頭の皮のお手入れはスキンケアやヘアケアほどには優先されません。
頭の皮は面の皮の延長です。お手入れを怠り、年を重ね、不摂生をすると、美と健康を失います。
果ては抜け毛、切れ毛、薄毛、白髪、ハゲです。
そして、髪は肌より個人の見た目に影響します。シワが+5歳であれば、白髪は+10歳でしょうか。
スキンケア、ヘアケアを日課にして、化粧水やトリートメントを愛用する人は頭皮ケアを取り入れて、セルフケアのレベルアップにチャレンジしましょう。
確かに頭皮ケアの商品はピンキリです。とくに育毛剤は昔から疑惑の目で見られます。
しかし、肌や皮が一日二日でツヤツヤのピチピチになるなら、誰もシワや白髪に悩みません。
頭皮ケアは長丁場の消耗戦です。手軽に長く続けられる方法や商品で歯磨きのように日課にしてしまうのが成功の近道です。
薬用ザクローペリ
最初に実物をお見せしましょう、薬用ザクローペリです。
販売元のサニープレイスは美容専門の企業です。一般用、サロン用の商品を取り扱います。美容室向けの輝髪シリーズなどが有名です。
家庭用にはザクロ系の商品が多く並びます。ザクローペリはその中の頭皮ケアの医薬部外品です。慣例的に「薬用」に分類されます。
効果は医薬品 > 医薬部外品 > 化粧品です。
ザクロは身近な薬品
ザクロは昔から個人の庭や畑の片隅にぽつぽつと植えられます。秋には赤い実が鳴り、生食やグレナデンシロップの原料に用いられます。
ザクロの樹皮や根皮は生薬や漢方になります。寄生虫駆除の特効薬です。
さらに20世紀に種子の効能が新しく発見されました。ザクロの種子の抽出オイルにはエストロンが含まれます。これは一般的には『女性ホルモン』の名称で知られます。
女性ホルモン=髪
男性は女性より早く激しく禿げます。理由の一つが女性ホルモンの不足です。
また、女性の体内の女性ホルモンの分泌量も加齢と老化で徐々に減少します。ピークは20代後半から30代前半で、30代後半から減りはじめ、閉経後に激減します。
この前後に現れるのが更年期障害です。薄毛や禿げもその諸症状の一部のようなものですね。
ちなみに女性ホルモンのエストロゲンは経口摂取では体内に吸収されません。肝臓で分解されます。
ザクロの種をバクバク食べても、髪の量を増やせませんし、更年期障害を治せません。
飲むより塗る方が効果的で安全
更年期障害はホルモンの分泌量の減少、ホルモンバランスの変動で起こります。
解決策はホルモンの補充及びホルモンバランスの調整です。重症者には飲み薬、塗り薬、貼り薬などが処方されます。
女性ホルモン剤の飲み薬は肝臓で簡単に分解されないような成分を含みます。が、分解のされにくさ=肝臓への負担です。血栓症のリスクをほんの少し高めます。
一方、塗り薬や張り薬のエストロゲンは皮膚から血液へ直に吸収されます。飲み薬より女性ホルモンの毛中濃度が高く出ます。
つまり、塗り薬の方が効果的で安全です。
で、このザクローペリはさらさらのトニックタイプです。効果と手軽さを兼ね備えます。
唯一の欠点は肌の痒みや腫れですね。
イソフラボンと電解水でヘアケアも○
単なる女性ホルモン剤で終わらないところがザクローペリの良いところです。
販売元のサニープレイスは家庭用、プロ用のシャンプーやトリートメントを販売します。ヘアケアの専門メーカーです。得意分野を抜かりません。
ザクローペリにはザクロの種子のエキスの他にイソフラボンが含まれます。この成分もエストロゲンに近い働きをします。
ベースの電解還元水は高い浸透力と洗浄力を持ち、頭皮の汚れ、毛穴の皮脂を取り除きます。
ザクローペリの使い方
ザクローペリの使い方は簡単です。
- 寝起きや風呂上がりに頭に塗る
- 放置する
以上です。化粧水と同じように拭き取りません。付けて放置します。
薬用ザクローペリまとめ
- 老舗の美容メーカーの医薬部外品
- ザクロの種子は天然の女性ホルモン
- エストロゲンは髪に特効
- 飲み薬より塗り薬が効果的で安全
- 安い!
これが120mlで1600円です。1か月の使用料が平均100mlですから、1日の実費は25円くらいですね。