Vittoria Rubino Pro GでMTBのチューブレスホイールをクリンチャー化

この半年のメインタイヤはパナレーサーのグラベルキングSK 700x40cです。

 

Panaracer Gravel King SK 700-40

Panaracer Gravel King SK 700-40

 

セミスリックなノーマルグラベルキングのツブツブノブ付きトレッドバージョンがSKです。38cと40c(43cに改定?)のみがTLC=Tube Less Compatibleです。

 

これがそろそろ交換時期にさしかかります。タイヤ漁りの季節です。

 

 

意味不明? MTBチューブレスを25cクリンチャー化

 

初代中華カーボンホイールの下限がこの40c前後のグラベル系タイヤになります。それ以下の細タイヤをはめても、高圧にできません。タイヤ側の推奨空気圧とかけはなれちゃいます。

 

そもそも3bar以上でタイヤがHOOKレスリムから吹き飛びます。ほら、ビード受けの返しがありません。

 

リムをクリーニング

リムをクリーニング

 

いろんな種類のタイヤであれこれ試しますが、3bar以上に上げると、タイヤバスターの危険性をともないます。

 

このホイールを購入した当初に最初で最後の走行中タイヤ外れをやらかしました。バンッ!! て外れます。さいわいホイールも車体もタイヤもライダーもぶじでした。こえ~!

 

以来、2.75barまで下げて、数千キロをノートラブルで過ごします。30c以上のチューブレスタイヤは3bar以下でそこそこ転がります。

 

右のセミファットのブロックタイヤはヘビー級ですが、左のSchwalbe G-oneは2.35インチで480gです。2barでボールみたいによく転がります。

 

トレッドは小さいドットのノブです。卓球のラバーかバスケットボールみたいなふんいきです。実際にバスケットボールみたいにボヨンボヨンできます。

 

29er=ETRTO 622=700C WO

29er=ETRTO 622=700C WO

 

ナローリムの中華カーボンを調達

 

で、これに乗り飽きると、さらなる軽さとキワドサを求めて、二代目中華カーボンホイールを購入しました。フロント615g、リア725gの超軽量チューブレスホイールです。

 

フロントホイールは615g

フロントホイールは615g

 

このリムの内外が22-27mmです。初代の28-35mmには700x40cを使えました。単純計算でこれには33mm前後のタイヤをはめられましょう。

 

で、700x30cのChallange ALMANZOを仮セットします。

 

Challange ALMANZO 700x30c

Challange ALMANZO 700x30c

 

先代にははまりませんが、二代目にはまります。で、ビードが上がっちまえば、万能全能STANSのシーラントでチューブレス化が可能になります。大さじ2杯強、35mlでOK牧場です。

 

おなじみ? シーラント移植です。

 

シーラント移し

シーラント移し

 

HOOKレスの3barのかべ

 

要注意ポイントは空気圧の上限です。この700x30cを4barまで上げると、タイヤをBAN!!!できます。ぼくはもう慣れまして、ふろ場で空気圧実験をします、ははは。

 

ちなみにタイヤがBAN!てはずれても、リムはぜんぜん平気です。カーボンリムはそんなにやわじゃありません。てか、リムが壊れる前にビードが外れます。ストッパーがないから。

 

逆にON HOOKEDのカーボンリムを高圧にしすぎると、チューブの内圧でビード受けをバリバリやっちゃいます。タイヤのビードのケブラーやワイヤーはがんじょうです。

 

で、最終的に『HOOKレスリムの空気圧のセーフティゾーンは3bar以下だ』て結論が出ました。40c=2.5bar、30c=2.75barが安定です。

 

これより細いタイヤは高圧でしかその持ち味を発揮できません。ビードを上げられて、チューブラー化できても、空気圧を適正まで持っていけません。

 

チューブで高圧に

 

解決策はチューブです。チューブを入れれば、30c以下のタイヤを使えます。もちろん、イレギュラーです。メーカー非推奨のグレーなDIYです。

 

まあ、使えれば使えます。使えなければ使えません。ほんまにやばいやつは一瞬で分かります、こら、アカンわ、て。

 

今年の最悪のDIYはこれです。カマキリハンドルのうさハン化です。完全に血迷いました。

 

うさハン

うさハン

 

きよくただしくオフロードのHOOKレスリムをオンロードタイヤでチューブドクリンチャー化しましょう。

 

Vittoria RUBINO PRO Gをゲット!

