【2026年9月30日発表】V NEOBANKサービス終了の全貌:2027年3月「イチョウ支店」移行と11月ポイント改悪の損益試算
2026年9月30日、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)はV NEOBANKを2027年3月28日に終了し、翌29日から新サービス「イチョウ支店」へ移行すると発表。口座・預金は消えないが、2026年11月1日のポイント改定(被振込半減・普通預金50pt廃止・チャージ対象外化)と2027年2月28日のVポイント付与終了により、ポイント目的の運用は実質的に段階終了。10月末までの取引の洗い出しと代替ルートの準備が必須となりました。
📋 結論:終了するのは「V NEOBANK」サービスであって、銀行口座ではない
2026年9月30日、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)は、V NEOBANK(Vポイント支店)を2027年3月28日に終了し、翌29日から新サービスへ移行すると発表しました。「サービス終了」と聞くと口座を作り直す必要があると誤解されがちですが、発表の構造を正確に捉えると話は違います。
| 評価軸 | 内容 |
|---|---|
| 変わらないもの | 口座そのもの・口座番号・支店番号・円普通預金などの預金・振込・ATMサービス。すでに持っているVポイント残高も消えません |
| 変わるもの | 支店名(Vポイント支店 → イチョウ支店)、特典の軸(Vポイント → キャッシュバックポイント予定)、デビット還元の対象範囲、被振込・普通預金のポイント条件(2026/11/1改定) |
| やること | 口座解約・新規口座開設は原則不要。必要なのは取引の洗い出しと、11/1改定・2/28付与終了へのスケジュール設計 |
🗓️ 移行タイムライン:先に押さえるのは「11月1日」と「2月28日」
多くの報道は「2027年3月に終了」と伝えますが、ポイント目的の利用者にとって本当の締切日は2つあります。2026年11月1日(改定)と2027年2月28日(付与・利用の最終日)です。
| 日程 | 何が起きるか |
|---|---|
| 2026年11月1日 | ポイント制度が先に改定。デビットは1.5%→1.25%(同日以降に銀行へ到着する売上確定データから適用)。他社決済サービスへのチャージなどが還元対象外へ。被振込は1件20pt→10pt(同日入金分から)。円普通預金10万円維持の50ptも廃止 |
| 2027年2月28日 | 銀行でVポイントを貯める・使う最終日。カードローン返済への充当やスポーツくじ購入へのポイント利用も、この日までに完了した取引が対象 |
| 2027年3月1日〜28日 | 移行前の約1か月は別のポイントへ。対象取引にはキャッシュバックポイントを付与予定。ポイントによるカードローン返済・スポーツくじ購入は不可 |
| 2027年3月28日 | 現行の「V NEOBANK」が終了(CCCライフパートナーズとの銀行代理業委託契約の終了)。銀行口座がなくなる日ではありません |
| 2027年3月29日 | 新サービス「イチョウ支店」へ移行予定。口座番号・支店番号はそのまま。デビットは継続・還元率1.25%予定だが、何に対して1.25%が付くのかは未発表。「Vポイント1.25%がそのまま続く」という意味ではない点に注意 |
📉 2026年11月1日ポイント改定の損益試算:月間いくら消えるのか
改定は「サービス終了の前触れ」として読むべきですが、影響そのものは11月1日から始まります。構成要素ごとに損失を定量化します。
📊 構成要素別の月間変化
| 運用要素 | 改定前 | 改定後(2026/11/1〜) | 月間変化 |
|---|---|---|---|
| 被振込(他行からの振込受取) | 1件20pt・月上限500pt | 1件10pt・月上限250pt | 上限到達者は −250pt |
| 円普通預金10万円維持 | +50pt/月 | 廃止 | −50pt |
| デビット日常決済(月3万円利用の例) | 1.5%(450pt) | 1.25%(375pt) | −75pt |
| 他社決済サービスへのチャージ(ANA Pay等) | 付与対象 | 対象外 | 実質0%(ルート閉鎖) |
🧮 利用パターン別の月間損失シミュレーション
| タイプ | 月間損失目安 | コメント |
|---|---|---|
| 被振込メイン(月10件振込+残高10万円維持) | −300pt/月(年間−3,600pt) | 「口座におくだけで貯める」設計が半減〜消滅。最多パターン |
