24インチミニベロや折りたたみは新規格のようで100年オーバーの歴史


ミニベロ、折りたたみ、小径車、主流のホイールサイズは20インチです。小さいほうの20インチ ETRTO406がメインでしたが、高速化の需要でETRTO451がめっきりふえてきました。

 

小径車ブランドのTERNはDAHONの創業者の息子さんが2011年にはじめた新しい会社です。DAHONのカジュアル感やおしゃれ感より高速性、走行性を重視して、スポーティフォールディングバイクみたいなジャンルを作りました。

 

基本的なところはDAHONの系譜ですが、折りたたみ機構やブレーキの位置(↑フォークの裏側にVブレーキ)なんかの細かいところがちがいます。ダホン亜種TERN科てかんじですか。

 

ちなみにTERNの読み方はふつうに『ターン』です。

 

TERNにあって、DAHONにないもの

 

TERNのコンセプトは『フォールディングスポーツバイク』です。DAHONみたいに万人向けのカジュアルなモデルは多くありません。そして、走行性に劣る20インチ以下の小径車は皆無です。

 

DAHONにはCURVEのような18インチモデルがあります。こいつのコンパクト感はぜんぜん悪くありません。携帯性とかわいらしさはチャームポイントです。

 

でも、TERNはそんなかわいらしさを求めません。

 

「おやじの会社にあるのをなんでうちがつくるねん? アイディンティテーがないやん? うちはスポーティで行くねん!」

 

てなもんでしょうか。しかし、小径車の高速化は451化、細タイヤでやや停滞気味です。折りたたみ機構のおかげで劇的な軽量化は不可能です。うーん、どうしよ?

 

ぴーん! じゃあ、もっとホイールをでかくしようよ! 22インチはETRTO456でETRTO451とほとんど変わらないから、もひとつでかい24インチにしよう! これや!

 

24インチはミニベロ?

 

これが24インチシリーズのEclipseの誕生のいきさつです、きっと。24インチホイールはETRTO507です。

 

507+76.2/25.4=22.96インチです。451ホイールと1 1/8タイヤの組み合わせは19.9インチですから、3インチ近くインチがアップします。

 

ママチャリや昔のMTBの26インチがETRTO559です。これに1.5のタイヤは25インチです。26インチとのギャップの方が少ない。

 

てことは、24インチはもうミニじゃありません。ミドルです、ミドベロです! 実際の乗り心地もクロスバイクやロードに近くなります。従来のミニベロ的軽快感はぐっとうすれます。

 

「じゃあ、クロスバイクでええやん」

 

ごもっともです。24インチクラスはなかなかコンパクトになりません。フォールディング、車載、電車のっけ、かつぎ移動の労力がでかくなります。

 

メリットは足つきのよさですか。かくいうぼくもクロスバイクやロードバイクの足つきの悪さにうーんとなっちゃいます。ドロッパーポストでなんとかしてますが。

 

TMARS ドロッパーポスト可動部のホール

TMARS ドロッパーポスト可動部のホール

 

そう、足つきのわるさがスポチャリの致命的な欠陥です~。根本的にBBの位置が高すぎます。ペダルけずれていいからBB位置を低くしてくれ~。

 

足つきが悪いとスピードを落としたときの不安定感がえげつないです。街乗りでは致命傷ですわ。

 

そう思うと、24インチの株が一気に上昇します。ジュニア用じゃない大人の24インチはちょっと琴線をくすぐります。

 

同じように考える人は少なくないのか、24インチのファンは根強くいて、GIANTのMR4は10年以上のロングセラー商品です。

 

ミニベロブーム、ロードバイクブームの以前からのモデルです。昨今のミニベロの大径化て流れでなく、700Cの小径化て流れですかね。アジアン向けのダウンサイジング。

 

これの折りたたみなしのフロントシングルのフラットバーのディスクブレーキのやつを出せへんかなー、10万くらいで。

 

24インチのオリジンは100年前のビアンキ?

 

で、この24インチの折りたたみバイク、ぽっと出の企画先行みたいに見えますが、なんと100年以上前から存在します。

 

それがこちらです。以下の画像はからの引用です。

 

Bianchi 軍用携帯自転車

Bianchi 軍用携帯自転車 1912モデル ~ bsamuseum.wordpress.com

 

製造元はイタリアの名門ビアンキです。軍用車両です。

 

これは第一次世界大戦真っ只中の1915年の英字の雑誌か新聞の写真です。

 

使用例

使用例 ~ bsamuseum.wordpress.com

 

イタリアンアーミーの行軍か模擬戦かのワンショットです。折りたたみ方は中折れ式です。ヒンジ部は現在のものとほぼ変わりません。

 

今のと変わらないヒンジ

今のと変わらないヒンジ ~ bsamuseum.wordpress.com

 

BBの構造もほぼ変わらないな~。クランクはコッタードタイプですか。

 

フロントです。左のシステムはサス? ブレーキ?

 

フロントサスとクイック?

フロントサスとクイック? ~ bsamuseum.wordpress.com

 

クイックリリースにしか見えないハブ止めの部品も気がかりです。自転車史的にはカンパニョーロの創業者のイタリア人カンパニョーロさんが1927年に発表した、てことですが、by Wikipedia。

 

どっちかていうとスルーシャフト?

 

こっちはリアサスとバネサドル。

 

リアサスペンション

リアサスペンション ~ bsamuseum.wordpress.com

 

うしろのフックはボトルケージじゃなく、リュック用です。サドルは本皮でしょうね。固そう。

 

そして、タイヤはチューブレスのノンパンクタイヤ、こみこみ16kg・・・ただのオーパーツですやん、ははは。

 

ビアンキがベリーグレートでした。

 

さすがの軍用です。実用面の完成度は現代のものに勝るとも劣りません。

 

フル装備です。

 

フル装備

フル装備 ~ bsamuseum.wordpress.com

 

METAL MAXとかMETAL SAGAにありそう、ははは。

 

 

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