 

さて、今回の主役はクリンチャータイヤです。ちまたの自転車乗りにはおなじみの組み合わせですが、ぼく的にはひさびさの顔ぶれです。

 

現時点でメインはチューブレス、サブはチューブラーです。チューブレスの補修用にTIOGAのチューブをバッグに忍ばせますが、幸か不幸かノートラブル、ノーパンクで4000kmを走ります。

 

で、上記のグラキンSKがそろそろ寿命を迎えます。何回かグラベルやトレイルを走りましたし、スキッドで遊んだり、トリックでガリったりしました。

 

チューブレスの30c前後をセットしても、あきらかな乗り心地の変化を出しかねます。20c台のロードバイクタイヤがターゲットになります。

 

新ホイールのリムと数値の上でセミ・ツライチになるVittoria Corsaの28cやSchwalbe Pro One 28cを取り寄せようかと思いますが、国内価格の割高さ、海外通販の納期の遅さにうーんとなります。

 

ウエパで見つけたお徳用

 

で、80周年ラストセール中のウエムラサイクルパーツでこれを見つけました。

 

Vittoria Rubino Pro

Vittoria Rubino Pro

 

Vittoria Rubino Pro Gとチューブの限定セットです。タイヤとチューブが二本ずつ同梱します。税別5600円、税込6048円です。

 

Rubino Pro単品が3000円前後です。チューブ付きでこの価格はお買い得です。グラフェン入りの現行モデルのやつです。なんでこんなお徳用が売れん?

 

候補のひとつだったパナレーサーGillarとSOYOラテックスチューブの超軽量セットは計画倒れになりました。15000円になってしまいます。おふざけのレベじゃない。

 

セット内容です。タイヤ2本、チューブ2本です。チューブのバルブはVittoriaのネジネジなしのタイプです。根元のキャップがありません。

 

ルビノプロセット中身

ルビノプロセット中身

 

幅はロード界のザ・トレンド、25cワイドタイヤです。C17のワイドリムが本来の相方です。何の因果か悪い大人の手でC22のチューブレスリムに嫁がされます。

 

話題のグラフェンタイヤのうわさ

 

事前の調査では「グラフェン入りのVittoriaの現行ロードタイヤはわりと広がる」て情報がちらほら出てきました。

 

タイヤのメーカー公称カタログ値のサイズと実寸はブランドやモデルでばらばらです。Gillarは細めに出ますし、GP4KSIIは太めにでます。

 

今回のチューブレスホイールのクリンチャー化のメインテーマの一つが大外27mmのリムとのツライチです。装着実寸27-28mmのタイヤが理想的です。

 

このRubino Proの適正空気圧は7-9barです。サブのチューブラーは6barのまったり仕様です。これを上回るのが最低条件です。

 

さあ、どうなる、イレギュラークリンチャー?!

 

目指せ7bar

 

HOOKレスリムに空気を入れすぎると、タイヤをバッカーン!! て吹き飛ばせます。内側の空気がビードの隙間からいっぺんに吹き出ます。そこそこの爆発音がします。耳がキーーーーン!!

 

これを何回か経験しますと、3bar以上のポンピングにはひやひやします。バラエティ番組のドキドキ風船爆破ゲームみたいなノリです、ほんとに。

 

チューブドではこのドキドキ感がなくなります。空気圧が上限を超えると、ビードがずれて、チューブがむにょっと出てきます。実際に30cのタイヤと太めチューブは5.5barでそうなりました。

 

リムのHOOK=ビード受けの返しがなくても、空気圧はそこそこ上がります。チューブはびよびよ伸びますが、タイヤはそんなに伸縮しません。

 

が、6bar以上は未知の領域です。RUBINO PROの適正下限の7barまでぶじにシュコシュコできましょうか? ドキドキのゲームが幕をあけます。

 

チューブとタイヤをふつうにつける

 

チューブとタイヤの取り付けはふつうです。低圧時&緊急時のチューブの使用は想定内です。また、チューブレスリムテープはふつうのリムテープを兼ねます。

 

チューブレス化したあとのリムテープはこんなです。スポークニップルのホールの部分がへこみます。エアもきれいに抜けました。

 

密着したチューブレスリムテープ

密着したチューブレスリムテープ

 

ふつうのクリンチャーリムテープは一巻き15g以上です。STANSのチューブレスリムテープは一巻き5gです。軽量化に使えます。

 

リムの仕上げはきれいです。へんなバリやギャップはありません。

 

通し番号

通し番号

 

カーボンのささくれはガラス状の破片です、ちくちく刺さります。ざつなリムでは内側パンクはままあります。対処法はうっすらやすり掛けで均すことです。

 

ここにタイヤをはめて、チューブを入れます。ふつうです。ポイントはロゴの位置と回転方向の指定です。たいていタイヤサイドに”ROTATION”の文字と矢印があります。ないのは前後対象です。

 

このRUBINO PRO Gには回転方向の指定がありました。そのよこに”MOUNT ONLY ONHOOKED RIMS”の文章が見えます。あいきゃんのっとすぴーくいんぐりっしゅ!