| デビット日常決済メイン(月3万円) | −75pt/月+チャージ分の全滅 | 還元率低下と対象外化の二重打撃。用途次第で乗り換え優先 |
| チャージルート起点(クレカ→デビット→ANA Pay等) | 実質−100% | 2026/11/1でルート閉鎖。代替検討は最優先項目 |
| 複合ヘビー運用 | −300〜400pt/月規模の実例報告あり | 被振込500→250pt+普通預金50pt廃止+デビット差の合計で月300pt超消失の試算も |
🛡️ タイプ別対策:10月末までにやること(順番つき)
急いで解約する必要はありません。自分がV NEOBANKを「銀行口座」として使っているのか、Vポイントを貯める装置として使っているのかで、確認する順番を分けると整理できます。
| ステップ | アクション |
|---|---|
| ① 取引の洗い出し | 被振込・即時決済・口座振替・デビットなど、毎月続けている取引を確認。11/1の改定と2/28の付与終了を別々に予定へ入れる |
| ② 銀行内ポイント利用の締切確認 | カードローン返済への充当・スポーツくじ購入にポイントを使う予定があれば、2027年2月28日までに完了。提携先で使うVポイントまで使い切る必要はない |
| ③ チャージルートの代替準備 | V NEOBANKデビット起点のANA Pay等へのチャージは11/1で対象外。使っていた場合は交換ルートの見直しと代替起点(高還元デビット等)を検討 |
| ④ 移行先の比較開始 | 下の比較表を参考に候補を絞る。ただし口座の解約はしない。新サービス特典の発表を待つ余地がある |
| ⑤ 振込登録の見直しは後回しでOK | 口座番号・支店番号は不変。支店名表示の変更(イチョウ支店)の詳細案内が出てから、給与振込先や他行の登録済み振込先を確認。今すぐ設定を消す必要はない |
🏦 引っ越し先候補の比較
| 候補 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|
| 第一生命NEOBANK | 被振込・口座振替型の「置くだけで貯める」運用を代替できる。V NEOBANK改悪後の定番候補として複数の解説媒体で言及 | 被振込の上限・対象振込の条件を要確認。乗り換え時の案件締切と条件変動に注意 |
| ヤマダNEOBANKデビット | 常時2.0%の高還元デビット。チャージ起点として残る有力候補 | 口座残高200万円以上の維持条件。万人向けではない |
| 三井住友Olive | Vポイントを日常決済で継続的に貯めたい人の定番。銀行・カード・ポイントをまとめて使える設計 | 年会費・還元条件はV NEOBANKとは別設計。単純な1対1比較はできない |
| 新サービス(イチョウ支店) | 手間ゼロ・口座継続。2027/3/29以降もデビット1.25%予定 | 特典はキャッシュバックポイントへ変わる予定で詳細未発表。期待値は低めに設定 |
❓ よくある質問(FAQ)
Q. V NEOBANKの口座や預金はどうなりますか?
A. 口座はなくなりません。2027年3月29日からは支店名が「イチョウ支店」に変わりますが、口座番号・支店番号はそのままで、預金・振込・ATMサービスは継続予定です。口座解約や新規口座開設は原則不要です。なお、レモン支店など通常支店の口座を持っている場合も、Vポイント支店の口座がイチョウ支店へ変わるだけで、通常支店口座は今回の移行の対象外です。
Q. 貯めているVポイントは消えてしまいますか?
A. 消えません。終了するのは「銀行取引でVポイントを貯める・使う」仕組み(2027年2月28日で付与・利用が終了)であり、すでに持っているVポイント自体は提携先で引き続き利用できます。3月以降は「銀行での獲得・利用」と「提携先での利用」を分けて考えましょう。
Q. 今すぐ解約すべきですか?
A. 推奨しません。新サービス(キャッシュバックポイント)の付与条件・使い道が未発表のため、まずは2026年11月1日改定後の実際の付与を確認し、代替ルートの準備をした上で判断するのが合理的です。銀行取引でポイントを貯めることを目的に新規口座を選ぶなら、特典終了が決まっているV NEOBANKだけにこだわる理由は薄くなりましたが、既存口座の解約は新サービスの内容を見てからでも遅くありません。
Q. 被振込ポイ活の代替としてどこへ引っ越すのが良いですか?
A. 被振込・口座振替型の運用を継続したいなら第一生命NEOBANKが候補として挙がります(上限・条件の確認は必須)。チャージ起点を探すなら高還元デビット(ヤマダNEOBANK 2.0%など・残高200万円条件あり)や、FamiPay/POSAルートの現状確認も有効です。移行先は「月間損失をいくらまで許容するか」で決めてください。