外も入れました。ゲームや動画も完全OKではありません。自撮りのGoPro動画編集中にたまにめまいがします、ははは。
Sは即です。乗ると酔う。過去の苦い思い出から酔う。てか、前日から酔う。てか、もう酔いました、ゲロゲロピー!
船の甲板はぎりOKです。船室はアウトです。
この世でもっとも怖いものは戦争、天変地異、そして、長距離バスです。独特のにおいがもうだめです。においは記憶をよみがえらせる。プルースト現象ですよ。
おなじ理屈でタクシーがだめです。やはり、独特のにおいと車内のせまさが酔いを誘います。運転手が喫煙者であれば、休憩中のヤニの残り香がさらなる吐き気を誘います。
商業用自動車の独特の風味は全体になんでしょう? シートの匂いだあ? なんか独特です。
ちなみにぼくは食器洗いやせんたくには無香料タイプを使います。きつい匂いは胸に来る。うーん、やっぱし、漬物とか納豆は苦手だなあ。
長距離バスに乗るなら、ひとおもいに轢かれて、らくになります、むぎゅ!
乗り物以外で酔う場面
あ、乗り物以外のSがあります。スカイダイビングです。ぼくは一回だけこのアクティビティを経験しました、くだんのハワイで、サポート付きで。
パラシュートなしのフリーフォールはOKです。が、パラシュートがだめだ。サポートの陽気な外人が右に左に遊覧してくれましたが、そのたびにぼくの胃がぐちゃぐちゃになりました。
時間はせいぜい2、3分です。それでも、胸が一気に悪くなりました。ジェットコースターと同レベルだった・・・・
最近のリアルなレーシングゲームはCくらいに入ります。FPSを長くやると3D酔いします。
いや、昔のリアルでない初代のスーファミのマリオカートのレースモードでは酔いませんが、対戦モードでノコノコの甲羅をぶつけられるとちょっとクラクラします。
自転車では酔いませんが、二人乗りでガタガタ道に突入すると、ちょっと元気をなくします。大昔にお母さんのママチャリの後ろでそれでちょっと酔いましたし、ははは。
ただし、自分の自転車ではぜんぜん酔いません。
でも、自動車を運転すると酔います。脳が狭い箱に閉じ込められてユサユサ揺らされると認識するからか? オイル系統の匂いだ?
オートバイかオープンカーには平気の余地があります。でも、でかい車体はだめでしょう。一体感が減る。
視覚か三半規管か
乗り物酔いの原因はよく分かりません。ぼくの感覚ではそれは複合的なものです。バスとかタクシーは五感の三つ四つをやられます。じゃあ、いちころだ。
視覚:揺れ、速度
三半規管:揺れ
聴覚:エンジン音、機械音
嗅覚:もろもろのにおい
脳:過去の苦い思い出
三半規管以外はおおむね制御可能です。でも、乗り物のなかの限定空間で全部を理想的なコンディションにするのはむりだ。
車で目をつぶって視覚的なイレギュラーをシャットアウトしても酔うときには酔います。あと、ぼくは乗り物のなかでは眠れません、前日から徹夜しても眠れない。
自分の自転車ライドやランニングではさすがに酔いません。単純な三半規管の問題ではない。
実際に揺れなくても動画やゲームでふつうに酔います。音楽を聴いて目をつぶっても揺れで酔う。
そもそも一個の感覚がシャットアウトされると、うらはらにほかの感覚が向上します。揺れがよくわかる。
停車中のバスやタクシーのなかでは揺れや速度変化は起きませんが、悪しき記憶と例のにおいから気分がすぐれず、心が休まりません。
うーん、馬はどうだ? 獣臭と一体感のなさでアウトでしょうか? 動物園も得意ではないからなあ。
自動運転車で酔う人続出?
ぼくは自分の運転でなぜか酔いますが、ふつうの人はそう酔いません。でも、これから自動運転の時代が来ます。
自動運転ではドライバー=操縦者ではありません。監視者、責任者的な立ち位置です。つまり、感覚は同乗者だ。
自動運転で酔う人が続出する、そんな新時代の未来図が見えます。まあ、手動運転の危険走行、暴走事故より100倍ましですが。人間は疲れる、怒る、驕る。
「AT車てぜんぜん見なくなりましたねー、最近のクルマはフルオートばかりですよー」
「Googleの新しいフルオートとアップルの新しいフルオート、どっちがええ?」
「手動運転税が来年から掛かります」
「手動運転禁止法案が可決しました」
令和あるあるです、きっと。ほんとにどれも令和中には成立しそう。まあ、ぼくには無縁ですね。てか、とっとと酔わないクルマを発明してください、賢い人・・・
自転車が最高の乗り物
このような事情からぼくには自転車が最高の乗り物になります。がんばれば100kmを走れますし、そこそこ荷物を積めます。
実際、バスやクルマの回避策がながらく電車でしたが、スポーツバイクがそれに取り替わりました。
実際問題、この半年で電車にも自動車にもまだ乗らない・・・うえの台湾のメトロが最後です、ははは。
ビバ、チャリンコ!