 

タフネスカーボンホイール

 

実際問題、イレギュラーセッティングのトラブルの極致はせいぜい走行中のタイヤバッカーンでしょう。たかが知れます。

 

トライアルバイクライダーのDanny MacAskillがカーボンホイールの耐久実験をします。

 

 

こんなふうにちょっとやそっとじゃ壊れません。ホイールだけで意外に走れます。before afterでカーボンのイメージが変わりました。

 

で、取り付けにタイヤレバーを使うと、せっかくのテープを痛めちゃいます。手で地道にねじこみました。ミニベロの細タイヤを通過したものにはすべてのタイヤがやわらかく思えます、ははは。

 

ドキドキの空気入れ

 

さあ、ドキドキワクワク空気入れタイムです。未知の体験には胸が高鳴りますね?! チューブ噛みを念入りにチェックして、ポンプアップします。おなじみのパンパン音が鳴りひびきます。

 

ビードの具合をたしかめながら、ピストンを続けます。5bar・・・6bar・・・・やけくそだめおしの7barだあ!! ヒャッハー!!

 

行けました。

 

7bar達成

7bar達成

 

前後のいずれがノートラブルで7barに達してしまいました。膨張チューブがハラワタのようにでろんとはみ出てきません。

 

ビード受けのめんもくがありません、ははは。

 

装着実寸28mm! ビバ・ツライチ!!

 

RUBINO PRO Gの7bar時のツライチ度を見ましょう。デジタルノギスで実測します。

 

ツライチッシモ

ツライチッシモ

 

27mm台が出ました。1mm以上のギャップはありません。ブラボーです、真正ツライチ、ディモールト・ツライチッシモです。事前の予想のとおりの結果です。

 

新素材のグラフェンのおかげでVittoria G系は全体的にやわめのようです。トレッドがリム外幅に準じる?

 

だめ押しで30分ほど放置して、異常なしを確認して、10kmのテストライドに出かけました。上り、下り、流し、小段差、小ジャンプetcetcをしまして、ぜんぜん不安を覚えません。

 

チューブレスのチューブドクリンチャー化は大成功です。

 

ひさびさのクリンチャーのお味は?

 

ぼく的にはひさびさのブチルチューブxクリンチャータイヤです。サブのSchwalbe One 24mmのチューブラーはこれに似ますが、うちのモデルは一世代前のやつです。

 

好評なグラフェン入りコンパウンドのVittoriaのタイヤの乗り心地に期待がふくらみます。おまけに初代ホイールとグラベルタイヤの組み合わせから600g以上の軽量化がハードルを跳ね上げます。

 

リム、タイヤ+チューブ、いずれの目安重量が300gちょっとになります。足回りの総計は650g以下でしょう。BOOSTハブでは最軽量級です。

 

なにかと惜しいクリンチャーシステム

 

しかし、漕ぎ出しの初っ端から乗り心地のとぼしさが心にずきんとひっかかります。圧を少し下げても、同じ感覚に見舞われます。

 

5barまで下げれば、まあまあ乗れます。6barはスポーツ、7barは荒行です。ガッタンガッタン、ゴツゴツ、トトントントントーン! ファッキン! ネバースポーツ! ノーモアbar!

