チューブレスをチューブラー化 悪夢のタイヤシステムは機能するか?

MTB、オフロード自転車の足回りはチューブレスorチューブレスレディです。この後発システムがトップレーサーからライトユーザーまですっかり浸透しました。空気入りチューブは過去の遺産です。

 

フックレスのいざない

 

で、この数年にチャリダーをはじめたぼくは最初の一本目からチューブレスリムをゲットしました。中華カーボンです。

 

ニップル穴なしでテープレスリム

ニップル穴なしでテープレスリム

 

ニップル穴なしのホールレスで、タイヤのビードの返しなしのフックレスで、空気入りチューブなしのチューブレスです。

 

返しありのチューブレスは前からありますけど、このつるぺたのフックレス設計はわりに最近のものです。メーカーものはENVEとかになります。リム一本が10万です。価格がファンタジーだ。

 

対照的に中華カーボンのオフロードのホイールのリムはこのフックレスモデルの独壇場です。返しありのものはほぼ見つかりません。

 

チューブラーにつうじるシンプルさ

 

これを使って、とくに不満をおぼえず、二本目の買い足します。軽量タイプのフックレスのチューブレスホイールです。

 

チューブレスリム

チューブレスリム

 

こちらはホールありのシンメトリックリムです。おなじみのSTANSのチューブレステープであなをふさぎます。

 

リム内径は22mm、外径は27mmです。ハブはBOOSTです。前後セット重量はざっと1350gです。レーゼロカーボンとどっこいです。

 

リムの単品は300g以下です。チューブラーリムみたいなかるさです。

 

中華カーボンのMTB用フックレスリム 295g

 

このかるさを活かして、ツーリングやロングライド用に使います。チューブなしでは3barでタイヤがぱっかーんてふきとびますが、チューブありでは6-7barがふつうにOKです。

 

7bar達成

7bar達成

 

ただし、空気圧が7bar以上にあがると、たまにチューブがビードからはみ出て、かみこみバーストが発動します。ぼくはサイクリング中に一回だけやっちゃいました。

 

クリンチャーにげんなり

 

そのほかの脱輪やリムの破損やタイヤの故障はとくに起こりません。パナレーサーのジラーや超軽量チューブのTubolitoをつかえば、ロードのクリンチャーの足回りの重量をかるくしのげます。

 

パナレーサージラーをBOOSTホイールに

パナレーサージラーをBOOSTホイールに

 

おまけにDBでブレーキの不安はありません。がしがし止まれてさくさく走れるずるい足回りです。

 

で、このチートフックレスリムをホイールの手組の練習に何回か使いまして、その形状をまじまじながめると、ふとこんな幻聴におそわれます。

 

フックレスリムがいざなう

フックレスリムがいざなう

 

「なんかチューブラーが入りそう」

 

そう、つるペタのフックレス設計は返しありのフックドリムやピュアクリンチャーのリムよりシンプルです。

 

チューブラーリムのくぼみはこんなです。

 

リムセメントのカス

リムセメントのカス

 

返しはありませんし、ぞくに『耳』さえがありません。タイヤのマウント部分はあさいすり鉢状です。ここにセメントやテープでタイヤをくっつけます。チューブラーの正体は糊付けタイヤです。

 

で、あさいすり鉢状の耳なしチューブラーリムに糊でぴたって接着できるなら、耳ありのフックレスにぴたって装着できないか? 結局、固定はタイヤの内圧と糊の粘着だし。

 

おあつらえむきにたんすの上のScwalbe One HTが目に留まります。

 

例のポンプでチューブラーを高圧に

例のポンプでチューブラーを高圧に

 

おふるの予備用のタイヤです。リムセメントがタイヤのふんどしにしっかりのこります。材料がものの1分でそろってしまいました。

 

チューブレス x チューブラー

 

・・・ふと気づけば、公園にいます。

 

チューブレスリムとチューブラータイヤ

チューブレスリムとチューブラータイヤ

 

使いまわしのチューブラーはかんたんにかぽかぽはまります。セメント処理済みのチューブラータイヤの着脱はチューブドクリンチャーよりぜんぜんらくちんです。

 

かんたんにはまるチューブラー

かんたんにはまるチューブラー

 

で、タイヤをぎゅむぎゅむして、センタリングします。

 

ふんどし見ながらセンター出し

ふんどし見ながらセンター出し

 

リム幅は22-27mmです。この内径に釣られて、23cのパナレーサージラーは25mmに、25cのRubino Proは28mmに広がります。

 

チューブラータイヤの構造はまんまるです。リム幅には釣られません。このSchwalbe One HTは24mmです。リムの外幅よりひとまわり細いサイズです。

 

タイヤ幅は不動

タイヤ幅は不動

 

つまり、ワイドリムの恩恵、タイヤのワイド化とエアボリュームの増大の効果はこのシステムにはあらわれません。メリットはチューブなしで超高圧にできることでしょう。

 

例のポンプのもうついを一蹴したLezyne Pressure Driveでしょこしょこ空気入れしました。

 

お外で空気入れ

お外で空気入れ

 

タイヤはぶりんて裏返りません。リム内にきちんとおさまります。

 

フックレス x チューブラー

フックレス x チューブラー

 

この状態はセメント付きのスペアタイヤ+ベッドなしのリムのセットにそっくりです。+耳。上述のチューブ+クリンチャーよりしっくりきます。まあ、どっちもイレギュラーですけど。

 

で、これをBOOSTのMTBフレームにのっけます。ぐちゃぐちゃMIXです。あー、リムナットを忘れてしまった。

 

悪夢のハイブリッドシステム

悪夢のハイブリッドシステム

 

試走の手ごたえはふつうです。あやういふんいきはとくにありません。チューブラーリムよりこっちのが上だあ?

 

しかし、くだんのとおりのワイドリムの恩恵がこれでは出ません。あと、フックレスリムには返しはありませんが、耳はふつうにあります。リム打ちパンクの可能性はクリンチャー並みにありえます。

 

じゃあ、なんでやったし・・・