 

これは完全にチューブのせいです。ゴム感ですか。それがはっきり分かります。低圧チューブレスから乗り換えると、なおさらにこのゴム感を強く感じられます。

 

で、総合的な印象が「惜しい!」てところに落ち着いちゃいます。グリップはあって、転がりはふつう、軽さはそこそこ、耐久はありそう、高得点の良心的なタイヤです。

 

しかし、チューブが足をひっぱります。タイヤ本来を持ち味、特性、良さを損ねます。クリンチャーシステムの宿命です。

 

チューブはカレー

 

タイヤが250g、チューブが70gです。重量比で20-30%がタイヤ以外の異物です。実際、チューブは疑似的な混ぜ物みたいなものでしょう。乗り心地はピュアなチューブレスに劣ります。

 

スニーカーからブーツに履き替えた、みたいな感覚のギャップはあります。ゴム、ああ、ゴム・・・タイヤの本来の風味が消えます。火を入れすぎた黒毛和牛です。素材の持ち味があ!! グラフェンがかすむ。

 

極論、チューブ=カレーです。カレーが混ざると、料理の全体がカレー味になります。チューブが入ると、足回りの全部がブチルゴム味になります。タイヤの持ち味が80%ぐらいまでダウンします。

 

ラテックスはこれを解決しますが、煩雑で高価です。次点のパナレーサーのR’AIRチューブも値上げ値上げで軽量ブチルの2倍の高級品になっちゃいました。

 

そして、いずれの乗り心地がチューブレスorチューブレス互換+シーラントに勝てません。極論、ママチャリ、クロスバイクの延長線上です。

 

ブチル内蔵チューブラーさえがこの域を出ません。6bar以上はスポーツか短距離お買い物用です。ホビーの気楽さはありません。

 

schwalbe one チューブラー推奨空気圧

schwalbe one チューブラー推奨空気圧

 

ラテックス内蔵タイプはさだかじゃありませんが、ふつうのチューブラータイヤの風味はクリンチャータイヤと変わりません。ブチルゴムフレーバーです。タイヤ本来の持ち味が損なわれます。

 

数値派にはクリンチャー、感覚派にはチューブレス

 

数値重視、実用重視の人にはクリンチャーが有利でしょう。このRubino Pro G+ 25cみたいなオールラウンドタイヤは非常に実用的です。コスパは上々だ。走行距離を稼げます。元を取れる。

 

でも、感覚、フィーリングを重視するぼくみたいなホビーチャリダーはチューブレスの乗り心地に旗を上げてしまいます。走行データを見返すとかしません。その日のぼんやりした気分がすべてです。

 

ブチルチューブが80%にしてしまうタイヤの持ち味をチューブレスは90%でとどめられます。タイヤが80点であれば、チューブド=90×0.8=72点、チューブレス=90×0.9=81点です。

 

チューブラーはホイールとリムの軽さで内蔵チューブのハンディを緩和できまして、総合的性能でクリンチャーホイールxタイヤxチューブのトリオを上回れます。

 

でも、ハイエンドチューブラーさえが乗り味でチューブレスに劣ります。内蔵であれ、後付けであれ、異物は異物、混ぜ物は混ぜ物です。もちろん、使い勝手は最悪です。

 

ラテックス内蔵のハイエンドチューブラーで一発勝負のレースやイベントに出るのがチューブラーの花道でしょう。万人向けのポピュラーグッズじゃありません。

 

・・・チューブレスチューブラーてのはまだないか? チューブラークリンチャーを世に送り出したTUFOなんかがやってくれないかな~。

 

今回の実験結果からこのRUBINO PROはぼくの最後のクリンチャーです、おそらく。ロードを買うにしても、チューブレスにします。

 

チューブドで5bar、4barにしちゃうと、リム打ちにひやひやしちゃいますからねえ。でも、6bar以上ははなしにならない。リム打ちを覚悟して、4.5barで常用しますわ。

 

30c以下のタイヤはアスファルトでは活き活き活きノビノビしますけど、路側帯や路肩ではめっきりぽんこつになります。ぼくのメインラインはそこだのに!

 

個人的に舗装のつなぎ目やグレーチングを気軽に乗り越えられないのが致命的です。くしくも一般的なグレーチングのすきまは25-27mmです。オー、細タイヤキラー!

 

蓋隙間27mm

蓋隙間27mm

 

あと、高圧タイヤの跳び石が小心ハートにちくちく引っ掛かります。実際、BB弾クラスの破壊力です、跳び石。

 

シクロの35c前後のチューブレスを取り寄せてみるかな~。か、パナの無印グラキンをチューブレス化する。

 

あ、ちなみにRUBINO PROはよいタイヤです。普段使いでは最強レベです。上記のCONSはクリンチャーシステムへの不満です。

 

6000-7000円のパックを見つけて買いましょう。グラフェン入りの有無のチェックを忘れないで。Vittoria G+モデルは前世代とは別物です。

 

 

うーん、海外ブランドのタイヤの国内定価は典型的なふっかけプライスです、ははは。急がない人は海外通販で買いましょう。